小川国夫は、昭和2年(1927)、志太郡藤枝町長楽寺(現・本町1丁目)で生まれ、青島小学校から旧制志太中(現・藤枝東高校)に進学し、病弱だった少年期に文学や絵画に親しみ、キリスト教にふれました。旧制静岡高校(現・静岡大学)時代にカトリックに入信し、20歳のころ小説を書き始め、東京大学国文科在学中の昭和28年(1953)、パリに私費留学し、3年間をフランスで過ごしました。この間にオートバイでヨーロッパ各地を旅行し、旅での体験から「アポロンの島」など、数々の小説が生まれました。そして、昭和40年(1965)、自費出版した私家版『アポロンの島』が島尾敏雄に激賞され、作家として注目を集めるようになりました。 著作には『或る聖書』、『試みの岸』、『彼の故郷』などがあり、簡潔な文体で光と影の原初的光景の中に人間の行為を映し出した作品を発表し、内向の世代を代表する作家と見なされています。 昭和61年
おっさんが昼間っから大号泣しましたよ・・・ 「最高の人生の見つけ方」という映画によって・・・m(__)m 最高の人生の見つけ方 [DVD] 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ 発売日: 2010/04/21 メディア: DVD 購入: 2人 クリック: 88回 この商品を含むブログ (59件) を見る 【初回生産限定スペシャル・パッケージ】最高の人生の見つけ方 [Blu-ray] 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ 発売日: 2012/12/19 メディア: Blu-ray この商品を含むブログを見る 解説: ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン主演で描く、死を意識した初老男性2人の希望に満ちた余生を描く人間讃歌。病室で知り合った2人が意気投合し、“やりたいことリスト”に基づき、残りの人生を生き生きと駆け抜ける。感動ストーリーをさわやかなユーモアで描き切ったのは、
この1週間ほどたいへん調子が悪い。先月二度も食中毒になり風邪を引いた余韻なのか、なにやら肩やらなにやら体がこわばって何事にも集中できずにいる。こりゃダメだ、となって先月日本から届いた荷物に入っていた本を一冊取り出し、ベッドに寝転んだ。 その本を読み進めていると、すうっと肩のこわばりがほぐれていった。 55歳の著者。その人生を「からっぽだった」と表現する。人生の意味などなかった気がすると。自分はダメな人間なのではないかと不安になり、そして受け入れ、「それはそれでいいんじゃないか」と肯定する。 55際。団塊ジュニア世代の自分よりずっと年上の著者。アルファブロガーと呼ばれる人々の中でも筆頭に挙げられる人物。極東ブログ主宰、 id:finalvent 氏。 考える生き方 作者: finalvent出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2013/02/21メディア: 単行本(ソフトカバー)購入
経済学の目的は、人の営みの本質をヴィジョンとして描くことが分かる。そして、経済学は科学でないことが、やっと腑に落ちる。 スミス、マルクス、ケインズ、シュンペーター、経済学説史上の巨人たちの言動がときに生々しく、ときにユーモラスに語られる。彼らは皆、学説や主義の発明者というよりは、目の前の現実社会に影響を受けながらも、「なぜそうなっているのか」を得心しよう/させようと奮闘したのだ。 彼らの出自も栄達もさまざまだ。裕福な教授もいれば、極貧の文筆家としての人生を送った者もいる。共通していることは、彼らの描くヴィジョンは、それぞれの個人的な経験に裏打ちされているところ。絶対的なプリンシパルがあって、そこから証明や体系を拡張したものでないオリジナリティが、経済学を世俗の思想にしている。 たとえば、冷酷な物言いで追い詰められた感じを漂わせ、重苦しく、希望を失った人生を送ったマルクスが構想したのは、「破
この連載のテーマは「知的生活」です。間違えてはいけないのは、これは「学問ばかりする生活」というわけでも「高尚なことだけする生活」ではないという点です。 私がこの言葉に触れたのは、渡部昇一氏の「続・知的生活の方法」(現在絶版?)を読んだのがきっかけでした。35年ほど前に書かれた本書はベストセラーとなった前著「知的生活の方法 」とともに、オリジナルな発想を楽しむ生活について具体的で示唆に富む内容になっています。 まだパーソナルコンピュータ革命前夜に書かれた本と言うこともあって、ここで書かれているのは簡単にいえば、1. 書籍をたくさん読み、オリジナルな発想を育むのが「知的生活」、2. そのために時間・場所・金銭的な自由をいかに確保するか?、この2点です。 当時40代だった渡部氏が、学者として安定した頃にのびのびと書いたのではないかという軽やかさが文章にはあって、憧れのおもむくままに本を読みたい!
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