MicrosoftはWindows 10のリリース前に、「2018年度までにWindows 10デバイスの稼働台数を10億台に到達させる」という目標を掲げていた。2016年7月の段階で3億5000万台を突破したものの、このペースでは目標達成が難しいことは同社も認めるところだ。その原因の1つには、Windows 10 Mobileのビジネスにおける誤算がある。 Windows 10 Mobileのシェア減少が止まらない 米IDCが6月1日に発表した調査結果によれば、2016年におけるモバイルOSの出荷台数ベースのシェアは、トップがAndroidで83.7%、次点がiOSで15.3%、そして3位がWindows Phone(Windows Mobile)で0.8%と、既に1%を切っている状態だ。 AdDuplexが7月20日に公開したWindows Phoneデバイスの最新動向に関するデータに
米Intelは4月29日(現地時間)、PC市場での厳しい情勢を受け、大幅な構造改革を含む新戦略を発表した。中でも、スマートフォンやタブレット向けSoC(System on Chip)の製品投入予定をキャンセルしたことは話題になっている。同社のこの戦略変更はWindowsの世界にどのような影響を与えるのだろうか。 Microsoftの10.8型Windowsタブレット「Surface 3」。プロセッサはAtom x7(Cherry Trail)を採用するが、その後継モデル(Broxton)は投入予定がキャンセルされた。Intelの戦略変更は、Windowsデバイス市場にどのような影響を与えるのか 終了へ向かうAtomプロセッサ Intelによるプロセッサ戦略の変更は、Moor Insights & Strategyのパトリック・ムーアヘッド氏がForbesに寄稿した4月28日の記事で判明した
PC業界は2013年にどうなるのか――。ITmedia PC USERからの依頼は昨年に続いて2回目だが、1年間のPC業界やデジタル機器トレンドを新年早々に予想するのは、実はあまり気が進まない。なかなか“今後1年のこと”を面白く書きつつ、しかも“ピタリと予想を当てる”ことは難しいからだ。 もちろん、PCプラットフォームを提供する各社のロードマップは紹介できる。しかし、ロードマップは常に変更されるもので、ソフトウェアの開発スケジュールは守られないことも多い。そのうえ、メガトレンドに沿って波風立たずに前へと進んでいた10年前とは異なり、今はPCという商品を脅かす存在がたくさんある。 そんなわけで、2013年のPC業界を占うことは難しいのだが、一方でこの年はPC業界の節目となる、という予感もしている。それが業界全体が発展する方向に転ぶのか、あるいは衰退する方向へと向かうのかは分からないが、後に「
米Intelは8月19日(現地時間)、セキュリティソフトウェア企業の米McAfee買収で合意した。米Wall Street Journalなどが同日に伝えている。買収金額はMcAfee株1つあたり48ドルで、総額76億8000万ドルとなる。なお、McAfee株の18日終値は29.93ドルであり、約60%のプレミアを乗せた金額となる。 米New York Timeによれば、この買収はIntelにとって1999年のLevel One Communicationsを買収した22億ドル以来の大規模なものという。バックグラウンドは現時点で不明な部分があるが、McAfeeの買収はIntelのセキュリティ分野への参入を意味することは確実だ。同社では、このセキュリティ事業を柱の1つとしていくとしている。 なお、原稿執筆時点でIntelサイトでのアナウンスは行われておらず、詳細については追ってレポートしてい
ネットブックについてまとめと雑感 はじまりはOLPC----途上国の子どもにPCを普及させるプロジェクト OLPC(One Laptop per Child:途上国の子どもにひとり1台のラップトップPCを、というプロジェクト)が始まり。試作機を台湾メーカーに発注するなどしていた。 だが、OLPCはIntel、Microsoftとの関係を悪化させてしまったようだ。これは2008年1月のニュース。 IntelとMicrosoftはいずれもコンピュータ業界で最強のいじめっ子であり,OLPCとの争いでブランド・イメージを傷つけていることはほぼ間違いない。ここでは,関係者全員がそれぞれ多少妥協したほうがよい結果につながるだろう。 100ドルPCのOLPCが,IntelおよびMicrosoftと仲たがいしている理由:ITpro OLPCの開発した「XO」は、AMDにLinuxベースのOSという組み合わ
2007年の6月に行なわれたCOMPUTEX TAIPEIでASUSTeKがEee PCを発表して以来、性能やスペックは低いものの、インターネットを楽しむには充分な新しいカテゴリーの低価格ノートPCが注目を集めている。まずは海外の市場で火がつき、遅ればせながら2008年に入ってから日本でもEee PCが発売されると、即座に売り切れるなどして注目を集めた。 こうした状況を受け、PC業界は、新しいPCのセグメントを定義し、新しい市場を創造しようとしている。それがネットブック、ネットトップと呼ばれるインターネットに接続することに特化した低価格なPCだ。そうした新しい市場への胎動が、いま確実にPC業界で起きようとしているのだ。 ●Web 2.0で変わるPCの使い方、2台目に低スペックPCというトレンド ASUSTeKが発売したEee PCは、ドイツでも多くのユーザーに注目されていた。ASUSが用意
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