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書評に関するshino-katsuragiのブックマーク (406)

  • 女性の声を奪う力と、それに抗う力『舌を抜かれる女たち』

    表紙はピカソ、「ピロメラを犯すテレウス」だ。テレウスは、義理の妹のピロメラを人気のない場所へ連れ込み、レイプする。終わった後、ピロメラは、テレウスに告げる。 「もう恥じてなどいない、私はこのことを広言する。機会があれば、人前で誰にでも言うつもりです。天もそれを聞くでしょう、もし天に神がおいでなら神も私の言うことを聞かれるでしょう」 告発を恐れたテレウスは、ピロメラの舌を切り、置き去りにする。オウィディウスの『変身物語』の一幕だ[wikipedia:ピロメーラー]。このように、女を黙らせ、女の言葉を軽んじ、権力から遠ざけようとする動きは、古来からあったという。そのメカニズムを告発したのが、『舌を抜かれる女たち』になる。 著者はケンブリッジ大教授のメアリー・ビアード、元は講演録で、昨今の MeToo 運動を受けて大幅に加筆したもの。古代ギリシャ・ローマからの文芸や美術をひも解きながら、女性の声

    女性の声を奪う力と、それに抗う力『舌を抜かれる女たち』
  • おっぱいは誰のものか?『乳房論』

    問:おっぱいは誰のものか? 答:それを持つ人のもの 2行で終わるはずなのだが、『乳房論』を読むと、こんな単純なものではないようだ。この答えに至るまでに様々な紆余曲折があり、今でも続いていることが分かる。 書は、人類史を振り返り、西洋を中心とした乳房をめぐる欲望の歴史をたどっている。乳房に対する概念は一様ではなく、それを求める人や時代や文化によって尊ばれ・蔑まれ・弄ばれてきたという。 著者はマリリン・ヤーロム、スタンフォード大学のジェンダー研究所の上級研究員である。 彼女は、乳房に対する視線、すなわち乳房がどのように見せられ、見られてきたかという観点から振り返る。絵画や彫刻、映画やポスターに現れる、ビジュアルとしての乳房だけでなく、詩歌や論文、プロパガンダに現れるレトリックとしての乳房にも着目する。さらに、乳房がその時代や文化圏でどんな役割を果たしたかという機能面にまで掘り下げている。

    おっぱいは誰のものか?『乳房論』
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2019/11/27
    「女性は生まれつき与え、愛し、自己犠牲的で、依存的な生き物であるというルソー主義者の理想が、理想的な母親のあり方という新思想の基本を形成し、200年にわたってヨーロッパと米国を支配する思想となった。」
  • 男の子はいかにして「男らしさの檻」に閉じ込められるのか(北村 紗衣) @gendai_biz

    レッド・ツェッペリンと「男らしさ」の問題 若かった頃、 一人前の男になるってのはどういうことか(what it was to be a man) 教えてもらった。今、その年になって できるかぎりその手のことを ちゃんとやろうとはしてるんだ。どんだけ頑張っても 行き止まりに突っ込むだけなんだけどな これは1969年にレッド・ツェッペリンが出した楽曲「グッド・タイムズ・バッド・タイムズ」冒頭の歌詞の日語訳(拙訳)だ。ジミー・ペイジのギラつくギターにあわせてロバート・プラントが歌うこの詩は、「男らしさ」の矛盾をとてもシンプルに表している。 つまり、男の子(boy)は実は小さい時に「一人前の男」(man)というのはどういうものかに関する固定観念をたたき込まれて育つが、実際のところ、そんな概念を体現できる立派な大人の男にはなれっこない、ということだ。この歌詞は「男らしさ」の理想と現実を簡潔に歌い上

    男の子はいかにして「男らしさの檻」に閉じ込められるのか(北村 紗衣) @gendai_biz
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2019/08/10
    男の子を育てないですんでよかったんだよな、たぶん。いわゆる社会の規範との間でメンタルやられてたと思う。
  • 予想どおりに不合理 - akon2.00βのよっぱらいの戯言

