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権利と思想に関するmahalのブックマーク (40)

  • フェミニズムの「むずかしさ」に向き合う(読書メモ:『むずかしい女性が変えてきた:あたらしいフェミニズム史』) - 道徳的動物日記

    むずかしい女性が変えてきた――あたらしいフェミニズム史 作者:ヘレン・ルイス みすず書房 Amazon 出版社による紹介は下記の通り。 女性が劣位に置かれている状況を変えてきた女性のなかには、品行方正ではない者がいた。危険な思想に傾く者も、暴力に訴える者さえもいた。 たとえばキャロライン・ノートン。19世紀に困難な離婚裁判を戦い抜いて貴重な前例をつくった人物だが、「女性は生まれながらにして男性に劣る」と書き残した。たとえばサフラジェットたち。女性の参政権獲得に欠かせない存在だったが、放火や爆破などのテロ行為に及ぶこともあった。たとえばマリー・ストープス。避妊の普及に尽力し多産に悩む多くの女性を救った彼女は、優生思想への関心を隠さなかった。 しかしだからといって、その功績をなかったことにしてはいけない。逆に功績があるからといって、問題をなかったことにしてはいけない。歴史は、長所も短所もある一

    フェミニズムの「むずかしさ」に向き合う(読書メモ:『むずかしい女性が変えてきた:あたらしいフェミニズム史』) - 道徳的動物日記
    mahal
    mahal 2022/07/04
    アーレントの黒人差別が現代になって言挙げされる事案に準ずるアレ。ただ、恐らくは現代では至極自然に見える「区別」が、現代の活動家の汚点として後世墓場から掘り起こされるんではとは思うかな
  • じゃあ大真面目に公共の福祉と表現の自由の話をするよ

    公共の福祉とは公共の福祉とは、原則として権利や利益同士が対立した時にそれを調整するためのものだ。 ここで問題になるのは『権利や利益同士』であることだ。決して権利を超えた❝公共の福祉❞があるわけではない。それでは結局、『権利を超えたものを理由にすればいくらでも人権を制約できる』ということになり、「日臣民ハ法律ノ範囲内ニ於テ」権利を有していた大日帝国憲法と何ら変わらないことになってしまう。 具体例~公共の福祉と表現の自由~表現・出版の自由が公共の福祉によって制約された例としては、『ジャニーズ追っかけマップ裁判』というのがある。 かつて出版社が『ジャニーズ追っかけマップ』という書籍を出しており、そこにはジャニーズのメンバーに会える場所としてスタジオなどの場所の他に自宅の最寄り駅、自宅の住所、電話番号といった個人情報が掲載されていた。 このことについてジャニーズのメンバーが『プライバシーの権利

    じゃあ大真面目に公共の福祉と表現の自由の話をするよ
    mahal
    mahal 2022/07/03
    大きく踏み込んだ発言だが、そこを前提に「でもそれってお互い様ね」を同意することが「社会契約」かも>「自由権の本質は『他者を不快にして我慢させる権利』なのであり…増田はそれを自明のことであると確信する」
  • マイケル・サンデルも言ってるが、同性婚を認めるなら重婚・近親婚も認めないと論理矛盾するんだよ。婚姻を「一緒に暮らす仲良しさんを自由に決める制度」として再定義するなら。そこまで考えてそうな奴が少ない。 - flatfive のブックマーク / はてなブックマーク

    マイケル・サンデルも言ってるが、同性婚を認めるなら重婚・近親婚も認めないと論理矛盾するんだよ。婚姻を「一緒に暮らす仲良しさんを自由に決める制度」として再定義するなら。そこまで考えてそうな奴が少ない。

    マイケル・サンデルも言ってるが、同性婚を認めるなら重婚・近親婚も認めないと論理矛盾するんだよ。婚姻を「一緒に暮らす仲良しさんを自由に決める制度」として再定義するなら。そこまで考えてそうな奴が少ない。 - flatfive のブックマーク / はてなブックマーク
    mahal
    mahal 2021/09/19
    家庭という単位での理財制度として婚姻をとらえ、かつそれを同性に開放するなら、養子制度のより広範な活用が要求されるけど、それと人身売買への厳正な対応ってのがどっかでバッティングしそうなイメージも…
  • バイデンでは癒せない米国の分断とハイパーバトルサイボーグ達|畠山勝太/サルタック

