公立の博物館・美術館の資料を保管する収蔵庫が限界を迎えている。地域で歴史や文化を学ぶために必要な施設だが、十分な収蔵スペースが確保できなければ、資料や文化財の保存、活用もおぼつかない。一方で、収集を続ける資料を維持、管理するには相応のスペースが要り、経費もかかる。とはいえ、財政に余裕がある自治体ばかりではない。どうすればいいのか。(宮畑譲)
八戸市美術館(八戸市番町)の屋外広場「マエニワ」に設置されたステンレス製の館銘板の一部の文字が現在、スチレンボード製のものに置き換えられている。 3月16日時点での様子 SNSで「発泡スチロールだ」と話題になっているのは、青森県道23号沿いのコンクリートの壁面に設置されたステンレス製の「八戸市美術館」の「美」の部分。4月15日現在、「美」だけがスチレンボードでかたどった手作りのものになっている。 3月11日夜、同館の警備員が巡回した際に「美」がなくなっていることに気づいた。当時、マエニワには2月下旬に降った大雪の影響で雪が多く残っていた。副館長の宗石さんは「解けた雪の中から(『美』が)出てくることも期待したが、出てこなかった。辺りを捜しても落ちていなかった」と話す。 3月31日、八戸在住のkohchinさんが「美」がなくなった館銘板の写真をXに投稿し、同市在住のモブヘーナさんが「もしやこれ
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「大規模修繕の積立金復元にご支援ください」――。三鷹市が寄付の受け付けを始めたのは、10月11日。12月31日までの82日間で2000万円の寄付を目標に掲げているが、12月22日現在、集まった金額は315万円。目標金額の15.7%だ。 同館は三鷹市が所有する。運営はスタジオジブリと三鷹市などが出資し設立した公益財団法人「徳間記念アニメーション文化財団」が担っている。 コロナ禍の打撃で積立金を取り崩し 同館はコロナ禍で客足が激減し、収入が大幅に減少した。市はこれを補うため、21年3月、同文化財団に交付金5000万円を支出した。しかし、運営継続のため、同館は積立金の半分近くに相当する3億5000万円の取り崩しを余儀なくされた。 市によると、この積立金は、将来想定される施設の大規模修繕に向けた大切な原資だといい、これを復元することが「施設の運営と今後の計画的な維持保全にとっての最重要課題」だとい
日本の美術館・博物館では模写ができない? その実情を探る欧米の多くの美術館・博物館では認められている作品の模写やスケッチ。しかし、日本の美術館・博物館でそうした行為を見ることは多くない。模写をめぐる実情を探った。 文=浦島茂世 とびらボード © nakajima yusuke 提供=東京都美術館 先日、博物館でスケッチをしようとした子供が、監視員に咎められたことをその父親が「note」で報告、SNS上で大きな物議を醸し出した。欧米の多くの美術館・博物館で認められているという模写やスケッチは、なぜ日本では禁止されているのだろうか? 法律では禁止されていない模写・スケッチ そもそも、日本の美術館・博物館で模写やスケッチをすることに関して、法律的にはなんら縛りはない。全国美術館会議 編集、甲野正道 著『改訂新版 現場で使える美術著作権ガイド 2019』(美術出版社)によれば、「作品の写真撮影やス
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信頼できる公的な機関で原画を保護する取り組みはないか? 筆者はマンガ原画を取り巻く状況を調べるなかで、ある美術館の存在を知った。「横手市増田まんが美術館」は、クールジャパンが提唱されるより以前、25年前から秋田県で粛々と原画保存に取り組んできている。 横手市増田まんが美術館 外観 (写真提供:横手市増田まんが美術館) 現在、まんが美術館は文化庁が打ち出した「メディア芸術連携促進事業【※】」のなかで、マンガ原画を文化遺産として保存・管理する国家プロジェクトの旗手の役割を担っている。 横手市増田まんが美術館の収蔵作家一覧。赤塚不二夫や、モンキー・パンチなど巨匠たちがその名を連ねている。 まんが美術館の公式サイトで確認できる「収蔵作家一覧」には、『東京タラレバ娘』『海月姫』などヒット作を連発する当世の流行作家、東村アキコのような人物から『釣りキチ三平』で知られる矢口高雄のような漫画界のレジェンド
