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historyと進化論に関するbhikkhuのブックマーク (15)

  • 書評 「ダーウィンの呪い」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    ダーウィンの呪い (講談社現代新書) 作者:千葉聡講談社Amazon 書は千葉聡による「ダーウィンの自然淘汰理論」(特にそれが社会にどのような含意を持つかについての誤解や誤用)が人間社会に与えた負の側面(書では「呪い」と呼ばれている)を描く一冊.当然ながら優生学が中心の話題になるが,それにとどまらず様々な問題を扱い,歴史的な掘り下げがある重厚な一冊になっている. 冒頭ではマスメディアがしばしばまき散らす「企業や大学はダーウィンが言うように競争原理の中でもまれるべきであり,変化に対応できないものは淘汰されるべきだ」という言説を,まさに「呪い」であると憂いている.そしてそれが「呪い」であるのは,「進歩せよ,闘いに勝て,そしてそれは自然から導かれた当然の規範である」というメッセージがあるからだと喝破している(それぞれ,「進化の呪い」「闘争の呪い」「ダーウィンの呪い」と名付けられている). 第

    書評 「ダーウィンの呪い」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    bhikkhu
    bhikkhu 2024/01/03
    “それは(特に負の優生政策は)まず人権と自由の侵害であること”正義に抗するものは何より自由の旗印なんやな。
  • 書評 「人間の本質にせまる科学」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    人間の質にせまる科学: 自然人類学の挑戦 東京大学出版会Amazon 書は若手研究者たちにより執筆された自然人類学の総説・入門書になる.内容的には東京大学の駒場の1,2年生向けのオムニバス講義がもとになっているようだ.自然人類学は「人間とは何か」という問いを自然科学的に探究する営みであり,時系列的にはチンパンジーとの分岐から未来まで,対象のスケールとしてはゲノムレベルから地球生態系までを視野に入れた広大な学問領域になる.書ではそれぞれの専門家から人類進化の軌跡,ゲノム科学,ヒトの生物としての特徴,文化とのかかわりが解説されている. 第1部 人類進化の歩み 第1部は,霊長類の行動と社会,チンパンジーとの分岐から猿人*1まで,ホモ属,ネアンデルタールという4章構成になっていて,人類進化の最新の知見が要領良くまとめられている.各部において内容的に興味深かったところを紹介しておこう. 霊長類

    書評 「人間の本質にせまる科学」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    bhikkhu
    bhikkhu 2021/10/05
    また積読が捗るな…
  • 人類3種が数万年も共存、デニソワ人研究で判明

    2010年にデニソワ洞窟の発掘現場で見つかった臼歯の化石は、新しいヒト科ヒト属(ホモ属)であるデニソワ人の存在を示す重要な遺伝的証拠となった。この臼歯は、5万年以上前の女性のもの。(PHOTOGRAPH BY ROBERT CLARK, NATIONAL GEOGRAPHIC) 5年前の2010年に報告されたばかりの謎多き“第3の人類”デニソワ人。その歯の化石を分析したところ、彼らは現生人類やネアンデルタール人と数万年もの間共存していたことが、11月16日付けの科学誌「Proceedings of the National Academy of Sciences」の論文で明らかになった。 我々ホモ・サピエンスの祖先が、かつて他のヒト科ヒト属(ホモ属)とユーラシア大陸を共有していたことを裏付ける研究結果である。約4万年前に姿を消したネアンデルタール人は、現生人類と数十万年もの間すぐそばで暮ら

    人類3種が数万年も共存、デニソワ人研究で判明
    bhikkhu
    bhikkhu 2021/08/27
    やっぱりホモサピによる殲滅対象だったんじゃろかー
  • Stresses and strains: the evolution of Covid is not random

    bhikkhu
    bhikkhu 2021/02/04
    “The flu was essentially being spread by attendants, a bit like malaria is spread by mosquitoes. The deadly strains were now at an advantage.”宿主の死が病原体の適応度を増加させる可能性について。
  • ネアンデルタール人は人間の祖先と10万年間も戦争状態にあった可能性(人類史) : カラパイア

