石川 温 スマホ/ケータイジャーナリスト 1999年日経ホーム出版社(現日経BP社)に入社、『日経トレンディ』編集記者に。ケータイ業界を中心にヒット商品、クルマ、ホテルなどで記事を執筆。2003年にジャーナリストとして独立。 この著者の記事を見る
富士通は2日、携帯電話子会社「富士通東芝モバイルコミュニケーションズ」について、東芝が持つ19・9%の株式を取得し、完全子会社の「富士通モバイルコミュニケーションズ」として再出発したと発表した。取得額は非公表。東芝は携帯電話事業から完全撤退した。 富士通東芝は、2010年10月に両社の携帯電話事業を統合して発足し、主にKDDI(au)向け端末を開発、販売してきた。一方、NTTドコモ向けは富士通本体が手がけている。完全子会社化後も、当面は二本立ての開発体制を変更しない方針。 また東芝から引き継いだ「REGZA Phone(レグザフォン)」のブランド名も、富士通の「ARROWS(アローズ)」ブランドと併存させる。
富士通は2日、東芝と設立した携帯電話事業の合弁会社「富士通東芝モバイルコミュニケーションズ」を2012年前半にも完全子会社化する方針を明らかにした。 富士通は現在80・1%を出資しており、残りの19・9%分を東芝から買い取る。東芝は携帯電話事業から撤退する見通しだ。 合弁会社は、昨年10月に両社が設立した。富士通が本体で行う携帯電話事業も合わせ、両社のシェア(市場占有率)は約20%と、シャープに次ぐ2位となった。しかし、東芝は、半導体などの主力事業に経営資源を集中したい意向を持っており、もともと主導権を握っていた富士通が東芝の持ち株を引き受けることにしたとみられる。 現在、富士通は本体でNTTドコモ向けの端末を、合弁会社でKDDI向けなどの端末を開発しており、将来的には富士通本体の事業と統合して開発費などのコスト削減を図る考えだ。
充電5分、6000回以上充放電可能──東芝の新型二次電池「SCiB」、携帯への採用にも期待:CEATEC JAPAN 2008 東芝は、CEATEC JAPAN 2008で同社の新型二次電池「SCiB」をモバイルノートPC向けサイズに小型化した試作機を公開した。 SCiB(Super Charge ion Battery)は、従来のリチウムイオンバッテリーと基本構造は同じながら、安全性、長寿命、急速充電、大実効容量、高出力、低温性能を特徴とする新たな二次電池として展開。主にファクトリー系機器や電気自動車、電動アシスト自転車など、やや大型の機器向けの製品として量産が開始された。 昨今、携帯やPCのリチウムイオンバッテリーに関わる事故が何度も発生しており、特に“安全性”がリチウムイオンバッテリーの最大の課題となっている。SCiBは、破裂や発火に至る原因の1つとなっている負極材料を従来のカーボン
3月17日、NTTドコモと富士通が、東芝が開発し、ソフトバンクモバイルが販売している“かんたん携帯”「821T」の製造・販売等の差し止めを求める仮処分命令の申し立てを、東京地方裁判所に行ったと発表した。これはドコモが販売する富士通製の「らくらくホンシリーズ」と、ソフトバンクモバイルが販売する東芝製の「821T」が酷似していることに端を発している。 ドコモのらくらくホンといえば、シルバー層向け携帯電話の代名詞ともいえる存在であり、地味ながら「累計1200万台を達成するヒット商品」(富士通 モバイルフォン事業本部副部長の大谷信雄氏)である。 “詰めがあまい”ドコモの主張 「両方ともらくらくホンだとは思わないだろうか、というのが発端。3つのショートカットキーや十字型のカーソルキーなどが酷似している」(NTTドコモ 執行役員 プロダクト&サービス本部 プロダクト部長の永田清人氏) 記者会見で、ドコ
NTTドコモと富士通は、ソフトバンクモバイルが販売する東芝製携帯電話「かんたん携帯 SoftBank 821T」の製造、販売の差し止めを求め、東京地方裁判所に仮処分命令の申し立てを行なった。不正競争防止法に基づく申請となる。 NTTドコモの「FOMAらくらくホンIII」 ソフトバンクモバイルの「821T」 ■ 積み重ねがあってこそ「らくらくホン」 プレゼン資料として示された、FOMAらくらくホンIII(左)と821T(右) ドコモと富士通は17日、「らくらくホン プレミアム」発表会場において、仮処分命令の申請について説明会を行なった。同社執行役員 プロダクト&サービス本部 プロダクト部長の永田 清人氏は、FOMA らくらくホンIIIと821Tの写真をスクリーンに映し出し、「両方らくらくホンと思いませんか、というところが今回の発端になっている。らくらくホンという物作りだけではなく、富士通とと
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