【ニューヨーク=清水石珠実】米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は27日、生成AI(人工知能)を手がける米オープンAIと同社に出資する米マイクロソフトを提訴した。2社がNYTの記事をAIの学習用に許可なく使用し、著作権を侵害していると指摘した。NYTによると、AI学習を巡って大手の報道機関が開発企業を訴えるのは今回が初めての例となる。ほかの報道機関やAI開発企業にも訴訟の動きが広がる可能性があ
OpenAIとマイクロソフトは11月21日、人工知能(AI)チャットボットのChatGPTとその後期バージョンが、ノンフィクション作家の著作物などを無断で学習に使用したと主張する集団訴訟を起こされた。 この訴訟は、前CEOのサム・アルトマンの突然の更迭後のOpenAIが、混乱に陥っている中で起こされたもので、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー『人類初の南極越冬船 ベルジカ号の記録(原題:Madhouse at the End of the Earth)』の著者のジュリアン・サンクトンが原告団を率いている。 サンクトンはこの本の調査のために、5年の歳月と数万ドルを費やして世界中を旅したとされる。法律事務所Susman Godfrey LLPが提出した訴状によると、ChatGPTは、サンクトンの著書がチャットボットの訓練に使われたデータセットの一部であることを認めたという。 サンクトンと数
[速報]ChatGPTを組み込んだ「Microsoft 365 Copilot」は月額30ドルの追加料金で提供。マイクロソフトが発表。Inspire 2023 マイクロソフトは、日本時間7月19日未明から開催中のパートナー向け年次イベント「Microsoft Inspire 2023」において、Microsoft 365にChatGPTベースのAI機能を組み込んだ「Microsoft 365 Copilot」を1ユーザー当たり月額30ドルの追加料金で提供することを発表しました。 2023年3月に行われたMicrosoft 365 Copilot発表時の様子。左はModern Work & Business Applications担当CVP Jared Spataro氏 Microsoft 365に自動生成機能などを追加 Microsoft 365 Copilotは、Outlookによる過
米Microsoftは5月4日(現地時間)、2月に限定プレビューした「新しいBing」を「オープンプレビュー」に移行し、ウェイティングリストに登録せずに誰でも利用できるようにした。また、多数の新機能も発表した。新機能の詳細は、23日から開催の年次開発者会議「Build 2023」で発表する計画だ。 MicrosoftアカウントでBingにサインインするだけで、誰でも新しいBingとEdgeを使えるようになった。 主な新機能を以下に紹介する。本稿執筆現在、筆者の環境ではまだ使えないものもあり、それがロールアウト中だからなのか、米国限定なのかは不明だ。Buildでより具体的な説明があると期待したい。 回答がよりビジュアルに これまでBingチャットの回答はテキストのみだったが、質問内容によっては画像や動画も盛り込まれるようになる。 また、質問に画像や動画のURLを含めると、それらに関して説明す
Aaron Mok [原文] (翻訳:仲田文子、編集:井上俊彦) Apr. 28, 2023, 10:30 AM テックニュース 13,217 ChatGPTを稼働させるには1日最大70万ドル必要だとアナリストが試算している。 Pavlo Gonchar/SOPA Images/LightRocket via Getty Images ChatGPTは「高価なサーバー」を使っているため、OpenAIがそれを稼働させるのに1日最大70万ドルのコストがかかっているようだと、あるアナリストがThe Informationに語っている。 ChatGPTは、クエリに答えるために高価なサーバー上で大量の計算をしなくてはならない。 マイクロソフトは、密かにコストを削減するためのAIチップを製造しているとThe Informationが報じている。 ユーザーがChatGPTを使ってカバーレターを書いたり、
MicrosoftはOpenAIと提携し、ChatGPTを初めとした各種AIツールの自社ソフトウェア/サービスへの組み込みを進めています。 今回、Windows 11/10用のオープンソースの生産性向上ツール「PowerToys」へ、ChatGPTのサポートを組み込むための作業が進められていることがわかりました。 ChatGPTのサポートは、キーボードランチャー「PowerToys Run」のプラグインとして行われ、PowerToys Runの検索ボックスに質問を直接入力することができるようになる見込みです。 ChatGPTプラグインはデフォルトでオフになっていて、ユーザーはこの機能を利用するためにPowerToys Runの設定を開き、手動でこの機能を有効にする必要があります。また、OpenAIのAPIキーを入手し設定する必要があります。 このプラグインの開発は、Windowsデバイス上
