麻酔科医の年収3500万円は高いか 担当医が語る現状とは 2008年3月21日(金)10:51 医療の崩壊は日本社会が直面する今、そこにある危機です。国が具体的な解決策を示せない中、各病院や自治体は何とか医療体制を守ろうと試行錯誤をしています。 先日、大阪府泉佐野市の市立泉佐野病院で、激務などを理由に一斉退職する麻酔科後任を確保するために、最高で年3500万円の報酬を雇用条件に提示しているというニュースが報じられました。自治体病院勤務医の平均年収は1427万円と、これと比べても泉佐野病院が提示している年収3500万円は突出した額です。 麻酔科医にこの高額な年俸は妥当なのか、また、高額年俸は有効な解決策となるのかがニュース畑で議論されました。 激務の麻酔科医の年俸3500万円は安いか、高いか? より 話題の投稿者は、市立泉佐野病院のような「医師確保のための高額年俸補償はこれから避けら
6/7付回答する記者団記事より、 都内40病院の残業協定、6割で過労死基準超え 最長は年2400時間の武蔵野赤十字病院 これは東京都の40の主要病院の36協定を開示請求を行った結果のようです。記事から一部ピックアップしておくと、 ─ 病院名 所在地 1カ月 3カ月 1年 1 日本赤十字社医療センター 渋谷区 327時間 ---- ---- 2 武蔵野赤十字病院 武蔵野市 200時間 ---- 2400時間 3 (独法)東京医療センター 目黒区 ---- 600時間 1440時間 3 (独法)災害医療センター 立川市 ---- 600時間 1200時間 5 NTT東日本関東病院 品川区 150時間 ---- 1000時間 ふぇぇ、月200時間の年間2400時間か・・・少々魂消ました。36協定にも平日の時間外協定と休日の時間外協定を本来は分けて考えないといけないのですが、そこまで詳細な情報はな
なんていうか死ねばいいって思うようになる ターミナルが来たらもう助からないからどうでもいいだろって思ってしまう.家族がまだ助かる見込みがあるとか言ってるのを見るともう無理だよって絶望させたくなる.未告知に告知したくなる衝動と戦う. 重症患者はどうでもよくなるし,入院処理とか面倒だからこの場で死ねよっていいたくなる.面倒なのでメロペンを使いそうになるけど書類とか面倒なのでゾシンにする.腎機能とか考えるのもだるい.死ねよ もう大人だからこういう感情が渦巻いててももちろん行動には出さないけど,こういうこと考えてる時点でガキなんだろう なんというか人道的で憧れの存在になれなかったからといって仕事やめようとは思わないけど,なんかもうぐっちゃぐちゃ
平成20年3月7日付基発0307006号「過重労働による健康障害防止のための総合対策について」の一部改正についてなる通達が厚生労働省労働基準局長名で発せられております。これは平成18年3月17日付基発0317008号「過重労働による健康障害防止のための総合対策について」の一部改正版です。書いてあることは立派なので今日はここから入ります。 まずは冒頭部です。 長時間にわたる過重な労働は、疲労の蓄積をもたらす最も重要な要因と考えられ、さらには、脳・心臓疾患の発症との関連性が強いという医学的知見が得られている。働くことにより労働者が健康を損なうようなことはあってはならないものであり、この医学的知見を踏まえると、労働者が疲労を回復できないような長時間にわたる過重労働を排除していくとともに、労働者に疲労の蓄積を生じさせないようにするため、労働者の健康管理に係る措置を適切に実施することが重要である。
出来心でワタミの事を少し調べてみました。ソースが比較的固そうなところから適当にピックアップしますが、テレビ東京の番組『日経スペシャル カンブリア宮殿』にこういう会話が放映されたとなっています。 ワタミ社長「『無理』というのはですね、嘘吐きの言葉なんです。途中で止めてしまうから無理になるんですよ」 村上龍「?」 ワタミ「途中で止めるから無理になるんです。途中で止めなければ無理じゃ無くなります」 村上「いやいやいや、順序としては『無理だから→途中で止めてしまう』んですよね?」 ワタミ「いえ、途中で止めてしまうから無理になるんです」 村上「?」 ワタミ「止めさせないんです。鼻血を出そうがブッ倒れようが、とにかく一週間全力でやらせる」 村上「一週間」 ワタミ「そうすればその人はもう無理とは口が裂けても言えないでしょう」 村上「…んん??」 ワタミ「無理じゃなかったって事です。実際に一週間もやったの
