歴史の区切りとはこういうことなのだろう。1941年12月8日(日本時間)の真珠湾攻撃から75年。安倍晋三首相とオバマ米大統領がそろって慰霊碑に花をたむけた。5月の大統領の広島訪問とともに、過去を乗りこえた歴史の和解の光景として人々の記憶に刻み込まれるに違いない。それは世界が大きく動き、新たな段階に入った2016年という節目の年を締めくくるにふさわしいできごとでもある。世界を揺さぶっている対立と
財務省が24日発表した2016年度4~9月期の貿易収支は、2兆4580億円の黒字となり、東日本大震災前の10年10月~11年3月期の2兆5億円を上回った。中身を点検すると、震災前水準を回復したと単純には喜べない。原油など資源価格の下落で輸入が前年同期比で約2割も減ったことが黒字化の主因だからだ。輸出で稼ぐという従来の姿からはほど遠い。4~9月期の輸出額は前年同期比9.9%減少した。それ以上に減
この参院選は後に、どう記憶されるのだろう。「憲法改正への扉を開いた選挙」だろうか? いや、それではいけない。「デフレ脱却の契機となった」と語り継がれなくてはいけない。改憲は安倍晋三首相(自民党総裁)の悲願といわれる。祖父、岸信介元首相の遺志でもある。自らを支持する保守層への配慮もあるだろう。衆参両院で、憲法改正の発議ができる3分の2の議席に届いた今、改憲に突き進むのではないかとの臆測が消えない
「江戸しぐさ」なるものが、小学校の道徳教育や自治体の市民講座でもてはやされている。江戸時代の商人たちが人間関係を円滑にするために培ってきた生活マナーらしいが、その存在を裏付ける史料は存在しておらず、本当の江戸とのつながりは定かではない。歴史研究家は「ニセの歴史」などと指弾する。発信源を探ってみると、その名もずばり、NPO法人「江戸しぐさ」にたどり着く。国や自治体はこの主張に乗っかっていた。 (林啓太) 【こちらは記事の前文です】 記事全文をご覧になりたい方は、東京新聞朝刊または、携帯電話の有料会員サービス「東京新聞・東中スポ」をご利用ください。 東京新聞は、関東エリアの駅売店、コンビニエンスストアなどでお求めいただけます。 「東京新聞電子版」なら全国どこでも、また海外でも、記事全文が紙面ビューアーでご覧いただけます。 購読・バックナンバーをご希望の方は「新聞購読のご案内」をご覧ください
日本経済新聞社は28日、2016年春の採用計画調査(1次集計)をまとめた。大卒採用計画数は15年春の実績見込みに比べて14.2%増と5年連続で2ケタ伸びた。好業績や国内生産の回復で電機や鉄鋼などの意欲が高く、非製造でも小売りなどが旺盛だ。採用活動期間の後ずれで人材獲得競争も激しい。労使交渉での高水準の賃上げとともに景気の好循環を後押ししそうだ。製造業の大卒採用は15年春比で12.3%増。業種別
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