19日夜、福島市で軽乗用車が歩行者をはねたあと信号待ちの車3台に衝突し、はねられた女性が死亡したほか5人がけがをした事故で、現場に軽乗用車のブレーキ痕が残っていなかったことが警察への取材でわかりました。 軽乗用車が数十メートルにわたって歩道を走る様子が目撃されていることから、警察は、軽乗用車の97歳のドライバーを過失運転致死の疑いで逮捕して、当時のいきさつを調べています。 19日午後4時50分ごろ、福島市南矢野目の市道で、軽乗用車が歩道にいた女性をはね、さらに信号待ちの車3台に次々に衝突して車と街路樹の間に挟まって止まりました。 この事故で、歩道にいた市内の調理員川村ひとみさん(42)が、全身を強く打って死亡しました。また、衝突された2台の乗用車に乗っていた女性4人も軽いけがをしました。 警察は、軽乗用車を運転していた福島市の波汐國芳容疑者(97)を過失運転致死の疑いで逮捕しました。頭に軽