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bookとSFに関するraimon49のブックマーク (39)

  • コミックマーケットのほんとうに始めのころのこと|近藤 良英

    1975年ごろのこと、私は大学2年生でした。SF研究会に所属して、私は漫画家になりたくて毎日漫画を描いていました。空想科学的なことが好きだったので、SF研究会に所属していました。実は、入学した1974年に、さいしょは漫画研究会に入ったのですが、田舎では上手だと思っていたのに、あまりにみんなが上手で自信を無くしたところに(いしかわじゅんさんがいらっしゃいました。あまりに上手でショックを受けました)、漫研の近くにSF研があったのでそこをのぞいたところ、そこの人たちと話が合うので、漫研をやめてSF研に入りました。実は、1974年はブルース・リーの「燃えよドラゴン」公開の年で大ブームになっていて、私もご多分に漏れずすっかりとりこになって、大学の空手同好会に入りました。ところが稽古がきつくて耐えられず、「やっぱり僕には漫画しかない」とか都合よく考えて空手同好会をやめました。ブルース・リーへの道は遠か

    コミックマーケットのほんとうに始めのころのこと|近藤 良英
  • 【追悼】『十二国記』や『薬屋のひとりごと』の先駆け 酒見賢一『後宮小説』が拓いた中華風エンタメ小説の世界

    『陋巷に在り』『泣き虫弱虫諸葛孔明』といった、中国に題材を取った小説で知られる作家の酒見賢一が11月7日に死去した。ネットにはまだ59歳だったのかといった驚きや、『泣き虫弱虫諸葛孔明』とTVドラマが放送中の『パリピ孔明』との関係を類推する声がずらりと並んだ。わけてもデビュー作『後宮小説』が、後の『十二国記』や『彩雲国物語』、そしてこちらもTVアニメが放送中の『薬屋のひとりごと』にもたらした影響を問う声が多くあって、中華風のファンタジーやミステリで盛り上がる今の小説状況を、30年も前に拓いた作家として再注目が集まっている。 『後宮小説』は酒見賢一のデビュー作で、1989年に第1回日ファンタジーノベル大賞を受賞して刊行され、第102回直木賞の候補にもなった。「腹上死であった、と記載されている」という驚きの書き出して始まる小説は、そうした死因による皇帝の崩御から始まり、次の皇帝即位に向けて新し

    【追悼】『十二国記』や『薬屋のひとりごと』の先駆け 酒見賢一『後宮小説』が拓いた中華風エンタメ小説の世界
    raimon49
    raimon49 2023/11/17
    「皇帝がいて後宮があって官女がいて宦官もいてといったシチュエーション」の先駆け。1989年発表。
  • 辻󠄀 朋邦:元祖

    株式会社サンリオ 代表取締役社長 塾員(2011文)。2020 年に2代目社長として、世界の共通語「kawaii」を生んだキャラクター文化のリーディングカンパニーを承継。 ──サンリオという歴史ある会社を2020年に承継され、社長就任にあたってどのようなことを感じられましたか。 辻󠄀 私は慶應義塾大学を卒業後、他の企業で働いていました。小さい頃からキャラクターに囲まれて育ち、いずれはサンリオに入社することになると考えていましたが、まだ少し先のことと思っていました。ところが、2013年に父が急逝し、これをきっかけにサンリオに入りました。父には生前、「いつか(サンリオに)入るんだろう?」と言われていました。 入社当初は、海外での売上げが大きな割合を占めていた時期で、「どの国にもハローキティがいる」と評判でした。1年目は経理部からのスタートで、他の会社での経験があったので、会社のいい部分と悪い

    辻󠄀 朋邦:元祖
  • 「誰も勝てないモグラたたき」 SF誌にChatGPTの猛攻撃 | 毎日新聞

    月刊誌「クラークスワールド・マガジン」のホームページ。ヒューゴー賞など有名なSF文学賞の受賞者を多数、輩出している 米国のSF・ファンタジー月刊誌が投稿の受け付けを一時、停止した。原因は人工知能AI)が書いた小説の激増だ。編集長は、こう警告する。「誰も勝つことができないモグラたたきのゲームが始まってしまった」【國枝すみれ】 「世界中の出版社に注意喚起したい」 月刊誌「クラークスワールド・マガジン」は2006年創刊。一般投稿から選ばれた優れたSF短編作品などを掲載する。この中からヒューゴー賞など有名なSF文学賞受賞者を何人も輩出してきた。 編集長で発行人のニール・クラーク氏(56)が「世界中の出版社に注意喚起したい」と、米国からオンライン取材に応じてくれた。開口一番、こう切り出した。 「言わば迷惑(スパム)投稿です。迷惑メールに対応するように、スパムフィルターを作るしかないと考えています」

