JR三江線廃線後の線路や駅舎などの資産について、JR西日本が、島根、広島両県の沿線6市町に施設を一括した無償譲渡か一部の有償譲渡を打診し、各市町に波紋が広がっている。一括無償譲渡の場合は維持管理が困難で、一部有償譲渡の場合でも費用負担が課題になるためだ。各市町は、地域振興に必要な資産について今月中にも回答するよう求められているといい、「活用についての方向性も定まらないのに」と困惑している。(岡信雄) ■「回答難しい」 県交通対策課などによると、JR側は3月、電気設備を除いた土地や建物、線路やトンネルなどの資産を一括で無償譲渡するか、有償で一部を譲渡することを県を通じて各市町に提示。各市町は、譲渡を希望する資産について、駅前広場など代替バスの運行に利用する資産は4月中の回答を、駅舎など地域振興に活用する資産は6月中にも回答するよう求められている。 6日に邑南町で開かれた町議会全員協議会で、町
◇尾道・千光寺山 昨年度45万人 尾道市は、「千光寺山ロープウェイ」(長さ約360メートル)の2016年度の乗車人数が45万4546人を記録し、開業から60年で最多となったと発表した。乗車総数の累計は約1533万人となる。 同ロープウェイは1957年3月25日に開業。乗車人数は57年度の43万351人が最多だった。その後は減らしたが、15年度に約41万5000人と58年ぶりに40万人を突破するなど好調が続いている。特に3~5月の行楽シーズンの利用が伸びているという。 指定管理者のおのみちバス(尾道市)は、同市が申請したストーリーが2年連続で日本遺産に認定されたことや、同市と松江市を結ぶ中国横断自動車道尾道松江線(中国やまなみ街道)が15年春に全線開通したことなどの影響が、要因として考えられると分析。またNPO法人地域活性化支援センターの「恋人の聖地」に認定されている千光寺公園にも、若者たち
軽トラックに生鮮食品などの商品を積んで、買い物に不便な地域をめぐる「移動スーパー」の運行が4月3日から、尾道市内でスタートする。第3セクターの「おのみちバス」が、市内でスーパー「メイト」2店を展開する「ゆきひろ」と共同で事業運営。バス会社による移動スーパーは、県内では「広島電鉄」に続いて2例目。 おのみちバスのマスコットキャラクターにちなんで「移動スーパーはっぴい」と命名。冷蔵機能を備えた軽トラック2台が、それぞれ平日の午前9時〜午後4時、曜日ごとに決まった経路で移動販売する。 商品の価格は、特売品などを除いてメイト店頭と同額。配送料や利用のための入会金などはかからない。 販売経路は1台につき3ルート(月・木曜、火・金曜、水曜)の計6ルート。ルートごとに、それぞれ数カ所の駐車場所を確保しており、各販売ポイントには同じ曜日のほぼ同じ時間帯に訪れるとしている。 両社は「マイカーや公共交通機関の
◇JR可部線 延伸 ◇早朝切符に行列 旗振り見送り JR西日本がダイヤ改正に合わせて、廃止した可部線の広島市安佐北区内の一部区間(1・6キロ)を電化して復活させた4日、延伸区間に新設された、あき亀山、 河戸帆待川 ( こうどほまちがわ ) の両駅や可部駅、沿線では、住民らが記念行事を開き、2003年以来の路線復活を祝った。JRとなってから初めての廃止区間の復活とあって、鉄道ファンの関心も高く、多くの人でにぎわった。 ■あき亀山駅 あき亀山駅では、切符発売の午前4時半には約50人が列を作った。先頭の広島大3年宮原孝輔さん(21)(東広島市)は午前1時半に着いたといい、「0001」と印字された切符を手に、「JR西日本の全路線に乗ったことがあり、これで全路線制覇を維持できた」と笑顔だった。 午前8時30分頃から、開業記念出発式が行われ、松井一実市長や住民ら約650人が参加。貞本鉄富・可部管理駅長
