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ブックマーク / macska.hatenadiary.org (6)

  • 「ただの女装っ子で妥協しちゃダメ」は違うと思う。てか「ただの」「妥協」ってなによそれ。 - *minx* [macska dot org in exile]

    わたしは日では年末に紅白歌合戦なんてものがあることすら覚えていなかったわけだけど、NHKによるレディ・ガガの曲の字幕翻訳がツイッターで議論になっているのを見かけた。で、なにかおかしいなあと思いつつ放送を見ていないわたしには分からない話だと思って放置していたのだけれど、id:saebouさんがブログでこんなことを書いているのをみかけて、とても驚いた。 動画が消されているので全部の字幕を検証することはできないのだが、途中一番ひどいなと思ったのが"Don't be a drag, just be a queen"を「ぼやいてないでいっそ女王になろう」と訳したところである。英語映画テレビドラマを普段から見て英語を勉強している人にはすぐわかると思うのだが、これはdrag queen(女装する男性エンターテイナー、日語で表記するとドラァグクイーン。男装する女性エンターテイナーはdrag kin

    「ただの女装っ子で妥協しちゃダメ」は違うと思う。てか「ただの」「妥協」ってなによそれ。 - *minx* [macska dot org in exile]
  • 「集団分極化」と「サイバーカスケード」 - *minx* [macska dot org in exile]

    家にサンスティーンの『Republic.com 2.0』に批判的な感想を書いたあとで、そういえばサンスティーンが日ではどういう扱いをされているのかなぁと思ってちょっと見たところ、疑問に感じたこと。『Republic.com』(『インターネットは民主主義の敵か?』)の中心的なコンセプトとなっている「集団分極化」「サイバーカスケード」という言葉の理解がなんだかおかしい。 例えば、これ。 サイバーカスケード (cyber cascade) は、インターネット上における現象のこと。集団分極化 (group polarization) ともいう。アメリカの憲法学者キャス・サンスティーンが提唱した。 Wikipedia: サイバーカスケード この記事、ised@glocom (情報社会の倫理と設計についての学際的研究) のキーワード集にある記述と酷似しているのだけれど、どちらが元でどちらがコピーな

    「集団分極化」と「サイバーカスケード」 - *minx* [macska dot org in exile]
  • *minx* [macska dot org in exile] - 「女性も男性のように昇給や昇進を要求すべきだ」という指摘の罠

    見逃していたけど、数日前の Washington Post に「Salary, Gender and the Social Cost of Haggling」(07/30/2007) という記事が。男女の賃金差の原因の一つとして最近よく聞く「女性より男性の方が積極的に昇給や昇進を要求するから」という仮説について、カーネギーメロン大学の経済学者 Linda C. Babcock らがいくつかの検証をした。記事によれば、女性労働者は男性労働者より平均で23%低い賃金を受け取っており、学歴や経験が同等の男女だけを取り出して比べても女性の賃金は11%も低いという。 Babcock らはまず、「3ドルから10ドルまでの間の」謝礼を約束したうえで男女の被験者に簡単なゲームをしてもらい、そのあとで「謝礼は3ドルでいい?」と聞いたところ、より多くの謝礼を要求する割合は男性が女性の8倍も多かった。次に、謝礼

    *minx* [macska dot org in exile] - 「女性も男性のように昇給や昇進を要求すべきだ」という指摘の罠
  • 相手を騙してセックスに合意させるのはレイプか? - *minx* [macska dot org in exile]

    マサチューセッツ州最高裁で興味深い判例。 Boston Globe の「Court rules sex through use of fraud is not rape」(05/11/2007) によると、暗い部屋で弟になりすましてかれのガールフレンドとセックスした男性が、レイプの罪に問われた裁判で無罪となった。直接的には、マサチューセッツの州法によってレイプが暴力や脅迫によって性行為を強要するものとして定義されていて、相手を騙して合意を取り付けることは含まれていないことがその理由だけど、自分のパートナーだと思ってセックスしたのに別人だったと知った女性が、レイプと同等の被害を受けたと感じるのも理解できる。 一般的にはレイプとは、合意を得ずして相手に性行為を強要することを指す。セックスではなく商取引においてであれば、意図的に相手を騙して合意を引き出すことは詐欺とされていて、当の意味での合意

    相手を騙してセックスに合意させるのはレイプか? - *minx* [macska dot org in exile]
    bhikkhu
    bhikkhu 2007/06/20
    "「相手を騙してセックスに合意させること」のうち悪質なものについて、刑法犯罪としてではなく民事上の不法行為として賠償責任を問う"無難なところかな。
  • BitTorrent を崩壊に追い込む(わけがないか)「利己的な」クライアント - *minx* [macska dot org in exile]

    ワシントン大学コンピュータサイエンス学部が公開した BitTorrent クライアント、BitTyrant がなんだか面白そう。オープンソースの Azureus を独自に拡張したものなんだけれど、「selfish BitTorrent client that improves performance」というスローガンの通り、これまでの BitTorrent クライアントより selfish に動くというところがポイント。 簡単にまとめると、BitTyrant は BitTorrent スワームに点在するピアのうち、より多くのデータを送れば向こうからもより多くのデータを送り返してくれる相手を選別し、それに優先的にデータを送ることで、ユーザにとってのダウンロード速度を最大化している。自分から送るデータの速度に関係なく一定のデータを送ってくれるピアには、余った帯域しか与えない。 これは要するに、

    BitTorrent を崩壊に追い込む(わけがないか)「利己的な」クライアント - *minx* [macska dot org in exile]
  • 医療としての「成長停止」「生殖器摘出」とその倫理 - *minx* [macska dot org in exile]

    先月の Archives of Pediatrics and Adolescent Medicine に紹介されたケース。一般メディアではロイター通信が記事にしている。 舞台はワシントン大学病院。患者は生まれつき赤ちゃん並みの知能以上に発達しない障害を持って生まれた6歳の女の子。現時点では両親が彼女を家で育てているけれども、この先彼女が身体的に大きく成長すると親の手には負えなくなり、第三者の介護に依存するなり施設に預けるなりしなければいけなくなるおそれがある。 そうした懸念を解消するためとして、家族と相談のうえで医者は彼女に大量のエストロジェンを一時的に与えることで擬似的に第二次性徴期を通過させ、現在の体格以上に彼女が成長しないようにした。同時に子宮摘出も行なわれた。 両親は彼女をとても大切にしているとのことで、だからこそ施設や他人の手を借りずに自分たちで一生世話をしたい、そのためには彼女

    医療としての「成長停止」「生殖器摘出」とその倫理 - *minx* [macska dot org in exile]
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