8日のニューヨーク株式市場で、ソフトバンクグループ傘下の英半導体設計会社アーム・ホールディングスの株価が前日比48%高で終了。上場来最大の上昇率を記録した。人工知能(AI)を巡る追い風で予想外に強気な見通しを示したことが好感された。レネ・ハース最高経営責任者(CEO)はAIが並外れた好機を生んでいるとし、ブームはまだ初期段階だと述べた。 ハースCEOはブルームバーグテレビジョンのインタビューで「新技術が社会に普及する『ハイプサイクル』にAIはどう見てもまだ入っていない」と発言。「AIは一生で最も大きな好機だろう。そしてまだ始まったばかりだ」と語った。 アームは7日の発表文で、2024年1-3月(第4四半期)の売上高が8億5000万-9億ドル(約1260億-1330億円)になるとの見通しを示した。アナリストの予想平均は7億7800万ドルだった。一部項目を除く1株利益は約30セントと見込まれ、