グーグルニュースがメディアの記事を搾取している、との批判は、メディア側に以前からある。 欧州では特にそのことへの反発が強かったが、スペインは新聞業界の旗振りもあり、ついにニュースのアグリゲーション(収集)サイトからの罰金つきの使用料徴収、いわゆる〝グーグル税〟を法制化した。 ところがこの動きを受けて、グーグルはスペインでのグーグルニュースを閉鎖してしまった。 何が起きたか? アクセスの流入口が閉ざされて、ダメージを受けたのはスペイン国内のメディアだった。 スペイン定期刊行物発行人協会(AEEPP)が、その具体的なダメージをまとめた調査報告を発表した。 メディアはプラットフォームとどう付き合えばいいのか、考えさせるデータだ。 ●〝グーグル税〟とは 「独禁法、プライバシー、音楽配信…EUはグーグルやフェイスブック、アップルとどう付き合っていくのか?」でも触れたが、スペインが〝グーグル税〟を導入
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