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ブックマーク / haruaki.shunjusha.co.jp (4)

  • 信田さよ子「家族の深海部分で起きている性虐待と心理職の役割」<性>なる家族12回

    単行になりました 信田さよ子『〈性〉なる家族』 定価:体1,700円+税 「おひさしぶりです」と言いたくなるほど、前回から大きく間が空いてしまった。理由は9月9日に「公認心理師」の第一回試験が実施されたからだ。今回はこの資格について触れながら、日の心理相談・カウンセリングの現状について説明したい。それは連載のテーマでもある性にまつわる諸問題(中でも家族における性暴力・虐待の加害・被害)の相談に大きくかかわってくると思うからだ。 公認心理師と聞いてもピンとこない方のほうが多いだろう。一言で言えば心理職の国家資格のことである。その元となる「公認心理師法」は、2015年9月9日に議員立法により成立し、9月16日に公布された。2年後の2017年9月15日に施行され、第1回公認心理師試験が今年の9月9日に実施された。この法律に関して詳しく述べることは省くが、一説によると全国で7万人近くが受験

    信田さよ子「家族の深海部分で起きている性虐待と心理職の役割」<性>なる家族12回
    neofreudian
    neofreudian 2019/09/15
    脳神経科医フロイトは機能不全家族における慢性的トラウマの「狂気」に迫ったが故「科学」から抹殺されたと言っても過言ではないと思う。居心地の悪い真実を暴くモノは排斥される。毅然と立ち向かうのは容易ではない
  • 第11回 父は娘を殴ってはいけない、性的存在として見てはならない | 〈性〉なる家族 信田さよ子 | web春秋 はるとあき

    単行になりました 信田さよ子『〈性〉なる家族』 定価:体1,700円+税 2018年をセクハラ元年と位置付けることができるだろうと前回述べたが、正式にはセクハラ30年と呼ぶべきだというご意見が読者から寄せられた。たしかに1989年の流行語大賞を獲得したのが幕開けだったと思う。それらは女性団体「三多摩の会」などや弁護士や研究者など、いわゆる専門家によって先鞭をつけられた。しかし、30年後の#MeToo運動は、被害当事者からの告発や発言が原動力となったことが決定的に異なる点だ。それに刺激されたのか『現代思想』(2018年7月号、青土社)が「性暴力=セクハラ――フェミニズムとMeToo」特集を組み、『アディクションと家族』(日嗜癖行動学会誌 第33巻2号)が「性暴力――被害と加害をめぐって」を特集している。 異なると書いたが、正確ではない。あらゆる女性運動は、専門家であろうとなかろうと、女

    第11回 父は娘を殴ってはいけない、性的存在として見てはならない | 〈性〉なる家族 信田さよ子 | web春秋 はるとあき
    neofreudian
    neofreudian 2019/09/11
    親は子供を殴ってはいけない。性的対象として見てはならない。だと私は思うが…トラウマ(消えない傷)とは(親に)「守られていない」と感じることなのかもしれない
  • ほんとうにかわいいんです。|〈性〉なる家族 信田さよ子|web春秋 はるとあき

    単行になりました 信田さよ子『〈性〉なる家族』 定価:体1,700円+税 少し緊張した面持ちで、A氏はわたしのまえに座った。仕事を抜けてきたらしく背広姿だが、少し不調和な色彩のネクタイがくたびれた雰囲気を漂わせている。 四〇代半ばの彼は、が息子と娘を連れて家を出てしまい途方にくれている。離婚を避けるために、とにかくカウンセリングに行ってほしいというからの要求に沿って来談したのである。 「ほんとにいけないことをしたと思っています」 「心から反省しています」 開口一番そう言うと、A氏はふかぶかと頭を下げた。このような出だしは定番すぎるほどだから、正直またかという感じである。痴漢行為で逮捕され、示談や和解の条件として、再犯防止や被害者への謝罪の意思表明のひとつとして、カウンセリングに訪れる男性は多い。弁護士からの紹介がほとんどである。とにかく反省している姿勢を見せなければという彼らは、こ

    ほんとうにかわいいんです。|〈性〉なる家族 信田さよ子|web春秋 はるとあき
    neofreudian
    neofreudian 2019/09/11
    A氏が「一人前の女性にそんなこと」できないが、子供には大丈夫と考えた根拠は何だったのかが気になる
  • 母からの性的まなざし | 〈性〉なる家族 信田さよ子 | web春秋 はるとあき

    単行になりました 信田さよ子『〈性〉なる家族』 定価:体1,700円+税 男性の性被害 専門家のあいだではよく知られていることだが、性虐待被害は女児だけでなく、男児にも多い。加害者は父・兄・祖父・従兄弟のような男性の場合と、母や姉といった女性の場合とがある。アメリカ映画を見ていると、父からの性虐待を大人になってから告白する男性が時々登場するが、母からのそれについてはなかなか語られることはない。まして日では、「男性=加害、女性=被害」という固定化されたジェンダー観から、男性の性被害者の存在そのものが幾重にもタブー化されて不可視にされている。能動的で性的主体である自分が、母(性に関しては受動的で性的対象である女性)から性被害を受けるのである。そこには女性の性被害とは別様の強烈なスティグマが想定される。 前回述べたように、レイプを伴うような性虐待は、やっと海面から顔を出して声を挙げられる

    母からの性的まなざし | 〈性〉なる家族 信田さよ子 | web春秋 はるとあき
    neofreudian
    neofreudian 2019/09/11
    「父」が「母」を満足させられない時、「父」に失望した「母」の「愛」は子供たちにとって軛となる
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