昨日、OECDが発表した日本のニート率についての情報に、日本経済新聞は「中年ニート」の存在をあてた。 日本経済新聞:「中年ニート」120万人、統計に表れない無業者 ただ、OECDや日本政府の調査対象からは外れている“中年ニート”は約120万人とされ、人数は増加傾向にある。この世代の就労支援の重要性は依然として大きい。 出典:日本経済新聞 最近では、ひきこもり状態の40代、50代に対して社会的な調査の必要性と支援の在り方が議論されているが、ニート状態の中年層にフォーカスした記事は珍しい。近いところでは、東京大学の玄田有史先生が「孤立無業(SNEP)」を出版されている。また、論文「孤立無業者(SNEP)の現状と課題」では、社会から孤立した状況に晒されやすい人々として、20 歳以上 59 歳以下の未婚者であり、かつ在学中を除いた無業者が162.3万人(2011年時点)としている。 「無業」と「ニ