    「誰も勝てないモグラたたき」 SF誌にChatGPTの猛攻撃 | 毎日新聞
  • 日本人の創作した中国ものに見える「本場中国テイストの脱臭」について

    なんか論文くさい書き出しになってしまいましたが。 きっかけは先日のツイートです。 興味深いツイートだなぁ。 同じようなことをずっと感じてる。日人作家の中国小説って良くも悪くも大陸場のテイストが脱臭されてる。和製麻婆豆腐をべてる感じ。長くなるから今度ブログで書きたい。 https://t.co/k7OyyyycQh — 春秋梅菊 (@chunqiumeiju) 2023年2月14日 ※追記 記事のきっかけになったツイートなのですが、私が引用元様のツイートの意図とは違う方向まで話を拡大してしまい、そのことでご指摘を受けたので取下げさせていただきました(引用元様には直接謝罪のうえ、ツイートの取消しでご了承いただいてます)。私のツイート趣旨は、この下の文章の通りなので、そのまま読み進めていただければ問題無いかと思われます。 長く中国大陸のコンテンツ(ドラマ・映画小説)に触れていると、日

    日本人の創作した中国ものに見える「本場中国テイストの脱臭」について
    raimon49
    raimon49 2023/02/28
    ナーロッパ的概念「和風中華麻婆作品」の言語化。
  • 【やじうまPC Watch】 米SF雑誌Clarkesworld、AIによる剽窃作品の投稿増加により受付中止

    【やじうまPC Watch】 米SF雑誌Clarkesworld、AIによる剽窃作品の投稿増加により受付中止
  • 「三体」劉慈欣さん 発電所技術者からSF作家へ、神秘の宇宙を愛し続けて:朝日新聞GLOBE+

    山西省の自宅からオンライン取材に応じた劉さんは普段着の黒シャツ姿で画面に現れ、とつとつと話し始めた。奇想天外なストーリーで世界中の読者を魅了する大作家のイメージと裏腹に、どこにでもいる近所のおじさんといったたたずまいだ。 リモートで取材に応じる劉慈欣さん=2022年9月、目黒隆行撮影 1963年に北京で生まれ、3歳の時に父親の仕事の関係で炭鉱町の山西省陽泉市に移り住んだ。物心ついたころは文化大革命の真っただ中。陽泉市は武力闘争が激しかった街で「外で銃声が聞こえ、家から出してもらえなかった」と振り返る。 そんな不穏な時代、小学生だった劉さんは父親が箱に入れてベッドの下にこっそり隠していたフランスの作家ジュール・ヴェルヌのSF小説「地底旅行」を見つけた。文革期は外国の文学は所持することさえ危うかった。 それでも劉さんはむさぼるように読んだ。「当時はSFという概念すらなかった。父に教えられるまで

    「三体」劉慈欣さん 発電所技術者からSF作家へ、神秘の宇宙を愛し続けて:朝日新聞GLOBE+
  • 同人音声がすごいことになっている2022 - セミになっちゃた

    同人音声」や「音声作品」と呼ばれるメディアがある。 特殊な録音技術を使ってさも耳元で当に囁いているかのように聞こえるのが特徴で、耳かきや散髪音などリラックスできる全年齢向け作品のほか、耳舐めをはじめとしたポルノ作品も多い。最近ではゲームやアニメといった別ジャンルから大きなIPの参入や、有名声優の起用など、話題にことかかないホットな分野である。 中にはかなり変わった作品もあり、すごいことになっているのでその一端を紹介する。 今回紹介する入門編は2つ、三途の川の渡し守に毒針で耳かきされる音声(?)と、耳なし芳一が怨霊に耳責めされてしまう音声(???)である。 1. 三途の川の渡し守に毒針で耳かきされる音声 www.dlsite.com みなさんは「毒針耳かき」をご存知だろうか? 毒針耳かきとは、文字通り毒針で耳かきをすることである。サークル・チームランドセルを中心に複数の作品があり、さまざ

