本エントリは、熊森協会によるドングリ運びを改めて批判するとともに、好意的で一面的な報道を行う毎日新聞ほかメディアの報道姿勢に疑問を投げかけるものです。 昨年秋から冬にかけて、テレビなどで「ツキノワグマの出没増加」が集中的に報道されました。そして、実践自然保護団体:日本熊森協会がその対策として実施したヘリコプターでの大規模な「ドングリ運び」も、飢えたクマへの食糧援助としてセンセーショナルに報道されました。 雪が降り、ドングリ運びも報道も落ち着いたと感じていた1月8日、毎日新聞から次のようなニュースが。全文を引用します。 餌不足のクマのため山にドングリをまこうと、群馬県高崎市の自然保護団体が昨秋、全国に協力を呼び掛けたところ、まききれないほどのドングリが集まった。クマが冬眠に入った今も寄せられており、大型の段ボール箱で計約300箱分、約3.5トンに達している。目覚めた時に少しでも餌の足しになる
彼を初めて見かけたのは、そう、下関の唐戸市場だった。 海響館*1に行く前に腹ごしらえでもしようと市場を一人でうろついていた時のこと。 市場の大きな建物に響き渡る奇声に何かと思ったら。 さかなクンさん! まあそれはともかく。 今回のクニマス"再発見"のニュース(asahi.com(朝日新聞社):クニマス絶滅してなかった! 生息確認、さかなクン一役 - サイエンス asahi.com(朝日新聞社):絵描こうと取り寄せたら絶滅魚…さかなクン「ひえーっ」 - サイエンス)が学術的にどれだけ意味のある発見かというのはAsayさん(ギョギョー!「クニマス絶滅してなかった!」の何が凄いの? - 紺色のひと)のエントリにお任せするとして、自分が少しの痛みとともに思い出したのは科学の作法として観察することの大事さ。 さかなクンはイラストレーターでもあり、ウロコやヒレの数までこだわり、正確に繊細なタッチで描く
外来生物問題を主に扱います。ときどきその他のことも。このブログでは基本的に名無しさんは相手にしませんのであしからず。 オオカミ再導入という話があります。簡単に説明すると、増えすぎたシカ、イノシシなどをオオカミを使って個体数をコントロールしようというものです。まあ生物農薬とおんなじ理屈です。 結論から言うと、僕はこのオオカミ再導入を支持していません。仮に認めるとしても、その優先順位はかなり下のほうに来るとも考えています 支持しない理由の一つは、再導入を推進する人たちが自分に都合の悪い情報は無視しているからです。たとえば彼らの著書「オオカミを放つ」では参考文献に「日本人とオオカミ 世界でも特異なその関係と歴史」が挙げられていますが、その中にこういう記述があるんですね。 以下引用 P66 信州の狼害は、「信州高島藩旧誌」のうち、元禄15年(1702)5,6月、二人の藩士が描いた手記に出ている。
私は朝日新聞を購読しているのでしばらく気がつかなかったのが今回の事件です。どうも読売新聞だけで盛り上がっているみたいで、記事原文を探すのに手間取ってしまいました。一連の記事は読売新聞中部支社発のものですが、全国的に掲載されたのでしょうか? 事件の記事は下記にリンクしておきましたので、経緯を知るためにもざっと目を通してください。 さて、この事件の発端は10月18日付けの記事でした。 食べ物が不足しているツキノワグマのためにドングリを寄付してください、と自然保護団体「日本熊森協会」(兵庫県西宮市)が呼びかけている、という内容です。 ところが、20日にはこんな事態になってしまいました。 各地からドングリが大量に送られてきた上、問い合わせも殺到。ドングリ集めを中断することになりました。それでもこの時点ではドングリを奥山に運ぶことは行うつもりでいました。 その後さらに事態は変わり、23日にはこのよう
蚊に刺されるとかゆいのは何故だろう? かゆいのが苦痛だから、ヒトは蚊取り線香を焚き、殺虫剤をまき、蚊帳を吊る。 蚊がもう少しスマートに仕事をしてくれれば、ヒトももう少し穏便な対処をしただろう。 どうせ吸われる血液は少量だ。 それぐらい分けてやってもいいというヒトだっているかもしれない。 マラリアのような病気を運んで来たり、しつこいかゆみを残していかなかったら、ちょっとぐらいは吸わせるままにする酔狂なヒトも出てきたかもしれない。 駆除されず、共生を選ぶヒトも出て来たかもしれないのに。 しかし蚊は、実はもう十分スマートに仕事をしているのだ。 蚊に刺されても、チクリとした痛みは無い。 これは麻酔成分を含む唾液を、蚊がその仕事のはじめに流し込んで来るからだ。 蚊が血を吸うためには、毛細血管に届く深さまで針を刺す必要がある。 しかし深く刺すことは、痛みを感じさせるリスクが高まり、蚊の命が危機に陥りか
2010年5月3日 野生動物の生態を世に伝える『動物番組』は、どこの国のテレビ番組でも放映されている。大抵どこの国でも人気のあるプログラムで、世界中のテレビ局が独自に取材をしているのだが、動物番組は動物たちのプライバシーを侵害していると主張する学者がいる。この学者の主張が議論を呼んでいる。英イーストアングリア大学のブレ...「動物番組はプライバシー侵害」 英学者の主張で物議! 2010年5月3日 野生動物の生態を世に伝える『動物番組』は、どこの国のテレビ番組でも放映されている。大抵どこの国でも人気のあるプログラムで、世界中のテレビ局が独自に取材をしているのだが、動物番組は動物たちのプライバシーを侵害していると主張する学者がいる。この学者の主張が議論を呼んでいる。 英イーストアングリア大学のブレット・ミルズ博士の主張によれば、「野生動物たちにもプライバシーを保護される権利がある。彼らが撮影さ
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