台湾外交部(外務省)の劉永健報道官は14日の記者会見で、20日の頼清徳次期総統の就任式に沖縄県の玉城デニー知事が招待されていないことに関連し、出席する国会議員の規模が過去最多となっているため、47都道府県知事は一律に招待できなかったと説明した。 台湾では玉城氏が2023年に日本国際貿易促進協会の訪中代表団に名を連ねたことなどから「親中派」(自由時報)と受け止められているが、今回招待しなかった理由とは関係ないとの見方を示した形だ。 これまでの総統就任式では台湾と地理的に近い沖縄県の知事は招待されることが多く、民主進歩党(民進党)の蔡英文政権が発足した16年の就任式には当時の翁長雄志知事が招待され、列席した。(共同)