    ファスト&スローが面白かったので、前作も読んでみた。 解説がよくまとまっているので、解説を読んでから編を読むと理解が進むかも。多くの書籍を解説から読むのが好きです。 経済学は、「合理的である」ことを前提にし、たとえ不合理な選択をしたとしても、「市場原理の力」が働いて、合理的な選択に押し戻してくれるとしている。 意思決定のバイアス 1.代表性 意思決定は、論理的な思考の結果や確率計算に基づくもではなく、代表的なものに依存してしまう。 2.想起性 意思決定する際には、想起情報を与えられると、その情報に依存してしまう。 3.アンカリング 最初に無関係な情報を与えられると、意思決定がその情報に依存されてしまう。 4.相対性 絶対的なものから満足度を感じるのではなく、相対的なものから満足を感じることが多い。 1章 相対性の真相 人は「相対的」にしか物事を判断できない。 2章 需要と供給の誤謬 アン

    予想どおりに不合理 - akon2.00βのよっぱらいの戯言
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2018/11/12
    おもしろいかもしんない。「無料のランチ」って、There Ain't No Such Thing As A Free Lunch"かしら。ワシは後期になって、この考え方を否定するハインラインが好き。
  • 働き方の損益分岐点「これだけ働いて、なぜこの給料?」が理解できます。 - music.jpニュース

    時宜を得た著作です。働き方改革と称しながら、過労死を正面から捉えることなく、またより過剰な労働を課しかねない改革(改悪)がすすめられそうな今、このの重要性は増しています。このに著者が込めたモチーフは1つ……、 「資主義のなかで幸せに暮らすために、どう働けばいいか?」 この問いに答えようとした著者が手にした武器は2冊の、『資論』と『金持ち父さん 貧乏父さん』でした。一見相反するように思える両者ですが私たちが生きている社会構造(資主義社会)を知らなければ、その社会の中で"少しでもより良く生きるすべ"を見つけることはできません。 この2つの強力な武器を元に、私たちの社会を分析し、働き方(労働)を見直し、新たな働き方を提唱したのがこのです。働き方とは生活のスタイルそのものですから、生き方の再検討でもあります。 より良く生きるための方程式があります。「自己内利益の方程式」と著者が呼ぶも

    働き方の損益分岐点「これだけ働いて、なぜこの給料?」が理解できます。 - music.jpニュース
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2018/05/18
    バブルの頃、(出世も処遇もそれほど上がることを望めない職掌を選んだから)"Pay for Performance"という考えがあるならば、"Performance for Pay"という考え方も間違っていないのでは?と面接で発言してイヤな顔をされた。
  • 『「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす』書評 現代に合った家事のルールとは|好書好日

    「手づくりの卓」「片付いた部屋」…。「きちんと家事」への憧れと呪縛が日人を苦しめる−。多くの聞き取りや国際比較を参照しながら、気楽な家事とのつきあい方を提案する。【「… 「家事のしすぎ」が日を滅ぼす [著]佐光紀子 日の男性が家事を分担する割合は世界平均の半分以下である、との耳の痛い指摘が冒頭にある。戦後の高度経済成長を支えた専業主婦願望もいまだに根深く、女性は家事をきちんとこなさなければならない、というプレッシャーが日社会には広く深く浸透している、と著者は見る。 穏やかならざる書名だが、要は家事は人が生活していく手段であり、それを過度に目的化することの弊害を様々な事例の考察によって説いているである。中でも日の部屋が片付かないのは和洋折衷のライフスタイルにあるという指摘には目を見開かされた。 タオルの畳み方や皿洗いの仕方の違いなどから夫婦の諍(いさか)いにもなるが、互いにゆだ

    『「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす』書評 現代に合った家事のルールとは|好書好日
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2018/01/23
    気を楽にするために。
  • コラム別に読む : 「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす [著]佐光紀子 - 栗下直也 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2017/12/19
    自分の手で子育てする、とか、丁寧な暮らし、とかが、自分の存在意義に強く結びついてしまうとツライよな…
  • 8月9日は「システィーナ礼拝堂が開場した日」 『チェーザレ 破壊の創造者』を読もう! 【きょうのマンガ】

    8月9日は「システィーナ礼拝堂が開場した日」 『チェーザレ 破壊の創造者』を読もう! 【きょうのマンガ】 きょうのマンガチェーザレ 破壊の創造者モーニング原基晶惣領冬実 2017/08/09 365日、毎日が何かの「記念日」。そんな「きょう」に関係するマンガを紹介するのが「きょうのマンガ」です。 8月9日はシスティーナ礼拝堂が開場した日。日読むべきマンガは……。 『チェーザレ 破壊の創造者』 第2巻 惣領冬実(著) 原基晶(監修) 講談社 ¥752+税 システィーナ礼拝堂はバチカン市国にある礼拝堂である。 ローマ・カトリックの教皇を選出するコンクラーベが開催される場所として有名で、2013年に現在のフランシスコ教皇が選ばれた際にも脚光を浴びた。 システィーナ礼拝堂の所在地はサン・ピエトロ大聖堂の北隣に位置しており、1473年から1481年にかけて、ジョヴァンニ・デ・ドリッチの指揮のもと建

