研究の動機 さわるとパタパタと葉を閉じる様子が面白く、小学2年生の時からおじぎ草の研究を始めた。今回が第4弾の研究になる。さまざまな刺激におじぎ草がどう反応するのか、研究第2弾までにたくさんの実験をした。その結果、おじぎ草は刺激を受けると反応するけれど、自然界で当たり前の雨や風、虫による刺激にはあまり反応しないことがわかった。特に興味深かったのは、雨への反応だ。水への反応を確かめる実験の最中に、雨が降ってきた。すると水の刺激では葉が閉じていたのに、水の刺激がなくなり雨粒が当たるだけになると葉は開いた。そこで研究第3弾は、雨がおじぎ草にとって刺激ではないのかを調べてみた。その結果、おじぎ草にとって雨は、葉を閉じるための刺激ではないことがわかった。 刺激について考えるうち、もしおじぎ草に刺激された感覚がなかったら、と思うようになった。研究第4弾の今回は、おじぎ草の感覚をまひさせる実験を行った。