    同人音声がすごいことになっている2022 - セミになっちゃた
  • あなたとわたしと宇宙とヒトと ―『天冥の標』感想― - 来世はペンギンになりたい

  • あまりに壮大なスペースオペラ。「放課後ライトノベル」第73回は『天冥の標』で果てなき宇宙の歴史を目撃すべし

    あまりに壮大なスペースオペラ。「放課後ライトノベル」第73回は『天冥の標』で果てなき宇宙の歴史を目撃すべし ライター:宇佐見尚也 間もなく2011年も終わろうとしているが,今年も当にいろいろなことがあった。忘れられない震災に始まり,スティーブ・ジョブズをはじめとする多くの著名人の逝去。サッカー女子ワールドカップでの日本代表チームの優勝。「魔法少女まどか☆マギカ」が話題になったこと。「TIGER & BUNNY」が話題になったことも。 なかなか世の中が良い方向へと向かっていかない昨今,「どうせまた来年も同じだろ」と諦め気味の人も多いことだろう。だが,希望はある。なかなか忘年会に呼ばれないぼっちの筆者ですら,前向きな気持ちで来年を迎えようと思うほどに,我々の前には大きな希望が待ち受けているのだ。そう,年明けからの「探偵オペラ ミルキィホームズ」第2期の放映開始である。 思えば連載も今年はミ

    あまりに壮大なスペースオペラ。「放課後ライトノベル」第73回は『天冥の標』で果てなき宇宙の歴史を目撃すべし
  • 映画『マトリックス』(1999年)はこうして作られた(撮影の裏側を解説) - ひたすら映画を観まくるブログ

    マトリックス どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて先日17日、超大作映画『マトリックス レザレクションズ』がついに公開されました。ご存知、キアヌ・リーブス主演の『マトリックス』シリーズ最新作で、なんと前作『マトリックス レボリューションズ』から約18年ぶりの続編となります。 監督を務めたラリー&アンディ・ウォシャウスキー兄弟は、その間に性別適合手術を受けてラナ&リリー・ウォシャウスキー姉妹になりましたが、ファンを魅了した激しいアクションシーン等は今回も健在だとか。 思えば、初めて『マトリックス』(1999年)が公開されてから、もう22年も経ったんですねぇ…。というわけで日は、全世界に衝撃を与えた第1作目の『マトリックス』について、制作裏話や知られざるエピソードなど当時の状況を改めて振り返ってみたいと思います。 1960年代にシカゴで生まれたウォシャウスキー兄弟は、大学を中退したあと

    映画『マトリックス』(1999年)はこうして作られた(撮影の裏側を解説) - ひたすら映画を観まくるブログ
    raimon49
    raimon49 2021/12/26
    キアヌ・リーブスは元々SF小説読みだったから作品コンセプトを理解していた。面接でノート1冊分の質問を抱えて来てくれたの嬉しかっただろうな。
  • 20世紀のアフタヌーン ~由利編集長のはなし~ - 沙村広明 / 【コミックDAYS読み切り】20世紀のアフタヌーン ~由利編集長のはなし~ | コミックDAYS

    20世紀のアフタヌーン ~由利編集長のはなし~ 沙村広明 【アフタヌーン2022年2月号掲載】「アフタヌーン」35周年を記念して、この雑誌に黄金期を到来させた辣腕編集長の足跡を沙村広明が描く!

    20世紀のアフタヌーン ~由利編集長のはなし~ - 沙村広明 / 【コミックDAYS読み切り】20世紀のアフタヌーン ~由利編集長のはなし~ | コミックDAYS
    raimon49
    raimon49 2021/12/25
    元・手塚番だったアフタ2代目編集長。毎号1,000ページ超時代を築いた。「雑誌は編集長で変わる」を実感させた四季賞に外部審査員が導入された時の面々も、今にして思うとレジェンドばかりで豪華だ。
  • サイバーパンクとは何か? 連載「いつでもSF入門」vol.2  - TOKION

    連載「いつでもSF入門」 投稿日 2021-10-13 Author 橋輝幸 LIFESTYLE 冒険する SF研究家・アンソロジストの橋輝幸による連載「いつでもSF入門」。今回は、映画ゲームでもなじみ深い「サイバーパンク」について。『ブレードランナー』や『ニューロマンサー』で描かれる「怪しげな日描写」にはどんな背景があったのか。日におけるサイバーパンク像を決定づけた翻訳家・黒丸尚の文体とは。そもそも「サイバーパンク」は誰が名づけたのか……。40年にわたる歴史を辿る。 vol.0 SFに何ができるか? vol.1 まとうSF——化粧・ファッション・変身 今回は、SF映画SFゲームでおなじみの言葉「サイバーパンク」の40年近い歴史を振り返る。2020年に発売された『サイバーパンク2077』や『Cloudpunk』、2022年に発売される予定の『Vigilance 2099』や『S

