昨年暮れ、いきなりゲラのpdfが送られてきた。 『'80sリアルロボットプラスチックモデル回顧録』と題されたその本は、 その名の通り、ガンプラブームに端を発したリアルロボットアニメとそれを取り巻くプラモデル文化の狂乱と、 そのあまりにもあっけない終焉(……そう、終焉だ)を網羅的かつ異常なテンションでまとめた一冊であった。 読んでいるだけで、いつもの調子で喋りまくるあさのまさひこの肉声が画面を通じて聞こえてくるようだった。 そして信じられないほど濃厚で、ありえないほど量の多い脚注。 左上に注記してあるとおり、この本には写真やイラストといった図版はいっさいない。 画像なんてググればほとんど出てくるし、おそらくここに出てくる物体について断片的に記録された雑誌や書籍はゴマンとある。 しかし、書いてあることはググって出てくることとそうでないことがあり、ちゃんと全てが地続きに語られている。 これがマジ
![リアルロボットアニメとそのプラモデルの黄金時代はたった4年しか続かなかった、という話。 | 超音速備忘録](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e38211d7d7a0721d940bf6c6abda3d76cc9252ad/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpds.exblog.jp%2Fpds%2F1%2F202201%2F10%2F15%2Fb0029315_20082755.jpg)