    8月9日は「システィーナ礼拝堂が開場した日」 『チェーザレ 破壊の創造者』を読もう! 【きょうのマンガ】
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2017/08/14
    この作品に出てくるチェーザレは、けっこう好きなのだ。
  • 8月2日は「ハーブの日」 『魔女の媚薬』を読もう! 【きょうのマンガ】

    365日、毎日が何かの「記念日」。そんな「きょう」に関係するマンガを紹介するのが「きょうのマンガ」です。 8月2日はハーブの日。日読むべきマンガは……。 『魔女の媚薬』 第1巻 大海とむ 小学館 ¥400+税 日8月2日は「ハーブの日」。 「ハ(8)ーブ(2)」の語呂合わせからつけられている。 ハーブとは、様々な用途で使われる有用植物のこと。 タイム、ローズマリー、オレガノ、ミント……ハーブを使った料理やお茶は、身体に優しく心もいやしてくれると、特に女性には人気が高い。 しかし、ハーブの効能は用だけにとどまらない。 たとえばイギリスでは、ハーブ医学協会などの認定を受けた「ハーバリスト」が、病気治療のためにハーブを処方し、薬としても使用されている。(ただし日での治療行為は医師だけに限られている) また古来よりヨーロッパでは、魔法使いや魔女が使う魔術用のアイテムとしても利用されてきた。

    8月2日は「ハーブの日」 『魔女の媚薬』を読もう! 【きょうのマンガ】
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2017/08/04
    母娘の物語としても魅力的だと思うんだ。
  • 【日本ファンタジーの金字塔】58年前の「コロボックル」がジブリみたいで驚いた! - music.jpニュース

    子供のころに読んだの中で、最も印象に残っている1冊と言ってもいいのが、コロボックルシリーズ「だれも知らない小さな国」。といっても、40年以上も昔なので、覚えているのはコロボックルという名前だけで、内容は全く思い出せないのですが……。 著者である佐藤さとるさんが、今年の2月に永眠されたと知り、今、読み返したらどう感じるのだろうと、再びこのを手にしてみました。 コロボックルはアイヌ語で「ふきの葉の下の人」という意味で、アイヌ伝説に出てくる5センチ前後の小人のこと。そのコロボックルに主人公であるぼくが初めて会ったのは、小学3年生のときでした。魔物がすむという噂から鬼門山と呼ばれ、誰も寄り付かなくなった美しい小山に1人で遊びに行くようになったのです。 ある日ぼくは、女の子が失くした赤い運動の中で、コロボックルが手を振るのを見かけます。ところが大人になるにつれ日々に忙殺され、小山にも行かなくな

    【日本ファンタジーの金字塔】58年前の「コロボックル」がジブリみたいで驚いた! - music.jpニュース
  • 【レジェンド作レビュー】週マが誇るメルヘン読み切りの大ヒット作! 川崎苑子『土曜日の絵本』“はなびし草(号泣)回”を朗読してみた。 | 集英社コミックシンク

    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2017/07/28
    なつかし。好きだったなぁ。
  • 欲が生みだす怪異を、知恵で照らして解体する 『応天の門』 | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス

    『応天の門』 1 https://ebookstore.sony.jp/item/BT000028944900100101 推しがいると詳しくなるの法則 オタクはごく一部の歴史にだけは妙に詳しかったりする。大抵は、どこかで推しを見つけるためだ。幕末や平安、戦国時代の一部あたりが多いと思う。具体的には新撰組(主に土方歳三か沖田総司)、安倍晴明、伊達政宗のどれかには、誰しも引っかかってるんじゃないかなあ。『応天の門』を読むと、それに在原業平と菅原道真も追加されるような気がする。 歴史ミステリーの新格 ときは平安、魑魅魍魎が都を跋扈し、貴族は血みどろの権力争いに夢中な時代。漢書が最先端の学問で、倭歌がイケてる知的娯楽、説法や加持祈祷はライブやフェスとかにあたる存在だった、そんな時代のクライムサスペンス(犯罪モノ)が、作『応天の門』。平安京で起きる非日常的な事件。その裏にあるのは人間の欲望だっ

