世界のマスコミや普通の人はシリア政府側を「もう孤立して負けそうな政権」だと言ってる意見が多いけど、多少でもシリア内戦の軍事情勢知っていると、「反政府側の勝利なんて極めて低い」って判ってますからね。 この前のクサイルの掌握でヨルダン経由の反政府側の援助ルートは断ち切られて、更にジリ貧です。 もはや反政府側が迅速な大逆転勝利をするには、最低限 「アメリカかイスラエルの空軍全力投入でシリアの制空権掌握」 くらいしか思いつきません。 ヘタするとそれでも足りないかも。 今やシリア政府軍は「市街戦での戦車戦術」では世界最強レベルですから、出来ればアメリカかイスラエルの大規模機甲部隊も欲しいところです。 シリア軍機甲部隊の市街戦戦術は、市街戦型の槍機戦術、実戦デビューや市街戦型槍機戦術第2段階:面制圧とかで紹介されてますが、「え?何このレベル?」という感じに発展してます。 シリア政府軍は「現在、最先端の
Twitterの方で前に書いていた事を少しまとめてみたり。 江戸時代には飢饉で餓死者が続発してましたが、幕末の開国で外国からインディカ米の緊急輸入を行えるようになると、終戦前後の一時期を除いて、日本で餓死者が多数出る事はなくなりました。 具体的に外米の大量輸入が認可されたのは、慶応2年(1866年)10月14日で、この時には、不作及び長州征伐による米流通の阻害により、各 地で米不足による一揆や打ち壊しが頻発して治安悪化しており、イギリス及びフランスが「第二の太平天国になりかねない」と判断して、幕府に外交圧力をかけ て、外米輸入を認めさせたものです。 つまり、幕府が積極的に米輸入を認めずに、外国からの圧力で餓死者が出る事が防止された事になります。 インディカ米が本格的に日本に流入しだしたのは慶応3年(1868年)になりますが、慶応3年は大政奉還とか色々とあって、そのまま慶応4年1 月に鳥羽・
福島原発事故独立検証委員会 調査・検証報告書 作者: 福島原発事故独立検証委員会出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン発売日: 2012/03/12メディア: 単行本(ソフトカバー) この本を読んで知ったことですが、福島第一原発事故で原発の電源が喪失した際、原発内で高台にあって無事だった社員の通勤用乗用車からバッテリーを大量に外して、それを停止した原発制御装置に直列接続して制御装置を再起動。 そのまま大量の車のバッテリーの電気で炉心減圧作業を再開してたそうです。 よくぞまあ、あの混乱状態でこんな事を思いついて実行したもんです。 結局、この処置行なっても水蒸気爆発は防げなかった訳ですが、車のバッテリー使わなかったら、更に悪化していた可能性も高いわけで。 しかし福島原発事故独立検証委員会 調査・検証報告書は大変に素晴らしい本です。 目次を見てもらえば分かる通り、福島第1原発事故に
何だかんだで私が結婚で電子化した書籍は1700冊をオーバーしています。 ま、大部分は自炊業者への依頼で、それなりに金もかかりましたが捨てるよりはマシです。 そんな訳で私が幾つか自炊代行業者に頼んだ経験から、注意したほうが良い事。 その1 雑誌等が可能であること 雑誌とかムックとかは執筆者が多数に及び問題が生じたら厄介なので、断る業者が多いです。 歴史群像ムックとかグランドパワーとかの著者が複数の本が軍事系とか歴史系には多く、私にとってかなり致命的。 頼んだ大量のグランドパワーとかが数箱も自炊代行業者から断られて送り返されてくると、かなり気落ちします。しかも業者からの送付代はこちらのミスということでこちらが払いますし。 自炊代行業者に本を送付する際に、ムック系列が紛れ込むことも極めてあり得るので、出来る限り最初から雑誌とが可能な自炊代行業者を選びましょう その2 大体の見積もりで送付が可能な