    60万年前、ヒトは2つのグループに別れた。一方はアフリカにとどまり、「ホモ・サピエンス」つまり現生の人類である我々になった。 もう一方はアフリカからアジアへ、次いでヨーロッパへと旅立ち、「ホモ・ネアンデルターレンシス」ネアンデルタール人になった。 すでに絶滅したネアンデルタール人は我々の祖先ではなく、むしろ同じ時代を生きてきた兄弟に近い。 だが両者はエデンの園のような牧歌的な楽園で、仲睦まじく暮らしたというわけではなさそうだ。領土や資源をめぐる血で血を洗う争いが現代にいたるまで失くなっていないように、どうやら彼らもまた争い続けてきたらしい。

    ネアンデルタール人は人間の祖先と10万年間も戦争状態にあった可能性(人類史) : カラパイア
    bhikkhu
    bhikkhu 2020/11/06
    絶滅戦争はホモサピの華
  • 1万年前の人骨に「集団虐殺」の痕跡、研究で解明

    ケニアのトゥルカナ湖近くのナタルクで発掘された頭蓋骨の一つ。男性のもので複数の損傷の跡がみられる(2016年1月19日提供)。(c)AFP/NATURE/"MARTA MIRAZON LAHR/FABIO LAHR" 【1月21日 AFP】約1万年前、男性と女性と子どもの小集団が別のグループに捕えられ、縄で縛られた揚げ句に、矢で射られたりこん棒で殴られたりして殺された──。沼に投げ込まれた彼らの遺体は、数千年間、堆積物の中で保存されていた。 これらの遺体を、知られている中で最古の人間の「集団虐殺」の証拠として提示した研究結果が20日、発表された。なぜ人間は戦争をするのかをめぐる議論を再燃させる結果だという。 集団虐殺が起きたのは、有史以前の人間の祖先が狩猟採集民として暮らしていた時代の末期だ。この後間もなく農業革命が起き、初期人類は土地を耕すために定住するようになった。 ケニアのトゥルカナ

    1万年前の人骨に「集団虐殺」の痕跡、研究で解明
  • ラスコー展とニコラス・ハンフリー - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    ぼくはニコラス・ハンフリーの『獲得と喪失』が非常に気に入っている。基的なアイデアは、人間は何かを失うことで何か新しいものを獲得し、進歩してきたというもの。たとえば、人は文字や記録を発明するのと前後して、を丸ごと記憶できるような記憶力を失う。それは小さな退歩だけれど、でもそれによりみんなが記憶を共有できることで、人類としては大きな進歩につながる、というわけ。 喪失と獲得―進化心理学から見た心と体 作者: ニコラスハンフリー,Nicholas Humphrey,垂水雄二出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2004/10メディア: 単行購入: 4人 クリック: 45回この商品を含むブログ (62件) を見る あるいは、人間が美男美女だけにならないのは、醜男やブスが異性を得ようと努力するからだ。その結果、人類は進歩する。人間が超天才ばかりにならないのは、バカが相談しあうほうが社会が構成

    ラスコー展とニコラス・ハンフリー - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • メンデル批判論争について

    リンク Wikipedia Gregor Mendel Gregor Johann Mendel (Czech: Řehoř Jan Mendel; 20 July 1822 – 6 January 1884) (English: ) was a scientist, Augustinian friar and abbot of St. Thomas' Abbey in Brno, Margraviate of Moravia. Mendel was born in a German-speaking family in the Silesian part 浅学俊郎 @sengakut メンデルに掛けられた捏造実験疑惑に対するたいへん興味深い考察。法則を見つける経過についても面白い。勉強になりました。 メンデルにおける「仮説と実験」 www008.upp.so-net.ne.jp/take

    メンデル批判論争について
  • "最も力の強いもの"を追って...

    2008年2月15日時点で、"It is not the strongest of the species that survives..."は、Clarence Darrowの言葉ではないかと、されている。[wikiquote:Charles Darwin] Misattributed (誤ってダーウィンの言葉とされたもの) It is not the strongest of the species that survives, nor the most intelligent, but rather the one most adaptable to change. この世に生き残る生き物は、最も力の強いものか。そうではない。最も頭のいいものか。そうでもない。それは、変化に最も適応した生き物だ Attributed to Clarence Darrow in Improving th

    "最も力の強いもの"を追って...
  • 人類の政治体制の長期的な変遷には循環的なパターンがある [東京大学[広報・情報公開]記者発表一覧]

