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ブックマーク / keya1984.hatenadiary.org (7)

  • 男女論と部落問題について(1) - Backlash to 1984

    私がこれまでネット上で見た言説の中で、「いまだに部落や在日が弱者だというのか!あいつらこそ優遇された強者ではないか!」とか「税金も払わないホームレスに税金をかけるな!どうなろうが自己責任だ!」といったようなものがある。いずれも「新しい歴史教科書」を支援する掲示板における支持者の投稿で見たものであって、支持者ではない投稿者(私や他の人)との間で、そうした意見と議論になった。今回、またこうした意見を考える機会を得たので、私の考えを少しく述べてみようと思う。たいしたことが言えるわけではないが、あまりにも基礎的なことが誤って考えられているという話なのだ。ただし念のために言っておくが、それらの極論が散見されたからといって、「つくる会」支持者の多くがそうした意見をこそ主張しているとまでは思っていないし、また、こうした意見は「つくる会」の運動に固有のものとも思われない。そもそも私がたまたま見ていたのがそ

    男女論と部落問題について(1) - Backlash to 1984
  • 差蔑ではない差別(その2) - Backlash to 1984

    「差別」の語には「ある人がある人たちに偏見をもって蔑むこと」と「あるひとたちが世の中の仕組みの中で不公平な立場におかれていること」の二通りの用法があること、その二種類の用法から生じる齟齬について差蔑ではない差別 - Backlash to 1984で先述した。これについてブクマに寄せられたコメントをもとに、引き続き述べたい。 以下のやりとりをデフォルトとします。 A「それこそ差別だ!」 B「差別していない!」 A「差別する人ほど差別していないと強弁する!」 B「そういう決め付けこそ差別じゃないか!」 …お互い何を言い争っているか、ここでホンヤクコンニャクを出します。 (1)双方が、「差別」に該当者個人の蔑視や偏見を見て取る場合 A「それこそ人を見下した言い方だ!偏見だ!」 B「わたしはあなたを見下してないし偏見なんか持ってない!」 A「偏見で蔑んでいる人ほどそれを隠して言い張る!」 B「そ

    差蔑ではない差別(その2) - Backlash to 1984
  • 良か良か、死にゃぁせんたい - Backlash to 1984

    http://d.hatena.ne.jp/kmizusawa/20070306/p1 この場合の「寛容さを求める」とは、「このような私に寛容であってほしい。このような私に寛容でない人には、私は不寛容でありたい」ということにほからなない。世情、そのような姿勢をこそ「不寛容な考え方だ」と評するのである。が、これまた世情、そのように評するだけであって、そのような考え方を消えてなくなれとか滅びてしまえとまで思い込むことも稀である。それを「寛容さ」という。 …なぁんてね、大袈裟ですね。私もkmizusawaさん同様、こういった言葉が嫌いですよ。でもそのように嫌っている自分もまたそのように振舞っていたりとか、ですね。でも世の中、嫌なものはいっぱいあって当たり前じゃないですかね。嫌なものは消えてなくなれとか言い出したら終り、だと思いますよ。嫌なことだらけ、嫌な人だらけ、そんなん、誰だってそうですよ。

    良か良か、死にゃぁせんたい - Backlash to 1984
    Listlessness
    Listlessness 2007/03/07
    寛容肝要俯瞰用。言及先をあとで読む。
  • 肉体と機械 - Backlash to 1984

    トカゲの尻尾切りのようになってきたのかそうではないのか柳沢発言。まぁ政治家の進退については好きにすればいいと思うので、せっかくだからこの話題についてもう少し考えてみることにする。そこで今回は、ただ政論としての前回・前々回とは少し趣を変えたい。肉体感覚についてである。私が多く見たのは、「女が子を産む機械だというなら、男は種を撒く機械だろう」というものであった。たぶん、これは「非礼には非礼をもって報いる」ということなのだろう。表現の品や礼の問題から言えば、これは確かに正対称なのだが、どうもそういうことではないようにも思う。ことに女の人で、腹立ちまぎれにそう言い返したところ、思ったより効き目がないことにお気づきになった方もいると思う。そこから考えてみたい。 有り体に言えば、セックスの話である。男が種を撒くといってもそれはセックスのときだけのことで、気持ちが良ございましたの刹那であって、そこまでで

