「仕事の9割は、極めて普通の弁護士業なんですよ」。笑顔でそう話す北 周士弁護士。だが、その活動範囲の広さは「普通の弁護士業」の枠には収まらない。ベンチャー企業や中小企業の顧問として、日々、経営者や企業の発展を支える一方で、弁護士をはじめとする士業の開業・経営支援、飲食店や美容系店舗を対象としたキャンセル料回収代行サービスの運営、YouTubeの動画配信など、多岐にわたる取り組みをおこなっている。着想を得たきっかけは?反響についてどう捉えている?質問を重ねる中で見えてきたのは、自身が関わる人、そしてその先にいるより多くの人を「助けたい」という強い意志だった。多方面で活躍し続ける北弁護士に、それぞれの取り組みに対する思いや今後の展望を聞いた。 「独立を目指す若手を応援したい」 ーー士業の開業や経営支援をはじめたきっかけは何でしょうか。 2013年に『弁護士 独立のすすめ』という若手向けの開業の