ハンバーグが人気のレストランチェーンを静岡県内で運営する「さわやか」の創業者、富田重之さんが、12日、老衰のため87歳で亡くなりました。会社は14日、すべての店舗を休業し、富田さんをしのんでいます。 富田さんは静岡県浜松市出身で、県内34店舗を展開する「炭焼きレストランさわやか」の前身となる1号店を、1977年に今の菊川市にオープンしました。 牛肉100%の炭焼きのハンバーグが人気を集めて、店舗を拡大し、首都圏や中京圏などからも大勢の客が訪れ、静岡を代表するレストランチェーンに成長させました。 会社は、富田さんが12日に老衰で亡くなったと発表し、出身地の浜松市内では、しのぶ声や、店での思い出を語る声が聞かれました。 この春に大学生になり、県外に出るという女性は、「小さいころから特別な時のご褒美で食べていました。創業者が亡くなったのは残念ですが、これからも地元に戻るたびに食べたいと思います」