世界で巻き起こっている「BLACK LIVES MATTER」のムーヴメントに関して、日本語ではまだ適切な訳が見つかっていない。黒人の命は大切だ、黒人の命も大切だ、黒人の命の問題だーー様々な訳があり、自分の感覚に際した訳をそれぞれが適用しているのが現状(2020年6月9日段階)。それは日本語で定義できないからだという指摘もあるように、日本の特に地上波においてはBLMはどこか遠い他人事のような報じられ方をしているように感じる。一方、6月6日には東京、6月7日には大阪でBLMのデモも行われるなど、当事者はもちろんのこと、人種が違っていても自分のことのようにこの問題を捉え、心を痛め、アクションを起こす人々もいる。 その差はどこから生まれるのだろう。自分が知らないことに感情を抱くのは難しい。もしなにかの問題に声をあげることや人を他人事のように感じたり、うるさいと嫌悪感を抱く傾向があるのならば、まず