マリ・トンブクトゥ(Timbuktu)で古い霊廟を破壊した後に武器を置いて座る男たち(2012年7月1日撮影、資料写真)。(c)AFP 【7月11日 AFP】マリ北部を支配下に収めたイスラム系反政府勢力「アンサール・ディーン(Ansar Dine)」は10日、世界遺産の砂漠都市トンブクトゥ(Timbuktu)のジンガレイベル(Djingareyber)モスクにある2つの霊廟を破壊した。 目撃証言を総合すると、アンサール・ディーンの男たちは銃を空に向けて撃って人々を追い散らし、「アッラーフ・アクバル(神は偉大なり)」と叫びながら、くわ、つるはし、のみなどを使って2つの霊廟を完全に破壊した。またカタールの衛星テレビ局アルジャジーラ(Al-Jazeera)に破壊の模様を撮影するよう依頼していたという。 アンサール・ディーンは、国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)がトンブクトゥの文化遺産