タグ

農業と建築に関するwhaleboneのブックマーク (1)

  • 赤城山南麓の稚蚕飼育所 - 日本すきま漫遊記

    群馬県の農村地帯を行くと、ほとんど小字につき一箇所くらいの密度で、稚蚕共同飼育所の遺構を見ることができる。稚蚕共同飼育所とは、カイコの1齢幼虫~3齢幼虫まで(=稚蚕)を飼育するための施設である。稚蚕は体が小さいため狭い場所で多量に飼育できる。群馬県では戦後、複数の農家が共同で飼育する効率的な飼育方法が広く普及した。特に、押入れのような小部屋で温度管理をしながら集中飼育する方式は、群馬県蚕業試験場が開発したといわれる管理方法で、その方式にしたがった共同飼育所が県内に無数に作られた。 その後、養蚕の衰退にともなって、集落単位での稚蚕共同飼育は消滅した。もちろん現代でもカイコの初期の育成は稚蚕共同飼育だが、飼育は農協などで実施され、農家が携わることはなくなっている。 昭和末期には集落単位の飼育所はほとんどがその役割を終えていた。だが、柱のない大スパンの構造を持ち、密閉性にも優れた建築であったため

    赤城山南麓の稚蚕飼育所 - 日本すきま漫遊記
  • 1