携帯電話大手3社の平成25年3月期連結決算が30日、出そろった。KDDIとソフトバンクが、米アップルの人気スマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」の販売好調などで営業増益となった。一方で、アイフォーンを販売しないNTTドコモは営業減益が強いられた。 ソフトバンクは、売上高、営業利益とも過去最高を更新。ソフトバンクの営業利益は10.3%増の7450億円とNTTドコモの営業利益8371億円に迫った。ただ、最終利益はドコモとKDDIが増加する一方で、ソフトバンクは減少した。 ソフトバンクはアイフォーンを中心に契約が伸び、データ通信料収入などが増加した。ソフトバンクの前期の携帯電話契約の純増数は353万件で、NTTドコモの140万件、KDDIの260万件を大きく引き離した。 ソフトバンクは平成26年3月期業績見通しを公表していないが、同日、会見した孫正義社長は「国内事業の営