三菱重工が2000億円以上の赤字を出すなど、大型クルーズ船の建造に大苦戦。これにより日本から大型客船建造のともしびが消えるのではないか、という危惧があるなか、業界3位の常石造船グループが新規参入を表明しました。海に囲まれた日本の船造り、いま、ひとつの転機を迎えているかもしれません。 日本で業界3位の企業 広島県に本拠を置く常石造船グループが2016年4月、客船事業参入の意向を明らかにしました。2020年の就航を目指し、乗客数400人、3万総トン級のクルーズ客船を建造することを軸にしたものです。三菱重工の苦戦によってともしびが消えるかもしれないと懸念された日本の大型客船建造事業が、これにより新たな局面に入るかもしれません。 常石造船は広島県福山市に本社・造船所を持つ、いわゆる「専業造船会社」です。中国・浙江省の舟山市とフィリピンのセブ島に、それぞれ大型外航船に対応する造船所を展開。それらを含
概要[編集] 長江口から千光寺山頂を結んでいる。当初は観光客の利便性から尾道駅裏からの軌道敷設が計画されていたが、観光客を目論んだおのみち本通り商店街などの要望もあって、現在のルートに決定した。女性ガイドが毎回ゴンドラに乗り込んで肉声で案内する。 千光寺山自体が日本百景に選ばれるなど日本でも著名な絶景スポットで、ロープウェイからも同様に楽しめる。映画・絵葉書など尾道の風景映像によくこのロープウェイが登場する。山頂から麓にかけて千光寺や山頂展望台、日本さくら名所100選に選ばれた千光寺公園、艮神社、御袖天満宮、天寧寺、尾道市立美術館などが存在する。 現在のゴンドラは3代目で、愛称は初代・2代目と同じ「かもめ」と「さくら」。 1982年12月に導入された2代目は、2003年に当時の尾道市長の発案でそれまでの赤い車体から、公園の木々の緑に合わせたパステルグリーンに塗り替えられた。また、ゴンドラの
尾道市の千光寺山ロープウエーを利用した今年度の乗客数が29日、40万人を超え、40万人目の利用者となった岡山県倉敷市の市立菅生小学校6年、森口心さん(12)に、市からの認定証と記念品が贈られた。ロープウエーの利用客が40万人を超えたのは、事実上の開業初年度となる昭和32年度に約43万人を記録して以来58年ぶり。尾道の観光地としての知名度が国内外で高まってきたため、と市は分析している。 森口さんは卒業記念に小旅行を楽しもうと同級生の佐伯花音さん(12)と2人で訪れた。ロープウエーの山頂駅に降りた2人には、出迎えた平谷祐宏市長らから記念品などが手渡された。 2人が旅行先に尾道を選んだのは家族から薦められたからとのことで、「40万人目になったのは夢みたいで、思い出に残る卒業旅行になった。2人ともネコ好きなので、この後は街のいろんなところにいるネコたちに会うのが楽しみ。尾道ラーメンもぜひ食べたい」
操舵室や客室を片舷に寄せることで、車両を積載する甲板を露天にした「空母型」の小型フェリーを、広島県尾道市因島三庄町の「石田造船」が建造し22日、同社で進水式が行われた。左右非対称となる同様の構造を持った旅客船の建造は国内初という。市営渡船の細島-因島・西浜航路に4月上旬から就航する。 細島-西浜間の約2・7キロを片道15分で結ぶ同航路は昭和33年の開設。就航する通船は初代が「こまたき丸」、2代目以降は代々「こまたき」と名づけられた。3代目からフェリーになり、今の4代目は平日と土曜に1日9往復、日曜・祝日に5往復運航している。新船は、プロポーザル方式で同社の設計が採用された。 完成した5代目は総トン数19トン、全長28・2メートル、最大幅7・58メートル、航海速力約7ノットで、建造費1億2600万円。前後どちらに向かっても航行できる両頭船で、車両などが乗降するランプドアは船首と船尾の両方に設
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