    欲が生みだす怪異を、知恵で照らして解体する 『応天の門』 | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス
  • 『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』(西原理恵子)は、娘の幸せを願う全ての親に伝えたい

    これは重要な一冊。これを娘に伝えられるかどうかが、娘の幸せを左右することだから。年頃の娘を持つ全ての親に渡したい。 中身はいつものサイバラ節と、ちと違う。「母」という立場から反抗期の娘に宛てた手紙のような、それまでの半生を振り返って「いろいろあった」とつぶやくようなエッセイなり。さらりと書いてあるくせに、幸せの勘所というか、不幸を避ける考え方のようなものがきっちりとまとめられている。 過去作を読んできた方には、目新しいものはないかもしれぬ。だがこれは、西原理恵子が伝えてきた「金の話」「男との関係」「幸せへの近づき方」の、いわばエッセンスを凝縮したものになる。一番重要なところを引用する。 大事なのは、自分の幸せを人任せにしないこと。そのためには、ちゃんと自分で稼げるようになること。 そのために、最低限の学歴は確保する。できれば、資格もとって、スキルアップしておく。結婚するときは、夫に内緒の貯

    『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』(西原理恵子)は、娘の幸せを願う全ての親に伝えたい
  • いま70〜80年代の少女マンガが密かなブームに!? 代表作家のひとり、萩尾望都について専門家に聞いてみた | ガジェット通信 GetNews

    いま70〜80年代の少女マンガが密かなブームに!? 代表作家のひとり、萩尾望都について専門家に聞いてみた 今、70〜80年代の少女マンガが密かなブームになっているのをご存知ですか? 近年、この時代の少女マンガ家の特集が相次いで発行されたり、展示が行われたりして、当時の読者はもちろん、若い世代の読者も増えてきているんです。 特に、最近立東舎より発行された書籍『少女マンガの宇宙 SF&ファンタジー1970-80年代』というは大注目! 当時のSFとファンタジーマンガに注目して、たくさんのイラストとともに紹介したです。 こののカバーイラストは、当時はもちろん現在も精力的に作品を発表し続けている萩尾望都さん。『11人いる!』『ポーの一族』『トーマの心臓』などでおなじみの、日を代表するマンガ家です。『少女マンガの宇宙』には、彼女の短編「ユニコーンの夢」が掲載されていることも話題になっています

    いま70〜80年代の少女マンガが密かなブームに!? 代表作家のひとり、萩尾望都について専門家に聞いてみた | ガジェット通信 GetNews
  • 『ソマリと森の神様』 第3巻 暮石ヤコ 【日刊マンガガイド】

    日々発売される膨大なマンガのなかから、「このマンガがすごい!WEB」が厳選したマンガ作品の新刊レビュー! 今回紹介するのは、『ソマリと森の神様』 『ソマリと森の神様』 第3巻 暮石ヤコ 徳間書店 ¥580+税 (2017年3月18日発売) 人間の少女ソマリは、森を守るため徘徊していたゴーレムのことを「おとうさん」と呼んだ。 ゴーレムはソマリを連れて、人間を探す旅に出る。 人間と人外が共存できなかった世界のハイファンタジー。 2人の旅をロードムービー的に描いているのだが、なんせ描かれている世界の事情はあまりにも厄介だ。 現在マジョリティなのは、人外側。人間はほぼいない。 もともと、人間と人外が出会ったばかりの時は、友好関係を築こうとしていた。 ところがいつの間にか差別が起きて決裂。戦が起きたものの、人外の力にかなうわけもなく、人間はどんどん殺されていった。 今では“ヒト狩り”が行われる。ペッ

    『ソマリと森の神様』 第3巻 暮石ヤコ 【日刊マンガガイド】
  • 『女王の花』第15巻 和泉かねよし【日刊マンガガイド】

    日々発売される膨大なマンガのなかから、「このマンガがすごい!WEB」が厳選したマンガ作品の新刊レビュー! 今回紹介するのは、『女王の花』第15巻 『女王の花』 第15巻 和泉かねよし 小学館 ¥429+税 (2017年3月24日発売) 「“千年の花”どうか あのこ と ずっといっしょに いられますように」 第60回「小学館漫画賞」少女向け部門を受賞した大河ロマンが、ついにフィナーレを迎えた。 亜国の姫として生まれた少女・亜姫は、妾の土妃により、母親を毒殺され、黄国に人質として送られる。その後、金髪碧眼の奴隷・薄星とともに、亜国に再び戻るべく、戦力を整えていく亜姫。そして、その目的はようやく果たされようとしていた。 最終話は、大ボリュームの80ページ。ネタバレになるので多くは語れないが、フィナーレの解釈は、読者にゆだねられているように感じる。 亜姫の女王としての願い、ひとりの少女としての願い

