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震災5年という節目が終わって、6年目に向かっています。いま最大の課題は何か、ですか? 僕の答えはひとつしかありません。「自分の子供を産めるかどうか」という不安をもっている若い世代を減らすことです。 福島第一原発事故の被害者はいない、という人たちがいます。これは違います。多くの関係者の努力で、外部被曝も内部被曝も、大きな問題はほぼなくなりました。 でも、こうした若い世代の不安は「被害」ではないのか。これを放置しているのではないのか、という問題は残っています。なぜ、この問題を軽く見るのか。福島県で話していても、経済の話、農業の話は深刻だという大人たちはたくさんいます。だけど、この問題が最優先だ、という話はほとんどされないですよね。 経済も、確かに重要な問題なんです。でもね、最優先の問題は何かという話なんです。 「子供を産めるかどうか、生徒から聞かれたらですか? 答えは躊躇なくイエスです」 福島
いわき市小名浜の小松理虔です。2012年から15年春まで地元の蒲鉾メーカーで営業・広報担当として働いてきました。現在は、フリーランスで、いわき市内の生産者や中小企業の情報発信や営業などを支援しています。今回は、その立場から福島県産品の安全性のPRについて、とりわけ「測る」ことについて取り上げたいと思います。 本題に入る前に、福島の食に関する調査結果などをご紹介します。 まずご紹介したいのが、放射性物質に対しては厳しい姿勢で臨んでいるコープの陰膳調査。陰膳調査というのは、家族人数よりも1人分余計に食事を作り、それを2日分(6食+おやつや飲み物なども含め)保存して検査センターに送り、放射性物質を測り続けるという調査です。県内の100の家庭が対象で、手間はかかるものの、実際にどの程度食事によって放射性物質を摂取しているのかがわかる調査です。 それによれば、調査した100の家庭中、1kgあたり1ベ
土と生きる豊かな暮らしは、あの日、一変した。福島県須賀川市で農業を営む樽川和也さんは、東京電力福島第一原発の事故後まもなく父親を自死により失った。田畑も放射能で汚染された。東京で20日公開のドキュメンタリー映画「大地を受け継ぐ」で苦悩を訴えている。もう取り戻せない、償うことなどできない現実を聞いた。 ――事故から5年。いまの状況を教えてください。 「放射能は、こっちの中通りにも降りました。田んぼも畑もビニールハウスも、みんなやられて、うぢらは職場を汚染されたんです。だけど、東電は資産への賠償をしたわけでもねえ、放射能を取り除いたわけでもねえ。ただ、5年の月日が流れただけ。たーだ被害かぶって苦しんで、うぢらはいったい、なあんなのって」 「精神的な慰謝料として事故の年に8万円、翌年に4万円はもらいましたよ。ただ、それだけ。12万円で、あとはもう黙ってろ、自然に放射能さがんの待ってろっつうことで
以前書いたコラムに多くの抗議がきたという作家の室井佑月氏。福島の現状を踏まえたうえでこう主張する。 * * * 先々週、 「『美味しんぼ』問題を受け、政府は、修学旅行先として福島のモデルコースを設定し、全国の学校に提案することなどの(風評被害払拭にむけた)強化策をまとめた」 というニュースを観て、なんでわざわざ危ない事故を起こした原発のある福島へ、全国の子どもたちを連れていかなきゃならないの、ということを書いた。政府の意見が正しいことの証明に、子どもを使うのは野蛮すぎると。 そしたら、「福島を差別するな!」と、ものすごい数の抗議を受けた。 あたしの意見は福島差別になるのだろうか。 今、現在、福島に住んでいる人たちがいるのもわかる。福島では、線量の高いところも低いところもあるのも知っている。 だが、福島ではなにも起きていないといってしまえば、東電の起こした原発事故のその後のすべてが風評被
菊池雅志 @MasashiKikuchi 「何だか分からない」「とにかく怖い」と、 結婚や就職などで差別し、"ケガレ"を見えない場所に強制隔離した。その病気に隔離が不要と医学的に証明された後も、海外の事例も無視して数十年間患者の人生を奪い続けた。放射能デマを撒き散らすメディアは過去のハンセン病差別から何も学ばない…。 2014-05-03 19:30:30 🛡️✨𝙨𝙪𝙞𝙨𝙚𝙞_𝙨𝙚𝙣𝙨𝙚𝙞💉💉🚀🚀🚀 @shoemaker_levy ↓…という話は大筋の一般論として尤もなのですが、むしろ一部のハンセン病反差別運動家の皆さんは、国の施設である国立ハンセン病療養所に福島の子どもたちを滞在させる「保養」運動をしてみたり、放射性物質の危険性に重点をおいた反原発運動で無神経な振る舞いをしてたりするのが現状だったりする。 2014-05-03 20:09:27 🛡️
相馬市に入りました。今日は、相馬市の仮設住宅の健診の第三日目です。我々は、震災直後より相馬地方を訪問し、あるいは相馬市で医師として勤務し、住民の方のケアに従事してきました。今年も相馬市は勿論、全国・世界から有志が集まりました。 健診終了後の記念写真今回、健診をして感じるのが、住民の方は、去年より元気になっていることです。笑顔が違いますし、高血圧や肥満も減ったように感じます。少しずつ復興しつつあるのを実感します。 ところで、相馬市の立谷秀清市長からメールをいただきました。彼は、参議院選挙で東京から出馬している山本太郎氏の意見には、眉を顰めています。福島では、同じような意見をお持ちの住民は多数います。 余談ですが、山本さんが攻撃する鈴木寛さんは、震災後、相馬に何度となく足を運び、汗をかいた方です。 相馬市長として、全国の方々に知って欲しいとのことですので、以下で引用させて頂きます。 「震災後、
あ〜る菊池誠(反緊縮) @kikumaco 「わたしたちは子どもを産めますか」と福島の高校生に聞かれたら、心配ないと答えるのは大人としてのつとめでしょう。「そんな心配をさせる原発が悪い」とか言ってる暇があるなら、まずは子どもを絶望から救え。原発非難はそのあとだ 2012-03-08 00:13:52
私は朝日新聞のこれまでの出版活動には、同じメディア人として敬意を持っています。ですがアエラの今回の記事は看過できません。そのためにツイートしたところ、多くの反響をいただきましたので簡単にまとめました。 子供を糾弾することが本意ではありません。周囲の大人、メディアの行動に疑問を持っています。 福島で実際に活動、生活する人々の声ではなく、特異な人々の声ばかり取り上げることは、現実から遊離した世論形成、対策を生みかねません。一連のツイートを反面教師として冷静に事態に向き合う方が増えることを願っています
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