東京など大半の会場で無観客となるオリンピック。飲食がセットになったホスピタリティパッケージの購入者には既に紙チケットが届いているという。無効だが「幻の2020五輪」としてプレミアムがつくのではないか。 一方、一般の購入者の場合、有観客でチケットがなお有効であり、購入時に紙チケットを希望していた場合に限り、ホームプリントで入場できる代わりに大会後に郵送されるが、無観客による無効分については大会後に自動払戻しとなり、紙チケットの発行もない。 ただ、二転三転する東京五輪の組織委員会のことだから、「記念に手もとに置いておきたい。どうせ印刷しているのであれば、手数料を支払うから、紙チケットを送ってもらいたい」といった声が高まれば、この方針も変更されるかもしれない。 このほか、関係者筋から開会式や閉会式など価値の高い紙チケットが外部に出回る可能性もある。たとえ無効なものでも、コロナ禍による無観客という