「親なるもの 断崖」は、1992年に日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した曽根の代表作。昭和2年、北海道室蘭の幕西遊郭に、11歳から16歳までの4人の少女たちが売られたところから物語は始まる。当時の社会情勢を背景に、少女たちの壮絶な生き様が描かれている。 1991年に初版が発行されて以降、品切れが続いていた同作。戦後70年の節目である今年4月に電子書籍が発売されたところ、ダウンロード数が47万を越え話題に。多数の要望を受け、新装版が刊行される運びとなった。
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