    米国の大統領選挙も終わり、留学生・国際協力の立場からすると、バイデン次期大統領が誕生したのは大変喜ばしい事です。しかし、獲得代議員数だけを見るとバイデン次期大統領が圧勝したかのように映りますが、単純な票数だけ見れば、なかなかの接戦でした。 トランプ政権誕生の背景にはリベラルと反リベラルの分断があり、トランプ政権下でこの分断は一層深刻化したと言われています。では、バイデン次期大統領はこの分断を癒すことができるのでしょうか? 私は、分断が一層深刻化することはあっても、これが癒えることはまず無いと思っています。それは、リベラルと反リベラルの分断はもっと根が深い所にあり、1980年代以降の教育政策がその悪化を加速させ、これが改善に向かう見込みがないからです。どういう事でしょうか? まず、リベラルとは主に誰で、反リベラルとは主に誰なのかを確認しましょう。バイデン次期大統領の支持は、①都市部、②若者、

    バイデンでは癒せない米国の分断とハイパーバトルサイボーグ達|畠山勝太/サルタック
    mahal
    mahal 2020/11/08
    弱者のエンパワーメントが発達したこと自体をネガティブに扱う必要は無いと思うけど、それがもたらした新たな弱者として「移動できない」「変化に対応できない」人の保護が未来の人権主義の前線にあるべき、なのかも
  • 両立できないものを両方手に入れられないことにモヤモヤする女性たち

    従前から述べている通り、私は女性の意思を可能な限り尊重すると言う立場でものを書いてきており、フェミニズムに関する文献やエッセイも一応ある程度読んではいる。その中で気になっていたのは、「モヤモヤ(する)」という表現が徐々に多くなってきているということである。 この言葉は2010年代のフェミニズムを特徴づけているように思う。従来のフェミニズムは多かれ少なかれ「こうあるべきだ」「このようになるべきだ」というゴールを設定してきたが、この「モヤモヤ」に関してはそうでは無い。現状は不満だが、代替案として上がってくる選択肢はもっと不満なので「こうあるべきだ」とも言えず、結局現状の不満を受け入れざるを得ない状況――あるいは両立不可能な複数の願望を抱え全てをかなえることが出来ないという自覚――を「モヤモヤ」と表現しているようなのである。 両立できないが両方ほしいもの 育児仕事に専念できないのは納得できない

    両立できないものを両方手に入れられないことにモヤモヤする女性たち
    mahal
    mahal 2020/08/17
    これはこれで、フェミニズムが女を騙してる…というお話かなと思う>「両立できない願望を持つことは…フェミニズム…が存在しているため…チェックされることなく{正当な社会への声}として出てきやすい」
  • 「世界的知性」スティーブン・ピンカーが、米国「リベラル」から嫌われる理由(ベンジャミン・クリッツァー) @gendai_biz

    アメリカ言語学会への公開書簡 日でもよく知られた言語学者・認知科学者であるスティーブン・ピンカーをめぐって事件が起きた。 2020年7月初頭、アメリカ言語学会( Linguistic Society of America = LSA)に所属する会員たちから、同学会に所属するピンカーを、学会の「アカデミック・フェロー」および「メディア・エキスパート」の立場から除名することを請願する公開書簡が発表されたのである。この書簡には、博士課程の学生や助教授・教授を中心とした600名以上の会員たちの署名が付けられている。 公開書簡では、LSAが2020年6月に「人種的な正義」に関する声明を発表したことを受けて「ピンカーのこれまでの振る舞いはLSAの声明と矛盾するものである」と指摘されており、彼がLSAのフェローの地位にふさわしくない、と論じられている。ピンカーには差別の問題を軽視し続けてきた経緯があり

