繁殖期を過ぎてもさえずる鳥――脳細胞自然死の抑制に成功 2008年7月15日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Alexis Madrigal Image Credit: Tsu Wei Wang, courtesy the University of Washington 一部の鳥は、カゴの中で飼われているかどうかにかかわらず、本当に必要なときにしかさえずらない。その「とき」とは、繁殖期だ。繁殖期が終わると、さえずりをつかさどる神経細胞(ニューロン)は死滅し、鳥たちは歌わなくなる。 だがこのほど、ワシントン大学の研究チームが、鳥の脳細胞が自然死するプロセスをつかさどる酵素の働きを阻害することで、少なくとも一時的には鳥に歌を歌わせ続けられることを証明した。 細胞死のメカニズムはどの種でも同様のため、今回の研究は、アルツハイマー病などの神経変性疾患[中枢神経の中の