2/13付時事通信(ウォール・ストリート・ジャーナル版) 奈良県の敗訴確定=当直医の割増賃金訴訟—最高裁 奈良県立奈良病院(奈良市)の産婦人科医2人が、宿日直勤務を時間外労働と認めないのは違法として、割増賃金の支払いを求めた訴訟の上告審で、最高裁第3小法廷(大谷剛彦裁判長)は12日付で、奈良県の上告を受理しない決定をした。県に約1540万円の支払いを命じた一、二審判決が確定した。 一、二審判決によると、2人は2004〜05年、それぞれ約210回、宿直と日直を継続する宿日直勤務をした。県は、宿日直は時間外労働ではなく、割増賃金を払わなくていい「断続的労働」に当たるとして、1回当たり2万円の手当てのみを支給していた。 上告却下ではなく不受理なんですが、weblio辞書より 上告の申立てを受けた裁判所が、上告を受理しないこと。裁判所での審理は行われない。 上告不受理は、刑事訴訟法、あるいは、民事
ぐり研会則 一. 当会は 「ぐり研究会」 略称 「ぐり研」 と呼称する。 一. 会員は 「ぐり」 に対する理解と研鑽に努めなければならない。 一. 会員は相互に 「ぐり」 情報の共有に努めなければならない。 一. 研究会は適宜開催する。研究会は全員参加をもって原則とする。 一. 研究会において供された食品は残さず食べなければならない。 一. 新規入会の申請については会員相互の賛同をもってこれを認可する。 被災地の医療が大変だとはよく知られている中で、このたび被災地に中長期的に医師を派遣していくといった活動を行う「被災者健康支援連絡協議会」が設置され、この連休明けにも本格的に活動を開始するということです。 被災地はもともと医療過疎などと呼ばれる地域が主体であって、この地域で新たに医療をゼロから立ち上げるというのは人員的にも大変だとは予想されていましたが、結局のところ国家総動員体制で全国から医
勤務医 開業つれづれ日記 個人医院開業を目指している医師です。僻地医療で悪化するQOMLの中、中間管理職の僻地勤務をつれづれに書いております。いつも周りにいる皆さんに感謝、感謝で頑張っています。 炎上してしまった掲示板の一部を 見つけました。 いつもお世話になっている、 S.Y.’s Blog http://d.hatena.ne.jp/shy1221/20070127 さんのところと、 医療事務員mycatの日記 http://d.hatena.ne.jp/mycat/20070125 からの引用です。 ありがとうございます。 http://www.geocities.co.jp/hikoneosan/guestbook.html http://www.geocities.co.jp/hikoneosan/guestbook2.html http://www.geocities.co.j
救急医療を復活するには。 (abc) 2006-12-05 16:18:06 医師も人の子です。普通に働いて、その上時間外救急医療をするのは不可能です。人気のない病院であれば、なおさら医師は来ません。 本気で救急医療をしたければ、常勤医に当直をさせないでバイトの先生を呼んでくることです。そうすることによって、常勤医が定着しやすい雰囲気になります。 一般的な相場の2-3倍の平日一晩25万円、休日24時間40万円も払えば、間違いなく、どこからか、来ていただけます。年間でいくと1億2000万くらいで夜間救急は何とかなります。 お金を出せば、医師が来るのに、どうしてそれをされないのでしょうか。住民一人月1000円出せば、何とかなる金額です。 大阪府の夜間休日医療センター(小児)の場合、医師の手当ては一晩20万だと聞きます。これで、何とかまわしている状態なのです。 お金がなくて、さらに24時間対応を
