シャープ、米国テレビ事業撤退 Hisenseに「AQUOS」「Quattron」ブランド供与:メキシコの生産拠点も売却 シャープは7月31日、決算説明会で北米・中南米地域(ブラジル除く)における液晶テレビの生産・販売から撤退し、中国の家電大手Hisenseと提携してブランドビジネスを推進すると発表した。 2016年1月にHisense子会社に27億円でメキシコの生産拠点を売却する予定で、HisenseグループのHisense HKにSHARP、AQUOS、Quattron(クアトロン)のブランドを供与する。これらの施策は営業黒字化のための構造改革の一環で、オーブンなどの白物家電事業は継続していく。Hisenseとの交渉は5月14日の決算説明会より前から進んでいたという。 シャープの2015年4~6月期連結決算は、売上高こそ横ばいの6183億円だったが、デジタル情報家電の不調もあり営業損益は
世界に冠たるブランド企業が、あれよあれよと土俵際まで追いつめられた。もう、打つ手はほとんど残っていない。社長が替わっても、人と事業を切っても、やはり会社の根っこは変えられないのか。 戦い、そして敗れた 急転直下。黒字から赤字へ、2000億円以上の転落劇だった。 実に合計9000億円超の赤字を計上、財界に大きな衝撃を与えてからわずか2年足らず。シャープが再び崖っぷちに追い込まれている。 3月3日に駆けめぐった「シャープが主力銀行に支援要請」「工場閉鎖、リストラを検討」という一報。2月初めから、'15年3月期決算で計画を600億円も下回る300億円の赤字を計上する見通しが示されていた中、このニュースは「死の宣告」にも等しかった。 もはやシャープには余力も未来もない—株価は暴落、国内の格付け機関は同社の株を「投機的水準」に格下げした。不採算事業の撤退と工場閉鎖を断行すれば、最終的な赤字は2000
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