Something Orange エロゲに求めるものは、エロでも萌えでも泣きでもない エロも萌えも泣きも、単に語りやすいから語られているだけであって、それらをエロゲの本質だと感じている人ってそんなにいないと思います。カウンターカルチャーとしての要素も同様。それらはミステリィにおけるトリックみたいなもので、たまたま記憶に残りやすいのでトリックについて語っているうちに自然とトリック至上主義者になってしまった、みたいなことが多いのではないでしょうか。 つまり、エロゲの中でも「泣けるエロゲ」が大きな位置を占めるようになった背景には、作品の性質上、「泣けた」とか「感動できる」みたいな画一的で記号的な感想を量産されたことによるユーザの「声の大きさ」があったんじゃないか、と思います。 もちろん、声が大きければ良いというわけでもありません。声の大きさを笠に着て薦められるのが不愉快だとか、ノイズが増えるとか