10月10日、エジプトの首都カイロで9日夜に治安部隊とキリスト教の一派コプト教徒らのデモ隊が衝突し、25人が死亡する事態に至ったことを受け、コプト教徒らの軍に対する怒りが増幅している(2011年 ロイター/Mohamed Abd El-Ghany) [カイロ 10日 ロイター] エジプトの首都カイロで9日夜に治安部隊とキリスト教の一派コプト教徒らのデモ隊が衝突し、25人が死亡する事態に至ったことを受け、コプト教徒らの軍に対する怒りが増幅している。 衝突はカイロの国営テレビ近くで発生し、軍は戦車をデモ隊に突進させるなどして弾圧。インターネット上に投稿されたビデオでは、損傷の激しい遺体が映し出された。活動家らの話によると、車輪で押しつぶされた人もいたという。 エジプトではイスラム教徒とコプト教徒の間の緊張が長年続いていたが、ムバラク前大統領が退陣に追い込まれた政変以降、緊張がさらに高まっている