    「世界的知性」スティーブン・ピンカーが、米国「リベラル」から嫌われる理由(ベンジャミン・クリッツァー) @gendai_biz
    mahal
    mahal 2020/08/16
    逆に本件がきっかけで「キャンセル・カルチャーはそんな都合の良い棒ではないとリベラルが気付き出した」ように見える辺り、案外ピンカー先生リベラルに愛されとったんやんけ、と思うとこはあるけどw
  • スティーブン・ピンカーとブラック・ライヴズ・マター - 道徳的動物日記

    togetter.com ↑ 自分でまとめたこの件について、思うところをちょっと書いておこう。 ●今回はスティーブン・ピンカーという大物がターゲットになったことで話題になったが、アメリカのアカデミアにおける「キャンセル・カルチャー」の問題はいまに始まったことではない。今回はBLMが直接のきっかけとなっているだろうが、他にも「セクシズム」や「イスラモフォビア」などの咎で、これまでにも様々な学者たちの講演がキャンセルさせられたり謝罪要求をされたり、大学を追われたりしてきたいう経緯がある*1。今回については、除名といってもアメリカ言語学会そのものからではなく「フェロー」の立場や「メディアエクスパート」の立場からの除名を求める運動ではあるが、言語学とはほぼ関係皆無の数年前のツイートを取り沙汰してポジションを奪うことが許されてしまうのなら、萎縮効果は明白だろう。だからこそ、ノーム・チョムスキーやジョ

    スティーブン・ピンカーとブラック・ライヴズ・マター - 道徳的動物日記
    mahal
    mahal 2020/07/08
    暴力の低減した世界における、「反暴力という皮を被った、暴力への意志」みたいなお話ではある>キャンセルカルチャー
  • 『ツイフェミ系文化人おばさん岩渕潤子『巨乳は奇形』『知的障害を連想』『童顔巨乳描写は障害描写でありヘイト』』へのコメント

    矯風会の流れを汲むような倫理系フェミニズムは、どちらかというと権威主義的保守派なんだろうと思う。「かくあるべし」の規範に「女権拡張」も含んでいるというのが伝統的保守派との違い。

    『ツイフェミ系文化人おばさん岩渕潤子『巨乳は奇形』『知的障害を連想』『童顔巨乳描写は障害描写でありヘイト』』へのコメント
    mahal
    mahal 2019/10/29
    大きな福祉は大きな権力大きな暴力、というお話でもありまして。
  • 胸が性的かどうかを思春期以降に知って欲しいっていう性教育をしたいと思..

    胸が性的かどうかを思春期以降に知って欲しいっていう性教育をしたいと思う自由も欲しいよー。 自由ってなんだ?? 割と質的な問いだと思うので真面目に答えると、アイザイア・バーリンという哲学者が「消極的自由」と「積極的自由」という概念を提唱している。 詳しくはWikipediaでも読んでほしいけど、要するに 何かを妨げられない自由(このを出版して罪に問われるのはおかしい。政府は著者を取り締まるな)何かを実現できる自由(自由にを出版するためには紙とインクと公教育の充実が必要なので、政府は出版産業のために補助金を出せ)の違いね(cf. anond:20191017201230)。 現代の自由主義では、色々と議論はあるけれど、おおむね消極的自由の方がより重要な自由とされている。 これは増田もそうだろう。「俺が六木ヒルズに住む自由を実現するために家賃を補助しろ」と言われたら、おかしい、と思うよね

    胸が性的かどうかを思春期以降に知って欲しいっていう性教育をしたいと思..
    mahal
    mahal 2019/10/17
    「自分の「善」が、普遍的な「正義」としてオーソライズされるべきだ」と考える人は多いけど、それって詰まるとこ国家権力を含む公権力が使えるとこの「暴力」の魅力に魂を曳かれている、ってお話なのだろうな。
  • シンガポールでフェイクニュース防止法施行 内容は政府が判断 | NHKニュース

    インターネットでうその情報、フェイクニュースの拡散を禁じる法律がシンガポールで施行されました。内容が事実かどうかは政府が判断することになり、国内の市民団体からは表現の萎縮を招くとして反対の声が上がっています。 法律は、事実と異なる情報やミスリーディングな情報を公共の利益に反して故意に流すことを禁止し、個人がうその情報を投稿・拡散した場合、最も重い刑罰で禁固刑が設けられています。 シンガポール政府は、多くの人が英語を話す多民族国家であることを挙げ、「フェイクニュースによって国家が分断されやすい」として法律は社会の秩序を維持するために必要だとしています。 一方で、政府による厳しい言論統制が指摘されるシンガポールにあって何がフェイクニュースにあたるのかの判断が政府に委ねられているとして、国内の市民団体からは表現の萎縮を招くとして反対の声が上がっています。 フェイクニュースを取り締まる法律をめぐっ