防衛技術ジャーナルの2010年12月号で知ったネタですが、F-15Eストライクイーグルを改造したF-15GSE LVに驚愕しました。 このF-15GSE LVについては、グダグダ解説するより、構想(PDF)の4ページと5ページにあるイメージ図を見てもらった方が一発で判るでしょう。 これが、F-15GSE(Global Strike Eagle)-LV(Launch Vehicle)の勇姿です!! 一度見たら忘れないインパクトがありますね。 まさに見てのとおり、F-15Eストライクイーグルから弾道ミサイルを発射して地球規模の柔軟な攻撃を持たせる構想で、だからこそも名前も「グローバル・ストライクイーグル(GSE)」となってます。 打ち上げ時にはF-15の高速性を生かして、高度14,000メートル、速度マッハ1.35、上昇角度約40度で背中の大型ミサイルを切り離して、地球規模の攻撃範囲を持たせる
歴史群像最新号をゲットしました。 連載の「各国陸軍の教範を読む」は毎回楽しみにしていますが、今回の「第十二回 捜索と攻撃 その四」を読んで、ちょっと語りたくなったので書いてみます。 今回の記事はWW2までの日本陸軍の戦術教範で「捜索」がどのように定められていたか?がメインです。 内容をざっとまとめると、 ・日本軍の捜索思想は、一見ドイツ軍の教範とよく似ているが中身は別物 ・ドイツ軍の捜索思想は、 「捜索部隊指揮官に優秀な者を配置し、その下の斥候などに高い能力は必要ない」 だが、日本軍の場合、 「階級を問わず斥候任務を行うものは優秀でなくてはならない」 ・捜索部隊の任務はドイツ軍の場合 「偵察すべき任務は厳しく制限し、司令部が知りたい情報の優先順位を厳密に定める」 日本軍の場合は、 「捜索に任ずる者は命令が無くとも地形、交通、通信、気象、地方物資の状況、住民の動静を調査しなくてはならない。そ
太平洋戦争末期の日本海軍の行動は、一言で言えば「自滅的」です。 レミングスの集団自決のごとく「死ぬ」ことが目的で戦争やっていたとしか思えません。 そのことは後世から見ると「愚か」ですが、日本海軍としては合理的な判断のもとにそれを行っていたと思われます。 マリアナ沖海戦で敗北した後の日本海軍の望みはどう考えても、 「第一次世界大戦のドイツ帝国海軍のようになりたくない」 です。 第一次世界大戦のドイツ帝国海軍水上部隊はイギリスとの決戦兵力として整備されましたが、大戦中は港に留まっているばかりで直接的に戦争に貢献 できず、戦争に負けかけて最後の出撃を行おうとした時点で、反発した水兵の反乱によって崩壊し、ついでにドイツ帝国という国も崩壊させてしまいました。 そして大量の残存艦艇はイギリスに拿捕されて晒し者になり最終的には集団自沈。 ドイツ帝国海軍水上部隊は歴史上汚名を残して消滅したのです。 当然、
遅ればせながら、事業仕分けで石油備蓄について予算が削られるのを知って、思い切り怒りを覚えたので落ち着きのない感情的な発言を。 事業仕分け結果(27日) http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009112701000848.html 【国家備蓄石油管理等委託費】有事の際に備えて石油の備蓄を行うための経費で要求額は480億円。仕分け人は「現在の備蓄日数は 長すぎる」などとして「見直すべきだ」と判定。日本の備蓄日数は民間委託分も合わせて150日分だが、国際エネルギー機関(IEA)が義務付けているのは 90日分。人口減や温暖化対策で石油消費が減ることも考慮すべきだという意見が出た。 これ読んでPC画面を殴りつけたくなるくらいの怒りを覚えたんですが。 温暖化を抑えるために代替エネルギーとかを積極的に開発するから石油備蓄は削りましょう、というならまだ話も判りますが、同じペ
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