    サイバーパンクとは何か? 連載「いつでもSF入門」vol.2  - TOKION
    raimon49
    raimon49 2021/10/14
    翻訳の文体が後続の作家に影響を与えた話。こういうのはミステリなんかでも聞くね。
  • 【COVID-19】フィクションの中のパンデミック:『首都感染』ほか

    今回の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は現代社会の弱点を突く性質を持っているため、世界中に急速に感染が広がったと言われる。今までにわかっている今回の新型コロナウイルスの特徴を列挙してみる。 感染してから症状が出るまでの期間がインフルエンザなどの他の感染症に比べて長い 発症しても無症状もしくはほとんど症状がない人が多くいる 症状が出る前から他者への感染力を持つ おそらくインフルエンザなどよりも強い感染力を持つ 他のインフルエンザなどよりも重症化率が高く、致死率も高い 人と人との関わりが増えた社会、国境をまたいで多くの人が行き来する社会といった、現代社会の「サービス産業化」「グローバル化」といった性質を、SARS-CoV-2は最大限活用して大量の自己複製を実現しているようにみえる。特に特徴1~3はやっかいで、この「長い潜伏期間」「無症状」「発症前から感染力がある」ため、気づかずに他者

    【COVID-19】フィクションの中のパンデミック:『首都感染』ほか
    raimon49
    raimon49 2021/07/24
    ありがとう『Dr. STONE』
  • 作家ケン・リュウが語る人間とテクノロジー、SFで未来を描くこと | CINRA

    もし「不老不死」になる施術を受けることができるとしたら、10代、20代のまま永遠に生きることができるとしたら、その道を選ぶだろうか。生が死によって意味をもたらされているのだとしたら、死のない人生はどう生きればいいのか。現代SFを代表するアメリカ人作家のひとり、ケン・リュウの短篇小説『円弧(読み:アーク)』はそんな問いを私たちにつきつける。 物語の舞台をアメリカから移し、『愚行録』『蜜蜂と遠雷』の石川慶監督が作を日映画化した『Arc アーク』が2021年6月25日に公開される。芳根京子が17歳から100歳以上まで生きる主人公を演じ、「人類史上初めて永遠の命を得た女性の一代記」を描くこの作品。リュウ自身もエグゼクティブプロデューサーとして携わり、その仕上がりに「あなた方はこの物語に生を与えるのに唯一にして最高の方法を用いました」と賛辞を送る。 今回は映画の公開に際して原作者のリュウにイン

    作家ケン・リュウが語る人間とテクノロジー、SFで未来を描くこと | CINRA
    raimon49
    raimon49 2021/06/26
    マイクロソフトでソフトウェアエンジニアとして働いていたのか。自身をSF作家とは思っていないけどSF作家だと言われることは読者が自分の作品を見つけてくれる契機になるから嬉しいというバランス感覚がとてもいい。
  • 『大逆転裁判』ディレクター・巧 舟氏×シャーロック・ホームズ研究家・北原尚彦氏 スペシャル対談!【総力リコメンド】

    『大逆転裁判』ディレクター・巧 舟氏×シャーロック・ホームズ研究家・北原尚彦氏 スペシャル対談!【総力リコメンド】 CAPCOM北原尚彦大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-巧 舟総力リコメンド003 2015/07/09 初代『逆転裁判』以降、ミステリを題材としたゲームを手がけ続け、日(7月9日)発売の最新作『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』で、ゲーム編にシャーロック・ホームズを登場をさせるという念願を叶えた巧 舟氏と、日シャーロック・ホームズ・クラブ会員でもあり、パスティーシュ[注1]の執筆から、ホームズ関連書籍の翻訳まで手がける、筋金入りのシャーロッキアン[注2]作家・北原尚彦氏のシャーロッキアン対談が実現。 生誕100年をすぎた現代でも愛され続けるホームズの魅力が、今、語りつくされる! ゲームデザイナー:巧 舟(たくみしゅう) 1971年生まれ。早稲田大学卒。 94年、カプコ

    『大逆転裁判』ディレクター・巧 舟氏×シャーロック・ホームズ研究家・北原尚彦氏 スペシャル対談!【総力リコメンド】
  • 『ゴジラ S.P』円城塔インタビュー 実験と笑い、ポップで新たなゴジラの誕生