    シンガポールでフェイクニュース防止法施行 内容は政府が判断 | NHKニュース
    mahal
    mahal 2019/10/03
    しかし逆に「民間が判断」するなら、その民間機関の正統性を選挙ならざる何かによって担保するとしてそれって一体なんなんだ?それに国民すべてがコミット出来るものならそれ最早政府(≒権力)じゃね?というお話も。
  • 「動物はおかずだ」デモに関して(1) - 道徳的動物日記

    仕事の休憩時間に取り急ぎ書いた) 上記の記事に関して、まず気になったのは以下の箇所。 「しかし「動物はごはんじゃないデモ行進」は、自らが肉を忌避するだけでは飽き足らず、他者の権利や自由を否定し肉の撲滅を目論んでいる。」 「憎むべきは、ヴィーガンという生き方を選んだ人間ではない。他者の権利や自由を踏みにじる行為である。」 一般的に言って、ある社会で行われる権利運動とは「その社会で認められていない、ある属性のある種の権利を、認めさせるように要求する運動」と言えるだろう。 過去のアメリカで行われた奴隷制廃止運動であれば、奴隷とされている人々(黒人)が自由に生きる権利や財産を持つ権利などを要求させる運動であった。サフラジェット運動は女性の参政権を要求する運動であったし、「子どもが親から虐待されない権利」や「子どもの自己決定権」なども子どもの権利運動の結果として認められていったものだ。 そして、「

    「動物はおかずだ」デモに関して(1) - 道徳的動物日記
    mahal
    mahal 2019/05/21
    別に肉を食べる人間を差別的非倫理的な畜生と蔑む分には正当なんではと思う。ただ、その倫理的優越性に政治的権力を与える価値があるというには、平和で持続的な人間社会に対する貢献度が明白ではなさげ、にも。
  • フェミニズムが社会運動なのか学問なのかって部分で、フェミニストは随分..

    フェミニズムが社会運動なのか学問なのかって部分で、フェミニストは随分甘えがあるように思うんだよね。 社会運動家としての一貫性を追求されると、これは学問であり個人の思想や要求ではないと逃げるし、学問としての透明性や検証の担保をもとめられると社会運動家としての被害者論に逃げ込む感じ。 おそらく今現在の多くのフェミニストは、フェミニズムがなんで学問を経由しなきゃならなかったのか、そこが当にわかってない。 フェミニズムが、暴力の次元で既存社会と戦うと負けるからなんだよ。この場合暴力っていうのは、いわゆる肉体的だったり経済的だったり権力的だったりするようなぱっと想像できる暴力だけではなく、民主主義的な、多数決の暴力によってもフェミニズムは負けちゃうんだ。なにせ、以前の社会では「女性の権利が男性より劣るのは当たり前」だったから(女性参政権、この文脈では多数決に参加できる権利ですら日ではまだ100年

    フェミニズムが社会運動なのか学問なのかって部分で、フェミニストは随分..
    mahal
    mahal 2018/11/04
    単純に社会活動としても学問としても「攻め」のイデオロギーであり、保守的な社会維持のロジックとしてこなれてないので、守りに入ると右翼もドン引き的なゴリゴリの権威主義化しちゃう面もあるのかも
  • 「公の感覚」をめぐる議論(「キズナアイ」騒動などからの派生) - Togetter

    宇野ゆうか @YuhkaUno 「公」の感覚がある人なら、自分がその絵を好きか嫌いかに関わらず、判断できるけど、「公」の感覚がない人にとっては、批判が来たら全部「それは相手個人の『お気持ち』だ」ってなるでしょうね。で「批判するのはこの絵が嫌いだからだろう!」って思うんでしょうね。 2018-10-13 22:19:22

    「公の感覚」をめぐる議論(「キズナアイ」騒動などからの派生) - Togetter
    mahal
    mahal 2018/10/19
    公共に対し己の主張を権力として実現するなら普通に野望の王国的アプローチで良いと思うけど、この人ら何か「国家とか多数派と一緒にするな」とかカマトトぶるのが、小林よしのりとの違いつか「コヴァの尻尾」感が。
  • 昔々、私はリベラルだった。

    tarafuku10 @tarafuku10 米国 #WalkAway ムーブメントの主唱者、ブランドン・ストラカの声明ビデオを訳してみた。彼は1年ほど前まで民主党支持者だったが、左翼/リベラルの独善性に嫌気がさして離脱。ほかの人にも離脱を勧めている。ストラカはもともとはゲイ・ライツの運動家。 youtube.com/watch?v=51UGcg… 2018-09-12 01:46:46 tarafuku10 @tarafuku10 昔々、私はリベラルだった。実のところ、1年前の今頃でさえ私はまだリベラルだった。私がリベラルになった理由は、自分が大切だと思う価値を共有する仲間を見つけたと思ったからだ。私は、あらゆる種類の人種差別を強く拒む。性別や性的指向に基づき人を疎外することを拒む。専制的な集団思考を拒む。 pic.twitter.com/BvHenZn1b1 2018-09-12 01

