ニコニ・コモンズ素材ライブラリーとは ©DWANGO Co., Ltd.
ニコニ・コモンズ素材ライブラリーとは ©DWANGO Co., Ltd.
ニコニコ動画内で使える素材をユーザー同士で提供しあう「ニコニ・コモンズ」が8月15日、開始された。歌声合成ソフト「がくっぽいど」のイラストや、歌声の入っていない「崖の上のポニョ」などの楽曲素材が提供されている。 ニコニ・コモンズは、著作権者が一定のルールの下で素材を公開し、ほかのユーザーがその素材を使える仕組み。素材はニワンゴが運営するサイト「ニコニ・コモンズ」上で配信され、その素材を使って作品を作ったユーザーは、どの素材を使ったかを自己申告する。素材を利用した作品は、ニワンゴが運営するニコニコ動画用の動画投稿サービス「SMILEVIDEO」などで公開可能だ。 ニワンゴからの公式素材として、「運営長」と呼ばれるニコニコ動画運営責任者の中野真氏のブロマイド写真や、「崖の上のポニョ」やPerfumeの「ポリリズム」といった楽曲のインストゥルメント版が提供されている。 なお、社団法人日本音楽著作
札幌で開催中の「iCommons Summit 2008」で30日、ニワンゴ取締役の木野瀬友人氏が講演し、8月中旬に開始するという「ニコニ・コモンズ」の概要を説明。法的手段で二次創作を制限するのではなく、ユーザーの美徳に目を向けて利用許諾を示す仕組みであるとアピールした。 去る7月4日に開かれた「ニコニコ大会議2008」でドワンゴ代表取締役社長の小林宏氏が、テレビ番組やアニメなどの映像をユーザーが編集・合成したMAD動画について「もはや日本の文化」と発言。肯定的な姿勢を示したが、「ニコニコ動画」を運営するニワンゴにはその後も、「他人の作品を勝手に使っても違法ではないのか」というユーザーの声も寄せられているという。 ニコニ・コモンズは、こうしたユーザーの不安を解消するものだという。 ● “公認”のMADを作成できる「ニコニ・コモンズ」 ニコニ・コモンズは、クリエイターが作品の権利の一部を開放
■ニコニ・コモンズとは? ニコニ・コモンズとは、クリエイター(著作権者)が作品の権利の一部を開放し、これを明示することで、自己の作品を広めたり、他のクリエイターとのコラボレーションを実現したりする場を提供し、作品の普及と新たな作品の創作を促進する仕組みのことをいいます。ニコニ・コモンズの運営はニコニ・コモンズ事務局が行います。 ニコニ・コモンズへの作品の登録は、ニコニ・コモンズ・サーバーに作品をアップロードすることによって行います。登録された作品は、ニコニ・コモンズ・サーバーにおいて一元的に管理されます。 登録作品の利用は、ニコニ・コモンズ・サーバーから利用したい作品を探してダウンロードすることによって行います。登録作品を利用して新たな作品(派生作品)を作った人は、それをSMILEVIDEOにアップロードしてニコニコ動画で公開したりすることができます。 ■ニコニ・コモンズの特徴(その1)
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