    『女王の花』第15巻 和泉かねよし【日刊マンガガイド】
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2017/04/24
    途中から、土妃いいじゃん、と思うように。しぶといおばちゃんは好きだわ。
  • コミック・ブレーク (広告特集) : レイリ [原作]岩明均  [漫画]室井大資 - 朝日新聞社メディアビジネス局 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

  • 玄田有史編『人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    そのものズバリ、聞きたいことをそのままタイトルにしたです。曰く:人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか? https://www.keio-up.co.jp/np/isbn/9784766424072/ “最大の謎”の解明に挑む! 働き手にとって最重要な関心事である所得アップが実現しないのは、なぜ? 22名の気鋭が、現代日の労働市場の構造を、驚きと納得の視点から明らかに。 ▼企業業績は回復し人手不足の状態なのに賃金が思ったほど上がらないのはなぜか? この問題に対して22名の気鋭の労働経済学者、エコノミストらが一堂に会し、多方面から議論する読み応え十分な経済学アンソロジー。 ▼各章は論点を「労働需給」「行動」「制度」「規制」「正規雇用」「能力開発」「年齢」の七つの切り口のどれか(複数もあり)を中心に展開。読者はこの章が何を中心に論議しているのかが一目瞭然に理解できる、わかりやすい構成とな

    玄田有史編『人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • 『ウムヴェルト 五十嵐大介作品集』 五十嵐大介 【日刊マンガガイド】

    日々発売される膨大なマンガのなかから、「このマンガがすごい!WEB」が厳選したマンガ作品の新刊レビュー! 今回紹介するのは、『ウムヴェルト 五十嵐大介作品集』 『ウムヴェルト 五十嵐大介作品集』 五十嵐大介 講談社 ¥600+税 (2017年3月23日発売) 『魔女』『海獣の子供』の五十嵐大介の短編集。 リサイクル業者が出会う老女の舞とガルーダ神話。 動物は、身体が大きくなるほど脈拍が遅くなるという。 一生のあいだの心拍数が決まっているという俗説があるように、脈拍が遅い動物ほど長生きするといわれている。 小鳥やネズミなどの小動物の一生は、クジラやゾウの一生と比べたらごく短期間に終わってしまう。 客観的な時間を尺度に考えると小動物は早死にするということになるが、しかし人間の時間感覚で考えてみたらどうだろうか。 よく、歳をとると月日がたつのを早く感じるという。 6歳児にとっての1年はじつに一生

    『ウムヴェルト 五十嵐大介作品集』 五十嵐大介 【日刊マンガガイド】
  • 書評・最新書評 : 「ジュニア」と「官能」の巨匠 富島健夫伝 [著]荒川佳洋/コバルト文庫で辿る少女小説変遷史 [著]嵯峨景子 - 末國善己(文芸評論家) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■戦後の流行(ブーム)から見える出版事情 ジュニア小説と官能小説の世界で活躍した富島健夫だが、いまや忘れ去られた感がある。荒川佳洋の評伝『「ジュニア」と「官能」の巨匠 富島健夫伝』は、富島作品と同時代評を丹念に読むことで、文壇が黙殺したベストセラー作家の生涯をたどり、残された作品に新たな光を当てている。 富島は、ジュニア小説に性描写を持ち込みバッシングを受けた。だが性描写は従来の奇麗事だけの少女小説への批判で、純文学出身の富島にとって、性の悩みを持つこともある若者をリアルに描くためには必要だったとの指摘は興味深い。 外地からの引揚者(ひきあげしゃ)で、依頼があればジャンルを問わず書いた富島の人生は、同じような経験を持つ宇能鴻一郎や梶山季之と重なる。その意味で書は、戦後の流行作家の背景を考える上でも示唆に富んでいる。 嵯峨景子の労作『コバルト文庫で辿(たど)る少女小説変遷史』は、老舗のコバ

    書評・最新書評 : 「ジュニア」と「官能」の巨匠 富島健夫伝 [著]荒川佳洋/コバルト文庫で辿る少女小説変遷史 [著]嵯峨景子 - 末國善己(文芸評論家) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2017/04/11
    かろうじて、コバルト文庫に富島健夫がラインナップされていた時代を覚えている年代だけども。そんな時代もあったね、と。