太巻は、アキ(能年玲奈)の魅力にずっと前から気づいていて、でも春子のトラウマがあるからアキを毛嫌いしていました。でも、映画『潮騒のメモリー』のオーディションでは、アキのことをどうしても切れない。アキの魅力を知っているから、どうしても切れない。そこに、太巻の人間味がちょっと出ちゃいました。それまでは、悪者、化け物を押し通してきた太巻だけど、ちょっと人間味、出ちゃいましたね(笑)。 この作品では、監督からけっこうアドリブを求められています(笑)。 たとえば、アキ(能年玲奈)と鈴鹿さん(薬師丸ひろ子)の立ちけいこを太巻が演出するシーンは、おいらのセリフは全部アドリブ。アキと鈴鹿さんはセリフが決まっていてそれでお芝居している。その芝居をおいらのタイミングで止めて、おいらのアドリブで演出をつけています。 能年さんってすごいなと思ったのは、おいらがアドリブで何か言うとそれに食い下がってくるんですよ
能年(玲奈)さんはあまり見たことのないタイプの女優さんで、そこが興味深いですね。 今回の作品でお会いするまで、敢えて能年さんのことを調べるような事はしませんでした。ぼくのなかでは能年さんはアキそのものです。 これは勝手なイメージですが、“朝ドラ”のヒロインと言えば、けなげに頑張っている姿が微笑ましかったりするけど、アキはそれだけじゃない。意外と冷静な部分があったり、誰かのためじゃなくて自分のために頑張っていたり、これまでのヒロインとはちょっと違う気がします。僕が能年さんに抱いたイメージ通りに書きました。 登場したときからそうですが、春子はずっとイライラしている。視聴者の方も「どうしてこの人はいつもイライラしているんだ?」と思いながら見ていたのではないでしょうか。 若いころの夏との関係や、アイドルを目指していたがアイドルにはなれなかったという設定が明かされるのは故郷編の終盤ですから、そ
(2013.5.31更新) (‘ jj ’)/ 「潮騒のメモリー」カラオケ動画、大公開! ドラマの中で登場している『潮騒のメモリー』カラオケ動画を公開!「あまちゃん」スタッフが全身全霊を込めて制作した番組オリジナル・カラオケ(もちろん歌詞の字幕付き)、ぜひお楽しみください!!
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