日本マイクロソフトは3月22日、米Microsoftが2月にプレビュー版の提供を始めた「新しいBing」について、利用動向を公開した。プレビュー版の登録者数は全世界で100万人を超え、うち10万人以上が日本人という。1人当たりの検索数は日本がトップだった。 新しいBingは、既存の検索エンジン「Bing」に、大規模言語モデル「GPT-4」ベースのチャットAIを搭載したもの。ChatGPTなどと似たイメージで、チャットで質問しながら知りたい内容が検索できる。日本マイクロソフトによれば、プレビュー版の提供開始以来、日本からは200万件以上チャットでの質問が送られたという。 Microsoftが提供する他のAIサービスについても、日本での利用動向を公開した。例えばクラウドサービス「Microsoft Azure」から、米OpenAIの大規模言語モデル「GPT-3.5」などのAPIにアクセスできる
「ChatGPT」のような生成系AIを高速化するサーバー向けGPUをNVIDIAが発表 ライター:米田 聡 GTC 2023の基調講演に登場したJensen Huang氏 2023年3月21日,NVIDIAが主催する恒例のGPU技術関連イベント「GTC 2023」がスタートした。3月22日に行われた同社CEOであるJensen Huang(ジェンスン・フアン)氏の基調講演では,さまざまな新しいAI関連製品やサービスが発表となった。 本稿では,基調講演の一部から,ゲーマーでも知っておく価値がありそうなものにしぼって概要を紹介したい。 計算機リソグラフィ分野に大躍進をもたらす「cuLitho」 NVIDIAは自社で工場を持たない,いわゆるファブレスの半導体メーカーである。ただ,ファブレスといっても半導体の製造技術と無関係でいられるわけではない。とくにGPUは,最先端の製造技術を用いる複雑で大規
日本時間で3月15日未明、OpenAIが大規模言語モデルのGPTシリーズ最新バージョンであるGPT-4を発表しました。 GPT-4は、人間向けの試験問題やベンチマークテストで従来のモデルよりも高い成績を収め、日本語でもGPT-3.5の英語性能を超えているそうです。 また、GPT-4は、ChatGPTの有料版(月20ドル)に加入していれば、すぐに使用できます。 今回、MicrosoftがBingのチャットモードもGPT-4を利用していることを明らかにしました。そこで、実際にGPT-4の性能とBingの性能を比較してみることにしました。 ※表紙の画像は、プロンプトに「GPT-4」と入力して生成した画像です。 1.GPT-4についてChatGPTに聞いてみた ChatGPT(Model:GPT-4)に、GPT-4について聞いてみたところ、回答は以下のとおりでした。 問 GPT-4について教えてく
米Microsoftは3月14日(現地時間)、米OpenAIによる「GPT-4」発表を受け、2月から提供しているチャットbot「新しいBing」は「検索用にカスタマイズしたGPT-4」をエンジンとしていると公式ブログで明らかにした。 Microsoftはこれまで、新しいBingは「OpenAIが昨夏に共有したGPT-3.5よりはるかに強力な、ChatGPTを強化するLLM」とのみ説明していたが、「過去5週間に新しいBingプレビューを使った人は、GPT-4の初期版を既に体験済みだ」とコーポレートバイスプレジデント兼コンシューマーチーフマーケティングオフィサーのユスフ・メディ氏は語った。 OpenAIによるGPT-4の更新は、随時Bingに反映される。 2月に新しいBingのAIモデル「プロメテウス」について説明したジョルディ・リバス氏は「プロメテウスで使う次世代モデルはGPT-4だ」とツイ
◆◆◆ 「確率的に確からしい」という言葉を続けるロボット ――最近、ChatGPTという言葉をよくインターネットで目にします。なんとなく「こんなことができるのかな……?」というイメージは湧いているのですが、具体的なサービス内容を簡単に教えてもらえるでしょうか。 深津貴之氏(以下、深津) 一言で言えば「人間の言葉で質問すると、人間の言葉で答えてくれるロボット」です。 例えば、質問に答えてくれたり、相談に乗ってくれたり、長文を要約してくれたり……。これまでの“検索”とは違って、人間的な知性があるかのように“文章で返答をしてくれる”のが大きな特徴というサービスですね。 お昼ごはんについて質問したときの回答。これまでの“検索”とは良くも悪くも勝手が違うことがよくわかる これはAIに大量の単語を学習させることで、「直前の単語に対して、最も可能性が高い次の単語を予測している」んです。例えば「むかしむか
