モノとクラウドがSIMでつながる――誰もがMVNOになれる可能性を秘めた「SORACOM Air」:MVNOに聞く(1/3 ページ) MNOとの相互接続をクラウド上で実現するIoTデバイス向けプラットフォーム「SORACOM Air」。このユニークなサービスを提供するソラコムの玉川憲氏に、その狙いと今後の目標を聞いた。 設備投資がかからず、手軽に始められるといわれるMVNOだが、交換機などを購入するには、やはりそれなりの元手が必要となる。特にMNOと相互接続を直接しようとすると、それなりの資金に加え、技術や経験も必要になる。ところが、ベンチャー企業のソラコムは、これらの設備を全て、AmazonのクラウドサービスであるAWS(Amazon Web Services)上に構築。それをプラットフォーム化し、ユーザーに開放した。 それが、「SORACOM Air」だ。同社のサービスを利用すると、S
久しぶりに話を聞いて鳥肌が立った、そんなプロダクトが今日、お目見えする。 IoT向けのモバイルデータ通信プラットフォームを提供するソラコムは9月30日、同社プラットフォーム上で提供されるSORACOM AirとSORACOM Beamのサービス開始を発表した。同社はMVNO(仮想移動体通信事業者)としてNTTドコモと契約(L2卸契約)し、同キャリアの基地局を利用したモバイル通信サービスを提供する。 SORACOM Airは従来のMVNO事業者が多額の投資で運用を開始してきたコアネットワーク(パケット交換、回線管理、帯域制御)とサポートシステム(顧客管理や課金)を独自に開発、Amazon Web Services (以下、AWS)のクラウド上に実装したのが特徴。 これによって、大幅な初期コストの軽減によるサービスインの実現と、このプラットフォーム自体を第三者に解放することで、各事業者による
「まだ超絶赤字」だけど「撤退します、以上」はありえない――エックスモバイル木野社長:MVNOに聞く(1/4 ページ) SIMカードとiPhoneやXperiaをセットで販売して、賛否両論を集めるMVNOサービス「もしもシークス」。このサービスを運営するエックスモバイルの木野社長を直撃し、話を聞いた。 エックスモバイルの運営する「もしもシークス」は、異例づくめのMVNOだ。代理店を使った販売モデルや、「iPhone」や「Xperia」の白ロムをセット販売で扱うという大胆な戦略で、話題を振りまいている。ISPやインターネット事業者が多いMVNOの中で、“専業”という立ち位置を貫いているのも、珍しいと言えるだろう。 それだけに“中身”がしっかり見えず、不安も出てくる。運営体制はどうなのか、回線や端末はどのように調達してきているのか――こうした疑問を感じるユーザーも少なくないはずだ。実際、もしもシ
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