私が属している(社)日本山岳会には、いくつかの同好会や研究会があり、山登り以外のことも楽しんでいる。その研究会の1つに「山の自然学研究会」がある。 「山の自然学研究会」は、「この山はどうしてできたのか」、「この高山植物はなぜここに咲いているのか」など、山に関する自然科学的な疑問を探求するクラブである。合せて自然保護活動を行っている。毎年十数回の山行・研修会を行う。 昨年は、長野県大鹿村の中央構造線博物館を訪ね、付近の中央構造線の露頭(地表から観察できる場所)を見学した。今年はそこから西に進んで、愛知県と三重県の中央構造線を観察する。 同好の士にとって、とても楽しい旅である。 (2004年11月)