名古屋市内で会見する伊藤氏(右)。「75歳以上は的確な判断ができない」と問題発言した。左は二所ノ関名古屋場所担当部長、中央は村山理事長代行(撮影・北野浩之) 的確な判断は75歳未満の方に−。日本相撲協会で賭博問題を調べる特別調査委員会の伊藤滋座長(78)=早大特命教授=が10日、名古屋市内で開いた記者会見でまた問題発言を行った。 特別調査委が行った「ガバナンス(統治)の整備に関する独立委員会」の人選。年齢が関係したのかと質問されると、相撲協会外部理事でもある伊藤氏は「75歳以上は頭がおかしくなって、的確な判断ができないと、僕が言ったのは事実」と答えた。 元大関琴光喜の処遇について、解雇処分が決まる前に「あんなのは一番のクビだ」と言い放つなど、伊藤氏は放言が絶えない。会見の席で隣に座っていた75歳の吉野準監事(元警視総監)は顔をしかめていた。