エレクトロニクスやコンピュータなどの世界では、「デジタル」と「アナログ」という言葉がしばしば出てきます。この言葉の意味についてまず、確認しておきましょう。 「デジタル」とは、粗く説明してしまうと、一定の桁数の数字の組み合わせで何かを表示することです。そして「アナログ」とは、同様に粗く説明すると、何かを数字ではなく、別の物差しで表示することです。 身近な例ですと、時計があります。デジタル時計は数字で「時間」を表現しています。デジタル時計では、時間を「何時何分何秒」と区切って表示していますね。これに対してアナログ時計は針の回転で「時間」を表示しています。針の位置を私たちが読み取ることで、「何時何分(何秒)だな」と理解します。 自動車の速度計にもアナログ・メーターとデジタル・メーターがあります。アナログ・メーターでは針が回転して「速度」を表し、デジタル・メーターでは数字で「速度」を示しています。