本機の場合、割と厳密に視聴距離と視聴角度範囲が決めてある。取扱説明書によると、26V型の場合は視聴距離97cm以上、視聴角度は約19度。32V型の場合は、視聴距離118cm以上、視聴角度は約16度となっている。基本的には水平、垂直方向とも、画面の真正面で見ることが理想だ。 おそらくは、液晶パネルの視野角制限よりも厳しい視聴角度と視聴距離の制限は、この偏光用フィルターの視野角に制限があるためだと思われる。これは使い勝手の点では少々不便な部分だし、偏光メガネを使った方式が大画面テレビでは採用されにくいだろうことも容易に想像できる。 そうした弱点の解消のため、26ZP2も32ZP2も付属スタンドにスイーベルとチルト機構が備わっている(チルト角は前方約5度、後方約15度)。最初に設定メニューの「3D設定」に用意されているテスト用の映像を見ながら、画面の上下の角度を合わせてしまえば、後はいつも適正な