インターネット創始者の1人に数えられるVinton Cerf氏は、最近になって急に注目を集めるようになった人工知能(AI)チャットボットの「ChatGPT」を支えるテクノロジーについて、「スネークオイル」(まやかしの万能薬)だと批判している。 GoogleのインターネットエバンジェリストであるCerf氏は、ChatGPTや、競合する同社の「Bard」に力を与えている大規模言語モデル(LLM)と呼ばれるAIテクノロジーを全面的に否定しているわけではない。しかし同氏は、米国時間2月13日にCelesta Capitalが開催した「TechSurge Summit」において、こうしたテクノロジーは事実に基づく内容を用いて訓練されている場合であっても、もっともらしく見えるものの誤っている情報を生み出す可能性があるという倫理上の問題を抱えていると警告した。 ある企業の幹部が、業務上の問題を解決するた
マイクロソフト、WordやPPにもChatGPTを搭載予定?2023.02.15 19:007,339 Kyle Barr - Gizmodo US [原文] ( R.Mitsubori ) 次世代ってこういうことなのかな。 マイクロソフトが「AI熱」にかかったもようです。その唯一の治療法が、ChatGPTのような大規模言語モデルをすべてのエンドユーザ向けプログラムに搭載することなのかもしれません。 金曜日、The Vergeから気になる記事が出ました。ある情報筋によると、マイクロソフトはOpenAIの技術をOfficeアプリに統合する計画の詳細を発表予定なんだとか。 同プランにはWordやPowerPoint、Outlookといった主要ソフトも含まれるようです。同社がAIベースの検索システムをいち早く公開したスピード感を思えば、今回の新システムのデモを見られる日もそう遠くないかもしれませ
いろいろ仕組み的にChatGPTというのはGoogle検索の代替以上の働きをするなぁと思っていたのだけど、それとは別にChatGPTによって検索が使い物にならなく未来が考えられるなぁと思った。 ChatGPTが検索よりもいいのは、そのものズバリな文書がなくても、その周辺から学んだ単語の関係をもとに、答えを構築してくれることです。 たとえば検索の場合は、日本語で書かれた文書が用意されていなければ、たとえ英語や中国語の文書があったとしても日本語での検索には引っかかりません。 けど、ChatGPTの場合は、英語や中国語の文書から学んだ単語の関係や、ほかの文書から学んだ英語と日本語の関係、日本語での単語の関係などから、日本語の回答を生成してくれます。 たとえばGluonという会社について日本語で説明してる記事はおそらくないと思うのですが、ちゃんと日本語で説明してくれます。本社はベルギーですが。。。
マイクロソフトのサティア・ナデラCEOは先日、ChatGPTに代表されるオープンAI(OpenAI)のジェネレーティブAIを、自社の全製品に導入し、数十億人のユーザーが利用できるようにする計画だと述べた。 オープンAIが開発した言語モデルを使えば、Wordのオートコンプリートやオートコレクト機能は向上し、いくつかの単語を基に長いテキストの塊を生成できるだろう。さらに、短いテキストを入力するだけで、完全なPowerPointのプレゼン資料を作成できるかもしれない。 このような機能は、マイクロソフトが若いユーザーを引きつけるのに役立つはずだ。アナリストによると、マイクロソフトのOffice 365は何百万社もの企業が採用しているが、同社はグーグルのGoogle Docsのようなコラボレーション優先のプロダクトで若者にアピールできていない。 「教育分野や大学などでは、Google Docsをデフ
米AI研究企業OpenAIが、AIチャットサービス「ChatGPT」のAPIを間もなく公開すると発表した。利用希望者の申し込み用のページも公開している。 米AI研究企業OpenAIは1月16日(現地時間)、AIチャットサービス「ChatGPT」のAPIを間もなく公開すると発表した。利用希望者の申し込み用ページも公開している。申し込みには名前、メールアドレス、会社名(任意)、利用目的などの入力が必要。 ChatGPTは22年12月に登場したAI言語モデル。現在はプレビュー版として、テキストで質問を投げかけるとAIがその回答を表示するサービスを提供しており、その精度からSNSなどで話題を集めている。日本語にも対応しており、例えば「ChatGPTとはなんですか?」と聞くと以下のような答えが返ってくる。 「ChatGPTは、OpenAIが開発した対話型自然言語生成モデルです。このモデルは、対話文や
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