    昔々、私はリベラルだった。
    mahal
    mahal 2018/09/13
    そもそも左派ブロックが「リベラル」とされたのは対国家権力で個人の自由を重視したからだけど、今は個人の自由よりも大事なものが出来た、というお話なので、むしろ左派を「リベラル」呼ぶことを終わらせるべきかも
  • ガキ使批判記事に見られた「人権」概念の変容 - 能書きを書くのが趣味。

    今回は「人権」について書きます。 なぜ人権について書くかというと、ハフィントンポスト記事の話題をTwitterで読んだからです。 この件について、ハフィントンポストは批判されています。最も頷けた批判は、「エディ・マーフィーの真似をすることは、黒人を戯画化することとは違うだろ」というもので、僕もその批判に賛同するところです*1。 しかし、批判している皆さんは、自分が批判しているものについて、当に理解しているのでしょうか? 「そもそも人権とはなにか?」ということを考えなければ、この記事から生まれる謎の不快感の正体を捉えることはできないと思う。 この「人権」という一見批判しようもないように見える概念は、もともとかなり特殊で、不安定さを孕んだ思想です。しかも21世紀までに起きた社会情勢の変化は、もともとの不安定さを、潜在的な危うさと言えるレベルまで膨らませています。日人は「人権」をあまりにも素

    ガキ使批判記事に見られた「人権」概念の変容 - 能書きを書くのが趣味。
    mahal
    mahal 2018/02/02
    近代的原則が「人間であるから権利を認める」という生まれの平等を前提としてた一方、それが人間内ですら先天的に成立しない(しかも遺伝的にではなく社会的に)バグが今世紀になって本格的な試練を受け始めた感じ。
  • [翻訳] ドヌーヴ「女性を口説く権利」 全訳(追記・訂正有り)

    「私たちは、性の自由に不可欠なウザがられる自由を擁護する」 としてこちらに上げた翻訳の問題点を、トラックバックで明快に解説していただきました。。 私の翻訳は、要するに、 Nous pensons que la liberté de dire non a une propositon sexuelle ne va pas sans la liberté d'importuner. この一文を「相手を忖度しない自由が無ければ断る自由なんて無いも同然だよ!」と解釈して突っ走ったことに尽きるので、そこが誤っているとするとほぼ全面的に誤読していたと言うことになります。 やはり問題が多すぎると思いますので、早めに削除させていただきたいと思います。 拙訳について感想、誤りのご指摘および解説を下さった方々にはとても感謝しております。 非常に勉強になりました。ありがとうございました。 (こういっては何ですが

    [翻訳] ドヌーヴ「女性を口説く権利」 全訳(追記・訂正有り)
    mahal
    mahal 2018/01/11
    この魅力に抗う困難な作業を、如何に「個人の時代」の徳目として組み込むかこそが、鬼道ではないリベラルへの一里塚かな>「いわゆる普遍の名の下で、女性たちを…可哀想でちっぽけな品物の地位へと上手く誘導する」
  • 「あなたのセックスの正しさ」が問われる社会が近づいてくる - シロクマの屑籠

    先日、twitterのタイムラインで共感したくなる文章を発見した。 生殖や性病等についての知識は必要と思うが、行為としての正しいセックスを「教育」するのか。まずは優しく抱き締めてキスするのが、部屋に入るなり服を脱がせるより優れているのか。そんなのは当事者間の問題だし、私は私のプライベートな事柄を勝手に規定されたくないと考える— 鴨島の宗教へようこそ (@kamozi) 2017年7月8日 私のセックス観も、これに近い。性行為がどうあるべきかは、カップルそれぞれが決めれば良いことで、自由なカップルの在り方、自由な性行為のありかたがあって良いはずだ、と私も叫びたくなる。 しかしプライベートな関係は、介入を受け続けてきた。 だが、私達の社会の変化や常識の変化を思い出すと、「性行為はプライベートなカップルのもの」という現代の感覚が、いつまで通用するのか怪しく思えてくる。 かつては、家庭の問題の多く

