60歳でいったん定年を迎えた後、再雇用されれば給与は下がるもの。だが自動車の金型の製造販売を中心に行っている「南海鋼材」(堺市)は、再雇用後も定年前と同じ水準の給与が支払われるという会社だ。「給与を下げられたら、プライドが傷つくやろ」と福原實晴(みはる)社長。確かにその通りだが、なぜこんな驚くべき取り組みに踏み切ったのだろう。再雇用でも同じ待遇 南海鋼材の規定では、60歳の誕生日を迎えた直後の給与の締め日が退職日。ここまでは普通の会社と同じだが、社員の“その後”を支える珍しい措置がとられている。 契約社員として再雇用された人は、原則として定年前の役職を維持したまま降格されず、定年前と同じ基本給と各種手当てが支払われる。賞与こそないものの、業績が良い年は臨時ボーナスも。契約期間は1年間だが、健康で働く意欲さえあれば更新が続く。好きなだけ働けるのだ。 南海鋼材の従業員は現在149人。このうち6
稼働率100%超、利益率50%超……高コスト体質であるホテル業界にあって最高水準の利益をたたき出し続ける理由は何か。東京オリンピック開催を見据え、異業種が続々と参入する驚異の高収益業界ビジネスホテルの光と闇に迫る! やるからには天下を取る ビジネスホテル業界を席巻する超大手たちはどのようにその地位を築き、どのような戦略を練っているのだろうか。 東京都港区赤坂。ここにひときわ目を引くビルがある。「私が社長です」というテレビCMでもおなじみの元谷芙美子社長の巨大な看板を掲げるアパホテルの本社である。 「スタートしたのは金沢でしたが、やるからには天下を取るつもりだった」 そう語るのはアパグループの代表、元谷外志雄だ。芙美子社長が広告塔となり爆発的に知名度を上げる一方で、元谷代表の大胆な経営戦略により、アパグループは急激な成長を遂げている。 「天下を取るために、ホテルチェーンや会員システムをつくろ
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