今年のプログラミングシンポジウムの夜のセッションでは情報教育についての熱い討論が行われました。その場で出た「この議論に関してブログなどに書くことは有益」という意見に賛成なのでこの記事を書きました。 手段の良しあしを議論するためには、まず「その手段を行うことでで達成したい『目的』は何なのか」が明確である必要があります。そうしなければ「手法Xは(目的Aのために)有益だ」「いや、手法Xは(目的Bのためには)有益ではない」という無意味な水掛け論につながるからです。 以前、首藤先生が指摘されたことですが、プログラミング教育の目的は少なくとも3つあります。「プログラミングのやり方の教育」「コンピュータ科学教育」「プログラミング行為の楽しさの伝道」です。 「『プログラミング教育』とひとくくりにされていて、違いが認識されていないことは、不幸のもとかもしれない」(首藤先生) この意見に私も賛成です。 2番目