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進化論とpsychologyに関するbhikkhuのブックマーク (5)

  • 書評 「進化心理学」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    進化心理学 (放送大学教材) 作者:大坪 庸介放送大学教育振興会Amazon 書は進化心理学者大坪庸介の手になる進化心理学の教科書だ.今2023年度から放送大学で「進化心理学」が開講され,その教材として出版されたものだ.放送大学なら(BS視聴環境があれば)誰でも視聴でき,このようにテキストも出版されているので,初学者にとってはとてもうれしい学習環境になったというべきだろう. 冒頭の「まえがき」でいきなり,「進化心理学について学びすぎないようにしてください」とあって驚かされるが,教科書に書いてあることを鵜呑みにするのではなく自分で考えることによって理解が深まるのだという趣旨のようだ.そして進化心理学は「進化・適応」という大原則から統一的な理解が得られるという面白さがあること,進化的な説明が現代の倫理観とかけ離れたものであることが多く,誤謬のリスクがある反面,価値中立的に事実を評価することに

    書評 「進化心理学」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • 訳書情報 「なぜ心はこんなに脆いのか」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    なぜ心はこんなに脆いのか: 不安や抑うつの進化心理学 作者:ランドルフ・M・ネシー草思社Amazon 以前私が書評したランドルフ・ネシーの「Good Reasons for Bad Feelings」が邦訳出版されるようだ.書は現役の精神科医であり,かつ「Why We Get Sick?(邦題:病気はなぜあるのか)」をかつてジョージ・ウィリアムズと共著したこともある進化的理論に理解のある著者によるさまざまな精神病理の進化的な解説を行うである. 冒頭第1部で通常の疾病と精神疾患の違いが強調され(通常の疾病は何らかの身体の機能的な問題が病気の質で,それが症状として目に見える形で現れると考えられるのに対して,精神疾患は脳の器質的異常を感知できないために症状からのみ記述される),なぜ心はこうも脆いのかが説明されるべき進化的な謎であるとする.邦題はこの書の中心的テーマを提示するものであり適切

    訳書情報 「なぜ心はこんなに脆いのか」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • 『仲直りの理(ことわり)』内容紹介

    著者 大坪庸介(おおつぼ ようすけ) 2000年,Northern Illinois University, Department of Psychology博士課程修了。Ph. D.。現在,東京大学大学院人文社会系研究科准教授。 主要著作に,『進化と感情から解き明かす社会心理学』(共著,有斐閣,2012年),『英語で学ぶ社会心理学』(共著,有斐閣,2017年)など。 はじめに このは「仲直り」についてのです。ですが,そもそも仲直りが必要な状況というのは,誰かとケンカをしたり,何かで相手ともめた状況です。このような状況を心理学では対人葛藤といいます。対人葛藤さえなければ仲直りも必要ないわけですから,仲直りについて考えるよりも,対人葛藤をいかにして避けるか,減らすかを考えた方がよいのではないかと思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし,どんなに注意深く相手とつき合っていたとしても,

    『仲直りの理(ことわり)』内容紹介
    bhikkhu
    bhikkhu 2021/08/08
    進化心理学視点からの「仲直り」研究の整理。良さげ。
  • ミーム概念への妥当な理解と脳科学の社会化 - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~

    私はミームという概念に感心したことはない。何が納得いかないって、進化からの類推で考えると、何が伝えられて何が淘汰されるのかその単位がはっきりしない。進化論の場合は、遺伝子(ジーン)が子(社会生物学によれば親類も含む)に伝えられて(もちろん突然変異もある)その動物の形態や行動として表れてその結果として淘汰がなされる、という過程がはっきりとしていて分かりやすい。ここでは遺伝子(ジーン)という単位が存在することで見事に納得の行く過程に仕上がっている(でなければ、後天的能力が子に伝えられるというラマルク主義と区別がつかない)。しかし、ミ−ムの場合はそうではない。定義の参考として以下のサイトを挙げておこう→ミーム - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%A0やMEMETICS http://www.es.di

    ミーム概念への妥当な理解と脳科学の社会化 - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~
  • R・M・ネシー J・C・ウイリアムズ「病気はなぜ、あるのか 進化心理学による新しい理解」 - jmiyazaの日記(日々平安録2)

    [新曜社 2001年4月15日初版] ハンフリーの「獲得と喪失」id:jmiyaza:20060315の原注で知った。5年前に発行されているのに不明にしてその存在を知らなかった。恥ずかしながら、ここに書かれていることの八割を知らなかった。告白すると(などと大袈裟にいうこともないけれども)、鉄分が人間ばかりでなく細菌にとっても必須の物質であり、細菌の宿主となる生物は細菌に鉄分をあたえまいとする膨大なメカニズムを備えているということなどまったく知らなかった。尿酸が強力な抗酸化物質であるということも知らなかった。それで医者をやっていたのだからいやになる。 でもなぜそういう情報がわれわれに入ってこないのだろう? 鉄分不足が貧血の一番ありふれた原因であり、それが鉄剤の投与で簡単に治ることは医者なら誰でもしっている。あまりに簡単に治るので、鉄欠乏性貧血は医者から見るとほとんど病気とも思えないくらいで

    R・M・ネシー J・C・ウイリアムズ「病気はなぜ、あるのか 進化心理学による新しい理解」 - jmiyazaの日記(日々平安録2)
    bhikkhu
    bhikkhu 2006/03/20
    進化と病気、特に精神病について。
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