韓国現代自動車がソフトバンクからロボットメーカーの米Boston Dynamicsを買収すると、韓国メディアのKED Global Newsが情報筋の話として12月9日に報じた。 KEDによると、買収総額は1兆ウォン弱(約960億円)で、取引は12月中に完了の見込みという。 現代自動車は過去1年間で自動車量技術とロボット工学分野を強化しており、2025年までにロボット工学に最大1.5兆ウォン投資すると発表している。 Boston Dynamicsは1992年創業のマサチューセッツ州ウォルサムに拠点を置く非公開企業。MIT(マサチューセッツ工科大学)のマーク・レイバート教授(当時)によるロボティクスと人工知能(AI)の研究がスピンアウトしたもの。2013年に米Googleに買収され、2017年にソフトバンクに買収された。犬型ロボット「Spot」と「Spotmini」は既に販売されている。 関
キヴァ・システムズと言う名前は聞いたことがなくても、アマゾンの配送センターを支えている技術と言えば、誰でも聞き耳を立てたくなるだろう。しかもキヴァ・システムズはただの技術ではなく、ロボット技術でアマゾンの競争力を背後からサポートする。ミック・マウンツは、そのロボット技術を考案した人物だ。 マウンツがキヴァ・システムズを創設したのは2003年。2012年にアマゾンは同社を7億7500万ドルで買収した。その技術にほれ込んでのことだ。 それでは、キヴァ・システムのロボットはいったい何をするのか。簡単に説明しよう。 これまで配送センターでは、作業員が忙しく倉庫内を歩き回るのが普通だった。商品はそれぞれの棚に整頓されているが、オンライン・ショッピングなどで客が注文する商品はまちまち。作業員は方々の棚に商品を取りに行くのが当たり前だった。複数の商品が注文されると、それらがまとまって並んでいることはまれ
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