日本では大学の入学式シーズンを迎え、新たな大学生活に胸を躍らせている人も多いだろう。 【全画像をみる】日本のエリート、世界では「低学歴」。はるかに“学歴社会”が色濃い欧州で直面した劣等感 私自身も10年以上前の自分の受験体験を振り返り、第一志望の大学への入学に涙を流して喜んだのを思い出す。 でも、会社をやめて欧州留学に踏み切ったこの半年の経験をもって、当時18歳だった過去の私にひと言伝えるのであれば、「井の中の蛙大海を知らず」だろう。 これから学生生活を送る学生や、100年人生においてはまだ「若い」同世代に伝えたいのは、島国ではなく世界から自分を俯瞰することの重要性だ。 3カ国語は当然。ベルギーで感じた欧州の「標準」ベルギーにきて私が最初に直面したのは「劣等感」だ。 勉強もそれなりに努力して、学生時代はIT企業でのインターンや離島でのボランティアなど、たくさんの経験もした。 社会人になって