メトロポリタン美術館が #あつまれどうぶつの森 に参戦。40万点の作品画像が使い放題いま、世界の美術館のあいだで新たなプラットフォームとして注目を集めている、任天堂のゲーム「あつまれ どうぶつの森」。ここに、世界最大級の美術館であるメトロポリタン美術館が参戦した。 メトロポリタン美術館ウェブサイトより 新型コロナウイルスによる外出自粛が世界的に続くなか、バーチャルワールドとして人気を博しているNintendo Switchの「あつまれ どうぶつの森」に、美術館も熱い視線を投げかけている。 中国・北京の私設美術館「木木美術館」(M WOODS)がバーチャル美術館を開館させ、アメリカ・ロサンゼルスのゲティ美術館がゲーム内に作品を飾れるアートジェネレーターを公開するなど、にわかに活気づいている「あつ森」。ここに、世界最大級の美術館として知られるメトロポリタン美術館が参戦した。 メトロポリタン美術
1992年東京生まれ。普段は商品についてくるオマケとかを考えている会社員。好きな食べ物はちくわです。最近子どもが生まれたので「人間ってすごい」と本気で感じています。(動画インタビュー) 前の記事:コンビニおにぎりのパッケージメソッドを使って過剰な豪華さを演出したい > 個人サイト 日和見びより 夜は美術館の「色」がよく分かる 「夜の」と書いたのにはいくつか理由があるが、第一には美術館の個性が際立つからだ。 最初にやってきたのは六本木にある国立新美術館 国立新美術館は2007年にオープンした比較的新しい美術館で、建築家の黒川紀章による設計である。大ヒット映画『君の名は』に登場したことは記憶に新しい。そんな美術館の夜の姿がこちら。 未来都市に来てしまったかのような非現実感 ぐにゃりと曲がった造形から光があふれる姿はまるで宇宙船のようだ。NASAっぽさがある。NASAっぽさとはつまりカッコよさで
人気のフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」のコスプレ。額縁も作品のあるオランダの美術館の本物に似せているこだわりぶりだ=徳島県鳴門市の大塚国際美術館 特製の壁紙の前で記念撮影 あの有名な「少女」にもなりきり わりと大まじめ コスプレがアニメの世界だけだと思ったら大間違い。ゴッホやフェルメールなど「名画」になりきるコスプレが楽しめる美術館があるという。鳴門海峡を望む山をくりぬいた場所に立つ大塚国際美術館。清涼飲料水「ポカリスエット」やオロナミンCで知られる⼤塚製薬を中心とした大塚グループが運営しており、年間約40万人が訪れている。いったいどんなコスプレが生まれているのか?(朝日新聞徳島総局記者・佐藤常敬) 特製の壁紙の前で記念撮影 大塚国際美術館は、すべての作品が陶器の板で作った複製画のため、触ったり、作品と写真を撮ったりといった「鑑賞」ができるのが他の美術館にはない魅力でもある。 中でも「
美術館の作品売却に「NO」。 美術館長協会、2つの美術館を制裁へアメリカ、カナダ、メキシコの美術館館長によって構成される「美術館長協会(Association of Art Museum Directors)」が、バークシャー美術館とラ・サル大学美術館の2美術館に制裁を科すことを明らかにした。所蔵作品の売却が制裁につながった。 アメリカ、カナダ、メキシコの200人を超える美術館館長によって構成されている組織「美術館長協会(Association of Art Museum Directors、以下AAMD)」が5月25日、アメリカにある2つの美術館に対し、制裁を行うことを発表した。 今回、制裁対象となったのは、ともにアメリカにあるバークシャー美術館とラ・サール大学美術館の2美術館だ。両館は、それぞれ自館の資金調達のために所蔵作品をオークションで売却。バークシャー美術館は13点をサザビーズに
東京都立美術館や博物館に展示された作品の写真撮影について、都は5日、解禁を検討する方針を明らかにした。同日の都議会で早坂義弘議員(自民)の質問に答えた。作品保護を目的に撮影を禁じる場合が多いが、施設の魅力向上のために取り組むという。 多くの海外有名美術館では写真撮影が許可されているため、早坂氏は「海外観光客が増える2020年東京五輪・パラリンピックに向けて原則解禁とすべきではないか」と質問。これに対し、中嶋正宏・生活文化局長が撮影機会を増やす考えを示した。ただ、所有作品の展示が一般的な海外施設と違い、都立施設は貸借作品が多いため、「フラッシュ使用による影響などに配慮しながら、出品者から許可を得られるように働きかける」などとした。 同じ質問には、小池百合子知事も「全然OKだと思っております」と答えた。
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