ここの話は前にやったので、ごく簡単に経緯を書いておきます。 Date 事柄 補足 2007年4月 現村長が24年ぶりの選挙の末に当選 * 2007年5月 前々任の医師が退職 * 2007年11月 前任の医師が就職 6ヶ月の無医村状態が解消 2008年3月 前任の医師が辞意を表明 前任医師が辞意表明まで4ヶ月 2008年5月 前任の医師が退職 前任医師は6ヶ月で辞職 2008年9月 現在の医師が応募 * 2009年1月 現在の医師が就職 8ヶ月の無医村状態が解消 2010年2月 現在の医師が辞意を表明 現在の医師が辞意表明まで13ヶ月 当時集めた情報では前任医師も現在の医師も、こういう地域医療に熱意も経験もある医師であった事は確認されています。現在の医師の方を簡単に紹介しておきますと、 内科と小児科が専門で、北海道利尻島の病院勤務や、タイでの医療支援に従事した経歴を持つ。 それと前々任医師の
上小阿仁村唯一の医療機関である村立上小阿仁国保診療所の有沢幸子医師(66)が退職願を出し、受理されたことが28日、分かった。有沢医師は昨年、一部住民の嫌がらせが原因で辞意を示したが、住民の熱意で、その後、撤回した。今回は、健康上の理由だというが、今でも嫌がらせが続いていることが背景にあると指摘する村関係者もいる。後任探しは難航が予想され、再び無医村の危機を迎えた。(糸井裕哉) 有沢医師は昨年9月、小林宏晨(ひろあき)村長に対し、「激務をこなせる体力がもうない」と退職願を提出した。小林村長は「土日を完全休診にする」「週2日は非常勤医に任せる」などの待遇改善策を提示して慰留に努めた。 しかし、有沢医師は昨年末の検査入院で「現状が続けば健康維持は難しい」と診断されたことを挙げ、申し出を断った。意志は固いと判断した小林村長は2月下旬、受理した。退職にあたり、有沢医師は「後任に引き継ぐまでは頑張る」
勤務医から田舎で個人医院を開業。医療ネタ、マンガや本など思いつくまま、気の向くまま。いつも読んでくださる皆さんに感謝、感謝で頑張っています。 日本医療政策機構 http://www.healthpolicy-institute.org/ja/ とかいう組織があります。 代表理事 黒川清先生 は新臨床研修制度を 推し進めて 日本中の医療を混乱に陥れました。 そして 現在もなお、オピニオンリーダーとして 日本の医療の方向性について いろいろ言っておるようです。 そんな 日本医療政策機構から 吐き気がする「提言」が 出てきました。 われわれ現場医師はラガーメンで、 「監督」とか言うお偉い方々は スタンドで高みの見物だそうです…。 そして、 「監督」はラガーメンたちが 「もう過労死続出で戦えません!」 と言っているのに 「他人を信じろ!」 とか言うそうです…。 現場の医師は 「無限ラグビー地獄」
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 「お産というのは、うまくいけば『生』の天国、そうでなければ『死』の地獄を見る、常に緊張の続く仕事。ベテラン助産師の存在が必要なのに、どんどん辞めていく」 ある総合周産期母子医療センターを最近、定年退職した助産師の小倉正美さん(仮名、60代)は、ベテラン助産師の離職を危惧している。それというのも、病院が経営効率化を図るため病棟運営が変わり、助産師の労働環境が悪化しているからだ。もともと少ない産科医に集中する分娩をこなすため、妊産婦の在院日数を短縮化する傾向があるうえ、ベッドの稼働率を上げるための混合病棟化が進んでいる。人員不足から、病棟当たりの人員配置が少なくて済む夜勤の2交代制の導入などが始まり、ただでさえ人手不足の周産期医療の現場で、助産師
医療ガバナンス学会 (2010年6月21日 07:00) | コメント(0) | トラックバック(0) 各新聞社へお願いしたいこと 北海道大学整形外科学講座 遠藤 香織 2010年6月20日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行 http://medg.jp 以下の記事を読み、今回皆様にお伝えしたいこと、『この記事を読んだ若い世代の人間が何を思うか』を直接上の世代に知ってほしいと思います。その上で、もう一度この記事について考えてほしいと思いました。 ******************** 北海道新聞社:救急受け入れ、また拒否 夕張市立診療所 心肺停止の男性(06/02 07:40) http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/234651.html 【夕張】医療法人財団「夕張希望の杜(もり)」(村上智彦理事長)が運営する夕張市立診療所が5月、自殺