    「あなたのセックスの正しさ」が問われる社会が近づいてくる - シロクマの屑籠
    mahal
    mahal 2017/07/10
    イスラム教的戒律主義への回帰とも言えるかもだけど、畢竟そうした状況で「保護の不自由」にどっかで堪えかねたマイノリティから「勇者」が出て、また弛緩方向にみたいなのが人類史の中で循環してるもんなのかも。
  •   ていうか権利には義務(責任)が伴うってよく分からない。 権利にせよ義..

    ていうか権利には義務(責任)が伴うってよく分からない。 権利にせよ義務にせよ、法律上の要件を充たせば発生するわけで、それ以上でもそれ以下でもない。 権利濫用などの信義則違反になるような権利行使は許されないということはあるが、そういうことを言いたいんじゃないんだろう? 責任についても、権利行使の結果生じる影響や効果のことを言ってるんだろうが、それを負えと言われても「そりゃ当たり前だろ」としか思わない。 一体何が言いたいんだこれ。 [追記] 何か債権・債務の関係を引き合いに出して、権利の反対側には義務が存在する、みたいな意味で解釈してる人が多いんだけど、対応する義務が想定しづらい権利もあるし(形成権とか)、そこまで一般化できる言説ではないと思う。百歩譲ってそういう意味だったとしても、「だから何なんだ」レベル。

      ていうか権利には義務(責任)が伴うってよく分からない。 権利にせよ義..
    mahal
    mahal 2017/06/15
    該当する権利が衝突した時に相手の権利を尊重しながら折り合わせるとか、権利を主張する際にそれが反転して自分に向かって来るときの不都合さを考慮するみたいなのは、ある種の「義務」であって欲しいかな。
  • ポリティカルコレクトネスの主目的は、多様性を守ること。

    Dai Tamesue 爲末大 @daijapan とても正しくて、完璧な人の言葉の端々に、何かダメな自分が裁かれているような居心地の悪さを感じてすっと距離をとってしまうことがある。多様性の質は誰もが素晴らしくなることではなく、ダメな自分も寛容に受け止められることだろうと思う。 2016-12-12 11:27:49 Dai Tamesue 爲末大 @daijapan その点において、ダメであった過去を持っている人のおおらかさや優しさというのは人を受け止めるので、やはり人生のどこかに傷を持つというのは大切なことなんだろうなと思う。 2016-12-12 11:28:40

    ポリティカルコレクトネスの主目的は、多様性を守ること。
    mahal
    mahal 2016/12/13
    多様性の敵のひとつに「権威主義」があるのだけど、PCにせよ何にせよ社会で一定の強制力を持つと、その強制力を保持しつつ「権威性を排除する」ことは、物凄く難しいのではないかな。
  • イヴァンカに同情してはならない。彼女を恐れよ

    この写真は不適切な関係を証明するものではないが、ある種の関係を暗示している。つまり、イヴァンカは幼い頃から所有物、または小道具として自分のことを考えるよう、訓練されていたということだ。 成長する中でイヴァンカは、父親が女性を、彼女の母親のような美しく優れた女性までをも、新しい人と簡単に交換するできる使い捨て可能なモノとして扱う様子を見てきた。だから、彼女はまずモデルになった。トランプ氏の世界観では、これが価値の高い人物になる1つの手段だったからだ。 その後、彼女は、無情なビジネスウーマンになった。なぜならそれも、価値の高い女性になるまた別の手段だったからだ。まず母親を、その後、80年代にトランプ・オーガニゼーションの副社長として採用されたバーバラ・レスを、手とした。 イヴァンカは父親と同様に、自分のライフスタイルをブランド化した。彼女のものの見方は、表にははっきり出てこないが、シンプルで

    イヴァンカに同情してはならない。彼女を恐れよ
    mahal
    mahal 2016/11/20
    しかし、ここまで精緻に論立てながら最後の結論のこの「動物的」なベタさ、みたいなのは、ちょっとこの記事自体が人間の知性に対する皮肉、みたいな構造になっちゃってる感も(まぁそれが政治ってヤツなのかもだが)