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インド料理店に行くと、こんな光景がよく見られる。ターリー皿(銀色の丸い大きな皿)の上に、バターチキンなどのカレーと生野菜サラダ。そしてその横には、ターリー皿からはみ出した巨大ナン。ところがカレーの本場・インドでは、こうした大きなナンはまず見られないという。なぜ日本のナンは、インドよりも大きくなったのか。その謎を解くカギが、近年激増しているインド・ネパール料理店、通称「インネパ店」にあった。 【写真】日本人にも人気がある「インネパ料理屋」はこんな感じ ■ナンを見たことのないインド人も そもそもインドでは、ナンという食べ物自体がそれほど一般的ではないという話をよく聞く。実際はどうなのだろう。インド食器輸入販売店「アジアハンター」店主でインド現地の事情に精通する小林真樹氏に話を聞くと、こんな答えが返ってきた。 「ナンは北インドやパキスタンの一部では日常的に食べられていますが、それ以外の地域では高
「クマリ」と呼ばれる少女の生き神がネパールで数百年にわたり崇拝されてきた。その伝統に基づいた暮らしぶりが変わりつつある。幼時から束縛される生活に対して人権侵害との批判が起きたためだ。 「毎日が本当に大変だった」。首都カトマンズでそう語ったのは、4歳から12歳まで生き神クマリだったラシュミラ・シャキャさん(38)。親元を離れ、世界遺産の旧王宮広場にある館で暮らした。 サンスクリット語で少女や処女を意味するクマリは、仏教徒ネワール人のシャキャ(釈迦)と呼ばれるカーストから選ばれ、王国の守護女神の生まれ変わりとされる。幸運をもたらすと言われ、ヒンドゥー教徒からも信仰を集めてきた。カトマンズのロイヤル・クマリのほか、他の古都にもローカル・クマリが複数いる。
【AFP=時事】ネパールの首都カトマンズ(Kathmandu)で28日、新たに生き神「クマリ(Kumari)」に選ばれたトリシュナ・シャキャ(Trishna Shakya)ちゃん(3)が任命の儀式に臨んだ。 【関連写真】父親に抱かれて宮殿へと向かうシャキャちゃん 真っ赤なドレスに身を包んだシャキャちゃんは父親に抱きかかえられながら自宅を出発。家族らに付き添われながらダルバール広場(Durbar Square)を通り、儀式が行われる同広場の宮殿へと向かった。 今後シャキャちゃんは、特別に任じられた付き人の世話を受けながら宮殿で生活する。また思春期を迎えて退任するまで、公の場には必ずクマリの礼装を身に着け、凝った化粧をした姿で登場し、生き神としてあがめられることになる。 シャキャちゃんの父親はAFPに対し、「複雑な気分だ。娘がクマリになったのは良いことだが、私たちの元から離れてしまう寂しさもあ
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