夕張市立診療所が5月に心肺停止状態の男性の受け入れを断った問題で、同市は8日、診療所を運営する医療法人「夕張希望の杜」(理事長・村上智彦医師)からの聴取結果を、市議会行政常任委員会に報告した。 村上医師は拒否の理由について「1人態勢で心肺蘇生は困難」とし、今後の対応について「高次医療機関に運ぶべきだ」と答えたという。藤倉肇市長は「一刻一秒を争う心肺停止患者の受け入れは最も近い医療機関にお願いしている。(診療所と)今後も話し合いを続ける」と述べた。 昨年9月、心肺停止状態の少年の受け入れを診療所が拒否したことから、その後、市と診療所との間で▽ホットラインの設置▽心肺停止患者を受け入れて初期対応する--などで申し合わせをしている。【吉田競】
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 「毎日が精一杯で、看護のやりがいなんて忘れてしまった」 看護師の松田裕美さん(仮名、35歳)は、しばらく沈黙したままだった。2人目の子供を出産後、育児休業を取って2年が経つが、仕事と育児に追われ、記憶がなくなるくらい忙しいのだ。 裕美さんは東北地方で生まれ育ち、地元の市立病院に併設された看護学校を卒業後、そのまま市立病院に就職した。新人の頃は救命救急センターに配属された。結婚し、2003年に子供を授かったが、救命救急センターは昼も夜もなく激務が続いた。 動けない患者の体位を変えたり支えたりすることで、妊娠中の体に負荷がかかり、お腹が強く張っていた。張り止めの薬を飲みながら勤務したが、そのうち出血が始まった。 3人に1人が「切迫流産」 産婦人科
勤務医から田舎で個人医院を開業。医療ネタ、マンガや本など思いつくまま、気の向くまま。いつも読んでくださる皆さんに感謝、感謝で頑張っています。 さすが福島。 まったく反省の色なし。 奴隷(=医師)がいない! だから労働強化だ! と逆方向に進んでいる福島。 目指すは、電話一本で救急車を 全例断らずに引き受けるシステム(1)。 しかも罰則付き。 …どれだけ現場に苦労かけると思っているんだか。 これだけ奴隷に厳しい姿勢を貫いていて、 集まれなんて 虫がよすぎませんかね? 医師不足/具体的改善策見えてこない(1月23日付) 福島民友 2010年1月23日 http://www.minyu-net.com/shasetsu/syasetu/100123s.html 厚生労働省が昨年末に発表した2008年「医師、歯科医師、薬剤師調査」で、本県の医療施設で働く医師は人口10万人当たりで183.2人と、 全
福島の救急といえば、2007.11.21付朝日新聞より、 この問題を受けて「市救急医療病院群輪番制運営協議会」が19日に開かれ、再発防止策として「救急隊員の医療判断を最優先とする」ことを決めた。要請を受けた当番病院がまず患者を診察し、重篤な患者については県立医大病院に搬送することになる。 協議会会長の有我由紀夫・大原綜合病院院長は「今回1番の大きな問題は『患者を診なかったこと』。満床などと言うのは言い訳にすぎない」と語気を強めた。 てな事を大真面目に討議し、マスコミに誇らしげに発表し、実際に断行している素晴らしい県です。全国の医師がこれを聞いて仰天したのですが、この問答無用システムを持ってしても、まだ福島県は満足されていないようです。ソースがソースですから眉に唾をタップリつけないといけませんが、1/8付タブロイド紙(Yahoo !)より、 救急搬送:ルール策定へ 県が受入協議会の初会合 /
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