    肉体と機械 - Backlash to 1984
    Listlessness
    Listlessness 2007/01/31
    "子を産みたくない、そういう女の権利を踏みにじるなという声ばかりが目立つ。"そうでもないと思うけど。http://www.nikkansports.com/general/p-gn-tp0-20070130-149039.html
  • 女性ハ神聖ニシテ侵スベカラズ(2) - Backlash to 1984

    先のエントリのコメント欄で、kmizusawaさんから以下のような指摘を受けた。 柳沢発言の解釈がなんか違うように思うんですが。「産む側の女性の数は決まってるから、あとは一人頭何人生むかにかかっている」って意味だと思ったんだが なるほど、そうかもしれない。ただそうなると、話はもっと簡単であって、いよいよ何の問題もないのではなかろうか。個人主義(ことに個人還元主義)の観点に立てば、政府の大臣が政策上のことにからめてこのようなことを言うのは「大きなお世話だ」となろう。しかし少子化対策を講じることは政府の責務とされており、また、男女共同参画社会理念は個人還元主義を斥けて、「個人が産む産まないを決める意思決定も、社会制度の影響を強く受けて左右されるのだから、社会制度を柔軟にすべき」とする社会学的なジェンダー論を下地にしている。ならば、柳沢大臣の先月と今月の発言は、少しも不整合などないであろう。 1

    女性ハ神聖ニシテ侵スベカラズ(2) - Backlash to 1984
    Listlessness
    Listlessness 2007/01/30
    "それは、「女が子を産むのだ」という観念そのものへの非難なのだ。"男性の消去。妊娠は一人でするもんじゃない。"それについては別稿としたい。"別稿待ち。
  • 女性ハ神聖ニシテ侵スベカラズ - Backlash to 1984

    痛いニュース(ノ∀`) : 【政治】 女性=「産む機械、装置」 柳沢厚生労働大臣が発言…自民・島根県議の決起集会 - ライブドアブログ はてなブックマーク - 北海道新聞 社会 - 女性は「産む機械、装置」 松江市で柳沢厚労相 ニュースそのものより、コメント欄のほうが痛い。これはあれだな、「天皇機関説糾弾事件」の時の怒号と同質だと思う(程度が違うだけで)。 「天皇陛下を機関だなどとはけしからん!不敬である!」 「女性を機械だなどとはけしからん!失礼である!」 美濃部達吉が憲法論議の中で、機関という言葉をどのような意味で用いていたかにおかまいなしに、「機関とは何だ!天皇陛下を何だと思っているのだ!」「こういう機関呼ばわりをするところが、この学者の認識の度合いを表しているのだ!」「かような認識の人間を帝大に在籍させるな!」と飛び交った怒号。…それと全く同じ反応ですね。 まぁ、まさかここでいう「

    女性ハ神聖ニシテ侵スベカラズ - Backlash to 1984
    Listlessness
    Listlessness 2007/01/29
    男女共同参画社会ってフェミニストからの評判も芳しくないもの思ってたけど。ツッコミどころがありすぎて。/はてブのコメント欄の中身をこそ味わえって言われると思うよ。
  • ジェンダーフリーはなぜ叩かれたのか - Backlash to 1984

    このようなことを考えている人がいる(私にも話させて)。 「ジェンダーフリー・バッシング」(以下、「」は省く。どう呼んだらいいのでしょうか)の力が強くなっている原因について最近考えている。ジェンダーフリー・バッシングを表立ってやっている連中よりも、来声を上げるべき人々の沈黙・黙認について考えたい。 しかしジェンフリ派はこのようなことを言うのだから(私にも話させて)、叩かれて当然であろう。 『美しい国へ』を読みながら、子供のいない安倍が、子供を持つことの大切さを語るくだりで笑ってしまったが、「ヒトラーのように金髪で、ゲーリングのようにすらっとやせていて、ゲッベルスのように筋骨たくましい」人種的に純粋な子供を育てようというドイツ人の冗談(クーンズの紹介による)のように、イデオロギーの必要性は政治家個人の現実を乗り越える。安倍などある意味では「家族」イデオロギーの被害者だと思うのだが。 子供を持

    ジェンダーフリーはなぜ叩かれたのか - Backlash to 1984
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