    平成22年10月14日 報道関係各位 東京大学大学院総合文化研究科 「人類の政治体制の長期的な変遷には循環的なパターンがある」 発表者: 東京大学大学院総合文化研究科進化認知科学研究センター 研究員 Thomas Currie (トーマス カリー) 教 授 長谷川 寿一 (ハセガワ トシカズ) 解説: 最終氷河期の終了まで、人類は血縁関係で結ばれた小規模社会で生活してきた。一方、現代人である我々は、国家と呼ばれる複雑な大規模社会の中で暮らしている。この間の政治体制の変化(具体的には、小規模血縁集団、部族社会、首長社会、国家の間の変遷)が、循環的なパターンあるいはプロセスであったのか、あるいは飛躍的、もしくは一方向的なパターンだったのかについては、長らく議論が続いてきた。この問いに対して、Thomas Currie(大学院総合文化研究科進化認知科学センター・研究員およびロンドン大学・研究員)

  •  「ダーウィンとデザイン」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    ダーウィンとデザイン -進化に目的はあるのか?- 作者: マイケル・ルース,佐倉統,土明文,矢島壮平出版社/メーカー: 共立出版発売日: 2008/03/07メディア: 単行購入: 1人 クリック: 42回この商品を含むブログ (12件) を見る 書「Darwin and Design」は科学哲学者マイケル・ルースによるダーウィニズムと進化に関する3部作の3巻目ということだ.前2作はMonad to man: the concept of progress in evolutionary biology (1996),Mystery of mysteries: is evolution a social construction? (1999)で,いずれも残念ながら翻訳されていない.副題などを見る限り,前者は進化における「進歩」概念を扱ったもので社会科学者が進化を進歩と捉えたことなどを

     「ダーウィンとデザイン」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    bhikkhu
    bhikkhu 2008/05/11
    創造論裁判で証言した人だよね。
  • Amazon.co.jp: 人類の足跡10万年全史: スティーヴンオッペンハイマー (著), 仲村明子 (翻訳): 本

    Amazon.co.jp: 人類の足跡10万年全史: スティーヴンオッペンハイマー (著), 仲村明子 (翻訳): 本
  • Amazon.co.jp: 5万年前―このとき人類の壮大な旅が始まった: ニコラスウェイド (著), 由起子,沼尻 (翻訳), 喜憲,安田 (監修), Wade,Nicholas (原名): 本

    Amazon.co.jp: 5万年前―このとき人類の壮大な旅が始まった: ニコラスウェイド (著), 由起子,沼尻 (翻訳), 喜憲,安田 (監修), Wade,Nicholas (原名): 本
  •  「5万年前」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    5万年前―このとき人類の壮大な旅が始まった 作者: ニコラスウェイド,安田喜憲,Nicholas Wade,沼尻由起子出版社/メーカー: イースト・プレス発売日: 2007/09/01メディア: 単行購入: 5人 クリック: 63回この商品を含むブログ (20件) を見る 原題はBefore the Dawn: Recovering the lost history of our ancestors ということで,「夜明け前」つまり書かれた歴史以前の私たちの祖先の歴史についてが主題であり,特に5万年前のことにこだわっているわけではない.著者は有名なサイエンスライターで,ニューヨークタイムズのサイエンスコラムを長年持っていたことで知られる. 手練れのサイエンスライターの手になるものだけあって,破綻はなく興味深い話をつづっているが,論争のなかで,なぜそれが正しいと考えるのかというような理屈付

     「5万年前」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • Humeの論をつぶしておきたいID論者たち

    William Paley (1743–1805)などが設計説(デザイン論)を主張したのに対して、同時代のDavid Hume(1711-1776)[wiki]は不可知論を以って対抗していた:キリスト教は合理的に擁護しうるか、ということがヒュームの主題の一つであった。宇宙に何らかの目的があることを彼は否定しなかった。その目的について知りうるかどうかが問題だったのである。設計説の支持者ならば宇宙やその構造物が人工のものに似ていると主張することによって、その目的は知的で意図的なものに違いないと推論できる。ヒュームの戦略は、このようなアナロジーの限界をさらすことにあった。たとえこの世界が機械に似ていたところで、その原動力になっているのがキリスト教神学の超越的な神や理神論者たちの恵み深き神であるという保証は何もない。例えば、人間の心と神のような設計者の御心の相似性を強調すれば、神の属性として無限性

    Humeの論をつぶしておきたいID論者たち
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