    POPなポイントを3行で 『ゴジラ S.P』はいかにして生まれたか 脚SF考証を担当する円城塔にインタビュー 実験とユーモア溢れる、新感覚のゴジラ 『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』(以下『ゴジラ S.P』)が放送前から話題になったのは、まさかの円城塔さんが脚に参加したことが大きいだろう。 円城さんは、小説や日語の構造を書き換える作品を生み出してきた。その実験的な作風がSFシーンから純文学の領域においてまで評価され、これまでに芥川賞や日SF大賞など数々の賞を受賞してきた。 そんな円城さんが「ゴジラ」シリーズに関わったらどうなるんだろう……? 抽象アニメーションみたいな「ゴジラ」になるのではないか……? 筆者だけではなく、放映前には、多くの人にそんな思いが去来していたと思う。 しかし、いざ『ゴジラ S.P』が放映されると、ゴジラの世界観を書き換えるようなことはなく、むしろ堅

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  • 早川書房の1500作品が50%割引の大型電子書籍セールがきたのでオススメを紹介する - 基本読書

    三体Ⅱ 黒暗森林(上) 作者:劉 慈欣早川書房Amazon早川書房の1500作品が最大50%割引という大型の電子書籍セールが来たので、僕が読了済みのものからオススメの作品を一部紹介してみよう。早川書房は定期的に電子書籍セールをやるが、前回の大規模なものは確か2020年3月頃の1000点セールだったので、セール対象は増えていることになる。なんと、先日完結したばかりの『三体』も、さすがに完結巻は対象ではないけれども第二部までがセール対象。 amzn.to まずはSFから紹介する。 三体 作者:劉 慈欣早川書房Amazonまずは早川といえばSFということで、SFから紹介してみよう。目を引くのはやっぱり『三体』である。先日三部作全体の紹介を書いたばかりだが、文化大革命からはじまり異種知性とのファースト・コンタクトが描かれる比較的現実路線の一巻。ファースト・コンタクト後、人類最高峰の知性が異種知性に

    早川書房の1500作品が50%割引の大型電子書籍セールがきたのでオススメを紹介する - 基本読書
  • 繭の季節が始まる [ショートショート]|ミステリー作家☆福田和代

    出勤途中に、路上でひどく咳き込む人を見かけた。 それが、わたしの知る限り、最初の《繭の季節》の兆候だった。 考えてみれば、前回の《繭》がいつだったか、すぐには思い出せないくらい時があいている。いつ次が始まってもおかしくはない。 「缶メシ、いま何日ぶんあったかな」 わたしはマルにメッセージを送り、仕事場に入った。 わたしが勤務しているのは、お菓子メーカーの工場だ。ビスケットなどの焼き菓子を主につくっている。 自動運転のトラックで搬入された小麦粉や卵、バターなどの原材料は、ロボットアームで自動的に生産ラインに流し込まれる。ときどき、装置の故障が起きて、甲高いアラームが工場内に鳴り響くと、わたしたちのような工場スタッフが駆けつけて、故障箇所を修復する。ほとんどの工程が、自動化されている。 しかし、わたしたちにはもうひとつ、重要な役割がある。検品だ。 生産されたお菓子は、レシピに沿った原材料をつか

    繭の季節が始まる [ショートショート]|ミステリー作家☆福田和代
    raimon49
    raimon49 2020/04/12
    COVID-19と共存する事になった人類の日常を描いたショートショート。
  • 韓国で売れなかった中国SF「三体」、日本での大ヒットが中国で話題に

    【10月11日 東方新報】中国が誇る国宝級SF作家・劉慈欣(Liu Cixin)氏の代表作「三体(The Three-Body Problem)」(早川書房刊)第一部の邦訳が、今年7月に日で発売されて以降、中国小説の翻訳ものとしては異例の大ヒットを飛ばしていることが、中国で話題になっている。日語版は発売後1週間で10回以上重版し、あっという間に10万部が売れたという。近年の日の出版不況を考えれば奇跡に近い。日よりかなり早く出版された韓国版は初版400部しか売れず、劉慈欣氏自身を困惑させたこととは対照的だ。 多くの日人読者が読後の感想をネットに上げており、ほとんどが高評価。アニメ映画『君の名は。(Your Name.)』の新海誠(Makoto Shinkai)監督も、「三体」を新幹線に持ち込んでいる写真をツイッター(Twitter)に投稿していたことは、中国にも多い同監督ファンの間

    韓国で売れなかった中国SF「三体」、日本での大ヒットが中国で話題に